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Windows10が7月末に正式リリースされ、さらに最初のメジャーアップデートが半月ほど前に公開されました。Windows7及び8/8.1の利用者は向こう1年間に限り無料でダウンロートが可能です。最後のWindowsとも言われるWindows10とは一体どんなOSなのでしょうか? 今回はWindows10の特徴や導入方法について取り上げました。 Windows10ロゴ


Windows10
【1】ウィンドウズ10とその特徴
【2】ウィンドウズ10の新機能
【3】Windows10の導入とその活用法


【1】ウィンドウズ10とその特徴

 最後のWindowsとも言われるWindows10ですが、それでは、Windows10は一体どんなOSなのでしょうか?
 本節ではWindows10の特徴について取り上げました。
Windows10がついに正式リリース!

 Windows10が7月29日に正式リリースされ、Windows7及び8/8.1のパソコン利用者は向こう1年間に限り無料でダウンロートが可能になりました。さらに、Windows10の正式版も9月4日より発売されました。また、Windows10の最初のメジャーアップデートが半月ほど前の11月13日に公開されました。

 ウィンドウズの最新バージョンWindows10が2015年7月29日にリリースされましたが、その注目されるところの一つは、Windows10がリリースされて1年間は、Windows7及びWindows8/8.1のライセンスを持っている人が無償でWindows10にアップグレードできることでしょう。Windows10をインストール済みのパソコンも続々と登場しているため、これからWindows10を利用してみようと考えている人も多いのではないかと思います。
Windows10の特徴
よりパソコン的なOSとなったWindows10

Windows10のマシン Windows10はWindwos8と比べて、パソコン用OS(基本ソフト)としてキーボードやマウス操作にも配慮されています。もちろんそれに合わせて新しい機能が追加されたり、変更もなされています。その意味で、Windows10はよりパソコン的なOSとなったと言ってよいでしょう。

 Windows10は、仮想デスクトップなどの新機能を搭載するだけでなく、従来から馴染みのあるスタートメニューが復活するなど、より便利に使いやすくなっています。また、Windows10は、タッチパネル操作に大きく舵を切ったWindows8と比べ、キーボードやマウス操作に配慮されたOSとなっています。そのため、基本機能にも変更があり、さらに追加された新しい機能もあります。
Windows7とWindows8.1のいいとこ取りしたOS


Windows7とWindows8.1のいいとこ取り
 Windows10では、Windowsの使い慣れた機能が更に快適になりました。タブレットやノートPC、デスクトップPCなど機器の違いを意識することなく、全ての機器を一人ひとりに合わせて自然に使いこなせる、Windows10はそんなOSです。
  • 使い慣れた操作感のまま更に快適に
  • どんなデバイスでもOK
  • やりたいことを素早く、かつ効率よく

Windows7からもWindows8.1からも移行しやすいOS
 Windows10はWindows7からもWindows8.1からもよいところを吸収し、使い勝手を向上させています。そのため、基本的な部分の操作性は殆ど変わらないOSが実現したということです。たとえばWindows10におけるショートカットキーですが、Windows10で新たに実装された機能に対する追加はあるものの、その多くはこれまでのOSでも用意されていたものとなっており、ショートカットキーはほぼほぼWindows7及び8.1と変わりません。つまり、Windows10への移行に当たり、新しく操作方法を覚えたりする必要はないということになります。要するに、これまでのOSと変わることなく導入することができるのです。また、そんなWindows10の動作要件はどのようになっているのか、当然ながら気になるところですが、パソコン本体のスペック面に対する要求はWindows7及び8.1の頃とさほど変わりはありません。もっとも、主にセキュリティ機能をフルに使用するためには追加デバイスが必要となる場合はあるので、動作要件の確認はしておいた方がよいと思います。

Office(モバイル版アプリ)が無料で使い放題に!?
 Windows10の正式リリースと共にユーザーを驚かせた発表は、Office Mobile (Word、Excel、PowerPoint) の無料配信を開始したことです。これは、タッチ操作や小さな画面で使いやすいよう最適化したOfficeアプリであるため、デスクトップ版とは別物という扱いになります。マクロ機能など一部の機能は使用できませんが、文書の閲覧・編集はもちろんのこと、グラフやSmartArtも正しい見た目で表示可能です。WordとExcelは新規作成も可能で、PowerPointの編集や、プレゼン再生にも対応しています。また、サンプル文書やテンプレートからの作成も可能なので、余程のことがない限りはOffice Mobileで対応できてしまう充実の機能です。

