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今月のワンポイントアドバイス


節電について
長く、暑い夏もそろそろ終わり、水不足も深刻にならずにすみましたが、皆様先月の水節約は実践していただけましたか。水不足に限らず、節水に心がけることは大切です。これからも節水をよろしく。
今月は引き続き「節水」変じて「節電」についても・・とにかく引き続き環境大事に特集です。

■☆■ 電気資源と節電 ■☆■
発電について
電気が届くまで
節電・・第一歩 待機電力
待機電力をまず節約
とにかく節電ノウハウ連射編
目指せエコライフ

発電について

 発電の方法には、火力、原子力、水力など、さまざまな方法があります。
 日本は、エネルギーのほとんどを海外に頼る「小資源国」です。限りある資源を有効に利用し、そして地球環境への影響を最小におさえるためにも、それぞれの発電方法の特徴を活かし、つねに最良の組み合わせで発電することが大切です。

  • 水 力 : ダムが中心で揚水式・調整池式・流れ込み式・貯水池式など
  • 火 力 : 火力発電所で石油・石炭・天然ガス等の燃料を燃焼して発電
  • 原子力 : 原子力の熱エネルギーを利用した発電、安全性に疑問も
  • 風力その他 : 風力・波力・太陽光・廃棄物・地熱・潮汐・バイオマス・など
 電力は、化石エネルギーの枯渇、や地球環境問題、原子力の安全性など多くの社会的な問題を含んでいます。節電は省エネルギーや地球環境の保全など次世代の地球に与える影響も大きくなっています。

●エネルギーはあとどれくらいもつの???
  • 石  油 : 43年で枯渇?
  • 天然ガス: 62年で枯渇?
  • ウラン  : 72年で枯渇?
  • 石  炭 : 231年で枯渇?

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 電気が届くまで
発電所から家庭まで
 みんなの家のコンセントまできている電気は、家から遠くはなれた発電所でつくられます。電気をむだなく送るために、発電所からは27万5千ボルト(V)から50万ボルト(V)という高い電圧で、送電線を通して送り出されます。途中でいくつかの変電所を通るたびに、だんだん電圧が下げられ、最後には家庭などで安全に使える200 または100 ボルト(V)まで下げられてみんなの家にとどけられます。
 最後の電気の道が、配電線です。家の近くにある電柱をみてみましょう。大きなポリバケツのようなものが、柱上変圧器(ちゅうじょうへんあつき)です。ここで、電気を家庭で安全に使える200 または100 ボルト(V)に電圧が下げられ、引き込み線を通って家のなかに入ります。
節電・・第一歩 待機電力

待機電力って何でしょう?

一見電源OFFに見えるが実は裏で流れている電気のことです。

家の中を見ると多くの家電品が該当しております。時計表示のある物、ビデオ、洗濯機、電子炊飯器、ステレオコンポ。それからACアダプタでつながっているものはACアダプタが触ってみて暖かいはず、全部NGです。
リストアップしてみると

台 所 電子炊飯器、電子レンジ、冷蔵庫
ダイニング テレビ、ステレオコンポ、エアコン、ビデオ、BSデコーダ、リモコン照明、コードレス電話
寝室・子供部屋 エアコン、テレビ、ビデオ
寝 室 携帯充電器、PHS充電器、プリンタ、FAX電話、ターミナルアダプタ・パソコン
洗濯機他 洗濯機、防犯灯、シャワートイレ、風呂釜

 電力は取扱説明書によればそれぞれ5Wと1Wとかわずかに思えますが、エアコンの待機電力などは1日72Wh=3Wと大きいです。その他、意外に大きいのが、古めの、テレビ・ビデオなど。
 上記を家庭でフルに使っているとすると、1時間当たりの待機電力量は104.5Whになります。
1日24時間では104.5×24=2508Wh。1ヶ月では、2508×30=75,240Wh となります。

 電気料金はいろいろな換算がありますが、家庭用の電気料金単価:1kWhあたり25円程度と仮定すると、75,240Whは75.24kWhですので、かけることの25円/kWhは、75.24×25=1,881円!
年間にすると、1,881×12=22,572円。電気代を大体10,000円/月とすると、その中の約20%が待機電流に使っていることになります。(あくまで試算です)・・・恐ろしい金額になっているのです。

二酸化炭素に換算すると?1kW当たり0.081kgですから、月間待機電力(75.24kWh)を掛け合わせると、0.081×75.24=6.09kgの二酸化炭素がセーブできることになります。

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待機電力をまず節約

待機電力は何の為、ちょっと便利の為だけでないでしょうか。ちょっと不便を我慢すると大きなメリットが待っているのです。

ビデオデッキ : リモコンからの指示を待っている状態でも、電気が消費されています。ビデオデッキの場合は主電源スイッチが入ったままだと、使用しているときの約70%の電気を消費しています(ちなみに、タイマー予約時は、約5Wの消費電力)。ビデオデッキの平均使用時間は1日約1時間です。残りの23時間は待機のための時間なので、主電源スイッチを切るようにしましょう。 