Outlookが不要に!?〜便利すぎる「メール/カレンダー」の新機能〜
 Windows10から新しくなったメールアプリがより便利で快適に進化したと話題になっていますが、何が大きく変わったかというと、Microsoftアカウントを登録することでOutlookはもちろんのこと、GmailやiCloud、POP3、IMAPにも対応可能となったため、プロバイダーのメールも一括管理できるようになったとのことです。アカウントを登録すると自動的にGoogleカレンダーも連携されるため、メール画面からワンクリックでスケジュールの確認も行なえるようになりました。

最後のOS

 Windows7とWindows8.1のユーザーは、1年間に限り無償でアップグレードできます。また、一度アップグレードした機器は壊れるまで無料でサポートされます。マイクロソフトでは、今後新しいバージョンのOSを提供しない方針です。Windows10に必要なマシン・スペックはWindows7から基本的に変わっていません。確かに様々な機能が実装されてはいますが、それほど重くなっていないため、Windows7を快適に使えるパソコンであればそのまま利用可能です。


Windows10で何が変わるの?
 Windows10はあらゆるデバイスの共通のコアとして搭載され、アプリストアやアプリ開発環境も1つに統合されます。そのため、Windowsストアを経由して入手したアプリは同じアプリが動作するユニバーサルアプリになります。また、Windows10を搭載したデバイスには、デスクトップPCやノートPC、タブレット、スマートフォン、Xbox、Surface Hub、HoloLensが含まれます。Windows10を搭載したスマートフォンにBluetooth接続のキーボードとマウス、HDMIでディスプレイを接続すれば、デスクトップパソコンのように使うこともでき、使い慣れたキーボードとマウスを接続して大画面でOfficeソフトを快適に利用することも可能です。

Windows8.1の次がWindows10
〜Windows 10評価:なぜWindows9を飛ばして10を発表するのか?〜
 Windowsの1つ前のバージョンは8.1でした。9がない理由は正式に発表されていませんが、Windows95やWindows98と紛らわしいため、開発のバージョンが10番目だからなど色々な憶測があります。何れにしても、Windows8.1から大きく変化して、さらに使いやすくなったWindowsであることは間違いありません。

 昨年9月30日(米国時間)、MicrosoftはWindows8.1に代わる次世代OSを「Windows10」という名称で発表しました。しかも正式版をリリースされてから一年の間Windows7、Windows8/8.1からの無料アップグレードが提供するというのです。新OSの名前に対して多くの人が戸惑ったであろうことは、現行のOSがWindows8.1であるのに、次は9番であるのかということでしょう。なぜWindows9が欠番なのでしょうか?
 Windows10は不振が続くWindows8/8.1からの巻き返しを図るだけでなく、「Android・iOSに大きくリードを許し、モバイルOS市場で出遅れたMicrosoftが起死回生の大挽回を実現する」という目論見の下、Vistaと同様、失敗作と見られているWindows8から距離を置いて、9をスキップしてWindows10を発表したと考えることもできます。それは、「細々としたした改善ではなくて飛躍だ」というたMicrosoftの意思表示でもあるのかも知れません。

期間限定で無料アップグレード
 2015年7月29日から1年間に限り、Windows7及びWindows8/8.1のユーザーは無料でOSをアップグレードすることが可能です。
 Windowsには寿命があり、古いバージョンのものから使えなくなってゆきます。Windows7はXPから変更した駆け込みユーザーが多くいますが、これも既にバグ修正のみの延長サポート期間となっており、その寿命は余り長くありません。そのWindows7も現在はフルサポートではなく、バグ修正のみのサポート期間です。しかし、現在このタイミングでWindows10に切り替えておけば、その寿命もぐっと延びることになります。パソコンを余り使わず、長持ちさせる方なら、無料のうちに切り替えてしまうことで、かなりお得にWindowsを使い続けられるようになるのです。そのため、現在およそ15億台あるWindowsPCの多くは1年以内にWindows10へアップグレードされる可能性があります。今まで10億台を超えたプラットフォームバージョンは存在しませんが、Windows10が初の10億台超えを2018年の夏までに達成する可能性もあるのです(※ちなみに、Windows8のライセンス販売は2億本突破までに15カ月かかりました)。