テレビ : テレビは次の指示を待っている状態なので、待機電力を消費しています。見ないときは、プラグをコンセントから抜きましょう。プラグを抜いたテレビは、消費電力ゼロです。

携帯電話などの充電器 : 充電が完了しても、そのままにしておくと約1Wの電力を消費しています。また、充電が完了して、充電器をそのままコンセントに接続しておくと、同様に約1Wの電力を消費しています。充電が終わったら、コンセントを抜きましょう。

リモコン機器 : リモコン接続でスタートする・ステレオ・ラジカセ・扇風機・蛍光灯・なども使わない時はこまめにコンセントを抜きましょう。

便座・電気ポット・炊飯器 : 便座のふたをしめる、電気ポットで沸かした、お湯を魔法瓶へ、炊飯器は保温を長時間しないなど、これらの加熱機器の使い方は大きな省電力を期待できますよ。

●コンセントではなく手元スイッチつきコンセントで簡単に電気を切れる仕組みを考えましょう。
●待機電力の少ない機器を使用しましょう。最近の家電カタログには待機電力削減がセールスポイントになっているものが多いようです

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 とにかく節電ノウハウ連射編

照明 : 照明で節電する考え方としては、
(1)まめにON/OFFする
(2)必要以上に明るくしない
(3)節電型の照明器具を用いる
(4)器具や電球・蛍光灯を掃除する
の4つがあるかと思います。

●省エネタイプの電球の電球があります利用してください。
●省エネタイプの蛍光灯を使う。
●インバーター式蛍光灯約20%の省エネ。

冷蔵庫 : 冷蔵庫での考え方としては、
(1)ものを詰め込みすぎない(t冷機を効率よく循環)
(2)設定温度を調節する(季節ごと、外気温により内部温度を変更)
(3)開閉回数を減らす
(4)壁にくっつけすぎない(通気性を良くするため)
の4つがあると思います。

電子レンジ : 電子レンジは主として温め直しと冷凍品の解凍に使っていますが、冷蔵庫や冷凍庫から出したばかりのものを電子レンジにかけるより、しばらく室温に置いてからかけた方が、同じ程度まで温める/解凍するのに要する時間が短かく、節電できます。

洗濯機・乾燥機 : 洗濯機は入れすぎると汚れの落ちが悪いだけでなく電気が無駄、 少なすぎても電気と水の無駄になります。洗濯機容量の80%ぐらいで洗濯するのが節電できます。 まとめて洗ったら、しっかり脱水、まとめて乾燥。その前に、衣類乾燥機のフィルターは、その都度お掃除がベストです。

掃除機 : 掃除機を使うとき 掃除の前にフィルターのホコリ落とし。じゅうたんは「強」、畳・フローリングは「中」。前もって、部屋をお片づけ稼働時間を短縮、同時に一番電気を消費するオン・オフを減らせます。同然コンセントの位置や延長コードの利用もアイデアです。

エアコン : エアフィルターの掃除はこまめに。設定温度は、「すぎ」ないように。カーテンなどで熱の出入りをカット。オフシーズンは、プラグをコンセントから抜いて。

換気扇 : 換気扇の内部に油かすやほこりがたまると機能が低下します。 フィルター付き換気扇の場合、風量は3ヶ月で約10〜25%低下します。まめに掃除しましょう。
暖房機器 : 暖房機器はこたつ・ホットカーペット・電気毛布など消費電力も高く、なりがちです。掛けぶとんと毛布を併用し、床にもマットを敷くと、掛けぶとんだけでコタツを使う場合に比べ、約15%も消費電力量が少なくなります。ホットカーペットもカバーをかけたり下に敷物をしたり、他の暖房機器と兼用したりしましょう。電気毛布は、懐かしい湯たんぽに切替、布団で温かさを。

目指せエコライフ

便利さに慣れてしまっている私たちですが、わずか10年、20年前は家電製品の機能は現在とは比べ物にならないくらい貧弱でした、質・量とも大きく変わっています。しかし、よくよく考えてみると、果たしてここまでの便利さ、イージーさは必要なのでしょうか。電気のありがたさも感じながら、昔の知恵を再度認識する必要があると思います。

●あくまで一例ですが
湯たんぽ 電気毛布に頼らず意外と暖かです
便座カバー 真冬はともかく、春、秋はこれで十分
魔法瓶 電子ポットは、電気がないと保温できません
おひつ 意外と、こまめに炊いて、おひつで食べきる美味しさも
追申 : しかしながら、昨今の電気機器へのメーカーの取り組みも大きく変わりつつあります。省電力タイプの電気機器を利用する節電メリットもありますので、データを良く検討して切り替えていくことも必要です。

 
石油・天然ガス資源は大切です。常に節電に心がけましょう。

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