最後のアップグレード
〜Windows10以降はWindowsをサービスとして提供〜
 このアップグレード方法は未来のWindowsを先取りしたものとなります。というのも、このような「買い替えが必要な更新」が必要なアップデートはこのWindows10が最後になると発表されているからです。今後はWindowsは段階的に進化を続け、アップデートを通じて最新のWindowsがを使い続けられるようになるということです。つまり、新しいWindowsが開発されたからパソコンやOSを買い替えるのではなく、Windowsマシンを使っていれば、今後は常に最新のWindowsが使えるようになるということです。すなわち、Windows10以降のOSは、次期メジャーバージョンの公開を待つことなく、Windows11や12に相当するアップデートを次々に提供されることになるわけです。そのため、今後はメジャーバージョンにこだわる必要がなくなり、従って「どのバージョンのWindowsを使っているか?」といったことは今後は意味がなくなります。

Windows10のエディション

 Windows10において提供されるエディションは、個人向けとしてWindows10 Home、ビジネス向けとしてWindows10 Pro、そして、スマホ/タブレット向けとしてWindows10 Mobileの3種類です。なお、これに企業向けと教育機関向けのエディションを含めると全部で7種類になります。


代表的なWindows10のエディション
  • Windows10 Home
     パソコンやタブレット、2-in-1などを対象としたデスクトップエディション。音声アシスタントのCortana(コルタナ)や新ブラウザ「Microsoft Edge」、顔認証のWindows HelloなどWindows10の新機能は全てフル装備されています。

  • Windows10 Pro
     Windows10 Homeにスモールビジネス向けの機能を加えたエディション。デバイス/アプリ管理、データ保護、クラウド技術の活用、リモート/モバイルの仕事環境をサポートする企業向けのエディションで、Windows Update for Businessの利用が可能です。

  • Windows 10 Mobile
     スマホや小型タブレット(8インチ未満)などタッチユーザーインターフェイスを備えたモバイルデバイス向けのエディション。Windows10 Homeにも含まれるユニバーサルWindowsアプリや、タッチ操作に最適化されたWindows10向けのOfficeが利用可能です。なお、Windows 10 Mobileが搭載されたスマホや小型タブレットを大きなディスプレイに接続すると、パソコンを操作するようにデスクトップ版インターフェイスに切り替わり、アプリを使用できます。

Windows10の企業向けボリュームライセンス
  • Windows10 Enterpris
     Windows10 Proをベースに、中規模〜大規模企業向けに設計したエディション。

  • Windows10 Mobile Enterprise
     スマホや小型タブレットに最適化されたビジネスユーザー向けのモバイルエディション。

  • Windows10 Education
     Windows10 Enterpriseをベースに、学校及び教育機関向けに設計されたエディション。

  • Windows10 IoT Core
     ATMやPOS、産業ロボットや小型デバイス向けのエディション。


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【2】ウィンドウズ10の新機能

 Windows10は従来のWindows10画面Windowsとどこが違うのでしょうか? 何が変わったのでしょうか?
 本節ではWindows10の新機能について解説しました。
ここが変わった!Windows10の新機能

 今までのWindowsからWindows10が一体どのような進化を遂げたのでしょうか? 
 Windows10の新機能には仮想デスクトップやアクションセンターなどがあります。Windows10は、タッチパネル操作に大きく舵を切ったWindows8と比べ、キーボードやマウス操作に配慮されたOSとなっています。そのため、基本機能にも変更があり、さらに追加された新しい機能もあります。


スタートメニューが使えるようになった〜Windows8風に変更されて復活〜
 まず取り上げるべきは、Windows8で廃止されたスタートメニューの復活でしょう。ただし、従来のスタートメニューを復活させたのではなく、Windows8のスタート画面の特徴であったライブタイルでの表示を組み合わせたものになっています。また、タブレットモードではこのスタートメニューが全画面表示となるのでWindows8のスタート画面に近い形で使えるようになっています。ただし、Windows8と異なり、スクロールの方向が横方向ではなく縦方向になっています。

 Windows8.1では全てのアプリから必要なアプリケーションを探す時などは、いったんスタート画面に切り替える必要がありました。Windows10ではWindows7以前のように、デスクトップ上にスタートメニューを展開できるようになりました。また、コンパクトに展開されるタイルメニューからアプリを起動したり、パソコンの終了メニューなどが選んだりできるようになりました。
 Windows8.1のスタートボタンをクリックすると、画面いっぱいにアプリのタイルメニューが表示されるスタート画面になります。右クリックすると、Windowsの機能を呼び出すショートカットメニューが表示されます。一方、Windows10では、スタートメニューを表示するとタイルメニューが利用でき、パソコンの終了メニューも選択できます。また、右クリックすると、Windows8.1と同様ショートカットメニューが表示されます。

仮想デスクトップを切り替えながら作業できる
 書類を作りたい時にはWordやExcelを使ったり、息抜きする時にはインターネットで動画を見たり音楽を聴いたりと、パソコンのデスクトップに起動するアプリは用途によって変わってきます。仕事タイムと息抜きタイムを上手に切り替えたい時には、新機能「仮想デスクトップ」が便利です。Windows10では、新しいデスクトップを追加して、それぞれにアプリのウィンドウを開くことができます。1つのパソコンの中に、恰も複数のデスクトップがあるように切り替えられることができるのです。デスクトップ1は作業用、デスクトップ2は休憩用と言った具合に使い分けてみるのもよいと思います。
 Windows8.1では、1つのデスクトップに様々なアプリのウィンドウを開いて作業します。一方、Windows10ではタスクバー左にあるタスクビューアイコンをクリックし、「新しいデスクトップ」をクリックすると、デスクトップが追加されます(※ショートカット:Windows+Ctrl+Dキー)。

タスクビューでアプリやデスクトップを切り替える
 Windows10では、現在使っているデスクトップの中でアプリを切り替えたい時や、或は仮想デスクトップを切り替えたい時にはタスクビューを表示します。アプリとデスクトップを一覧して切り替えられます。Windows 8.1と比べると、表示スペースが広く、操作しやすくなっているのが分かります。
 Windows8.1では、タスクビューにアプリの一覧を表示して選択できました(※ショートカットキー:Windows+Tabキー)。一方、Windows10では、タスクビューに起動中のウィンドウとデスクトップを一覧して切り替えられます。タスクバーのタスクビューアイコンをクリックするか、タッチパネル搭載機種の場合は画面左端からスワイプして表示します(※ショートカットキー:Windows+Tabキー)。

アクションセンターから素早く操作する
 Windows8.1で使っていたチャーム機能はなくなりました。Windows10では、アプリからの通知をチェックしたり設定画面を素早く呼び出したりしたい時にはアクションセンターを表示します。タブレットモードに切り替えたり、Wi-Fiのオン/オフを切り替えたりする操作も素早く行なうことができます。
 Windows8.1では、チャームを表示して機能や設定画面を呼び出していました。一方、Windows10では、通知領域のアイコンをクリックしてチャーム機能に代わるアクションセンターを呼び出せます。それには、タスクバーのアクションセンターボタンをクリックするか、タッチパネル搭載機種の場合は右端からスワイプします。

タブレットモードのオン/オフを切り替えられる
 Windows8.1では、デスクトップ画面かスタート画面のどちらかを選ばなければならず、スタート画面では常に全画面表示になって、Windowsストアアプリも常にタッチ操作を想定した画面やメニュー表示になっていました。それに対してWindows10では、タッチ操作がメインになるWindowsストアアプリを使う時には「タブレットモード」をオンにし、デスクトップアプリを使うときにはこれをオフにする、といったように切り替えられるようになりました。タブレットモードをオンにすると、タッチ操作しやすいように、スタート画面やWindowsストアアプリが全画面に表示されます。また、アプリの終了方法も下方向へのスワイプになります。タブレットモードをオフにすると、画面の左下にスタートメニューが表示される他、アプリもマウスやキーボード操作をメインに使えるようになります。オンとオフを使い分けましょう。
 Windows8.1では、タブレット操作に最適化したモードを切り替えるにはそのつどスタート画面に移動する必要がありました。一方、Windows 10では、アクションセンターからタブレットモードのオン/オフを切り替えられます。オンにするとスタート画面が全画面表示され、アプリが全画面表示になるなどタブレットで操作しやすい画面になります。

Windowsストア アプリをデスクトップから使えるようになった
 Windows8から搭載されたWindowsストア アプリは、これまで全画面で表示され、デスクトップ画面では使用できませんでした。Windows10ではこれをデスクトップからも使用することができ、複数のアプリを並べて使うこともできます。そればかりでなく、Windowsストア自体も大きな改良がなされ、従来のようにアプリだけではなく、音楽やビデオなどコンテンツと呼ばれるものを購入できる総合ショップとなりました。もちろんWindows8の時代にもゲームというコンテンツは購入できましたが、それもアプリの一部でしかありませんでした。しかし、そこに音楽とビデオが追加されたことで活用の幅が広がったわけです。購入したビデオは「映画&テレビ」アプリで再生できますし、音楽なら「Glooveミュージック」アプリ、そして、ゲームは「XBox」アプリで利用できます。嬉しいことに購入前に試すこともできるため、購入してから後悔することも少なくなると思います。
 Windows8.1では、スタート画面からアプリを起動して全画面で使っていました。一方、Windows10では、ストアアプリのウィンドウもデスクトップから使えます。  

画面を4分割してアプリを並べられる
 Windows8.1では、Windowsストアアプリを左右に2分割ないし3分割して並べることができました(※分割できる数は画面の解像度によって異なります)が、Windows10ではこれをさらに画面を上下に分割して4分割にすることができるようになりました。たとえばウィンドウを画面の隅にドラッグすると、ストアアプリが自動的に位置を合わせて表示されます。タブレットでもデスクトップでも、どちらのモードでも操作が可能です。ただし、Windowsストア アプリによってはウィンドウサイズの下限があり、画面を分割した際に重なって表示されることもあります。
 Windows8.1では、Windowsストアアプリを左右に並べることができました。一方、Windows10では、Windowsストアアプリ、デスクトップアプリの何れも、ウィンドウをドラッグするだけで整頓されて作業しやすくなります(※ショートカットキー:Windows+←または↑または↓または→キー)。

新しいブラウザのMicrosoft Edgeはメモもできる
 Windows10には、新ブラウザーのMicrosoft Edge(マイクロソフト エッジ)が標準のブラウザとして搭載されます。こちらは何と、表示しているウェブページの上にメモを書き込んで保存できる新機能などを搭載しています。もちろん従来のInternet Explorerも利用できます。
 Windows8.1では、Internet Explorerが標準のブラウザでした。一方、Windows10では、Microsoft Edgeが標準のブラウザになり、しかもWebノートの作成機能で画面の上に手書きすることもでき、「保存」ボタンをクリックしてパソコン内に画像として保存することもできます。

OneNoteの組み込み〜ストア版OneNoteにデータが集約され、データはOffice版でも取り扱える〜
 これは厳密には新機能ではありませんが、Windows10では、Windowsストア版のOneNoteがWindowsの機能として組み込まれています。OneNoteは通知機能にある「ノート」から呼び出せますが、この表記が「OneNote」ではなく「ノート」であることからも、これがWindowsに完全に組み込まれていることが分かります。従って、Windowsでは各種データをOneNoteのデータとして取り扱えるようになりました。先に標準ブラウザであるMicrosoft Edgeにおけるwebページの加工・保存機能について簡単に触れましたが、そこで編集されたwebページは実はOneNoteのノートとして保存されるのです。

音声認識アシスタント機能「Cortana(コルタナ)」
 Windows10にはCortana(コルタナ)と呼ばれる音声認識アシスタント機能が追加されます。アメリカでは既に搭載されている機能で、最近のアップデートで日本語対応に使なりました。

生体認証機能「Windows Hello」
 Windows Helloと呼ばれる生体認証機能が搭載されました。この機能はWindows10の起動の際にパスワードの代わりに顔や指紋、そして目の指紋と言われる虹彩でログインできるようになりました。従来のWindows8でも顔認証は採用されていましたし、指紋認証を採用していたものはありましたが、Windows10ではこれに虹彩も加えることでより強固なセキュリティに対応しています。なお、虹彩は搭載するパソコンやタブレットにWindows Helloに対応している場合、パスワードの代わりに顔や指紋が使えるようになります。

PDFファイル作成機能〜プリンタ選択画面にPDF出力機能が追加〜
 Windows10では、標準機能でPDFファイルが作成できるMicrosoft Print to PDFが搭載されました。プリンタの選択でこれを指定するとPDFファイルを作成することができます。従来でもマイクロソフト社が提唱するXPS形式でファイル出力するMicrosoft XPS Document Writerがありましたが、汎用性の高いPDFファイルも作成できるようになったことで、より便利に書類が作成できるようになりました。

新ブラウザMicrosoft Edge〜簡素だったIE11と比べてもさらに簡素なデザインに〜

Windows10のWEBブラウザ Windows10では、Windowsで永らく標準のwebブラウザだったInternet Explorer(IE:インターネット エクスプローラ)に代わって、新しく開発されたMicrosoft Edge(マイクロソフト エッヂ)が標準ブラウザ(開発時のコードネームはSpartan:スパルタン)として搭載されました。Microsoft Edgeは、Internet Explorer(IE)にかわり、パソコンやタブレットなどWindows10が搭載された様々なデバイスに標準搭載されます。なおEdge(境界)は、様々なモノとモノの垣根を越えるという意味があります。
 Microsoft EdgeはInternet Explorerのように「見る」だけのソフトから「加工・保存する」ソフトに変更されました。たとえばWebページに直接手書きのメモをすることもできるようになりましたし、さらに手書きだけでなくキーボードでの入力も可能です。また、リーディング リスト機能を使うとWEBページを保存して後でそれを読むこともできるようになりました。また、Microsoft Edgeは、言語による操作に加え、音声入力アシスタントのCortana(コルタナ)が搭載されたことで、音声でもアシストします。Cortanaは、利用するユーザーの好みを全てデーターベースとして蓄積するため、必要な情報を素早く確認することができます。また、新規タブ画面は、よく開くWEBページや天候、スポーツの結果、話題のニュースなどのリンクが表示され、ポータル的なページとして利用することができます。なお、Internet Explorerは終息する見込みですが、非対応のWEBページ用に従来のInternet Explorer11も同梱されています。というのも、Internet Explorer用に最適化されたWEBページはMicrosoft Edgeでは正しく表示されない場合があるため、その対策として、互換性維持の目的でInternet Explorer11も引き続き搭載されることになったのです。


Microsoft Edgeの特徴
  • シンプルなフラットデザイン
  • デスクトップからモバイルまで幅広いデバイスをサポート
  • 音声入力アシスタントのCortana(コルタナ)の組み込み
  • HTML5など最新のWeb技術に対応
  • Webモードに加え、情報を最小限まで削り落としたリーディングモード搭載
  • ブラウザの機能を拡張できるExtensions
  • Webページの任意の場所へコメントが付けられる注釈、クリッピング、共有機能

新しい音楽再生アプリ「Groove」


GrooveミュージックでOneDrive上の音楽ファイルまで再生
 Grooveミュージックは、以前からあったXbox Musicの後継アプリで、PCに保存されている音楽ファイルはもちろん、OneDriveに保存されているものも再生可能であり、また、他のPCやタブレットなどと音楽を共有しながら再生できるのが特徴です。また、高音質な可逆圧縮フォーマットに対応しているのもポイントです。さらに、Windows Media Playerでは非対応だったAppleロスレスやFLACといったファイルも再生可能になっています。

音楽ファイルをコレクションへ追加する方法
 再生する音楽ファイルをコレクションに追加する方法は大きく3つあります。

 最も簡単で基本となるものがPC内のミュージック・フォルダへと音楽ファイルを移動することです。ファイルはアーティストやアルバム、ジャンル毎にフォルダで分類してあっても大丈夫なので、フォルダー構成を気にせず移動すれば全ての音楽を認識してくれます。その方法は、PC内のミュージック・フォルダへ音楽ファイルを移動もしくはコピーするだけで、後はフォルダ内の音楽ファイルもしっかりと見つけて追加してくれます。
 次に他のPCやタブレットなどと音楽ファイルを共有したい場合は、OneDriveにあるミュージック・フォルダを利用します。全てのPCへ音楽ファイルをコピーする手間が省けます。OneDriveを使った音楽ファイルもPC内に保存したものと同じように認識され、再生できます。OneDriveのミュージック・フォルダへ音楽ファイルをアップロードすると、自動的にGrooveミュージックに反映されます。複数のデバイスから音楽ファイルを共有したい場合にはこちらが便利です。
 また、NASや外付けHDDなど別のストレージに音楽ファイルを保存している場合は、設定から「音楽を探す場所を選択」を使って参照するフォルダを追加するのがオススメです。実際にファイルの移動やコピーをすることなく音楽ファイルをコレクションに追加することができます。左下の設定アイコンをクリックし、「音楽を探す場所を選択」をクリック、さらに「+」をクリックしてフォルダーを追加しましょう。

基本の操作方法と再生リスト
 音楽ファイルは、アルバムとアーティスト、曲、再生中の4つが表示できます。たとえば新しく購入したアルバムを聞きたい場合は、アルバムをクリックし、目的のアルバムをさらにクリック、再生ボタンを押して聞く、といったように使います。その方法は簡単で、まずアルバムから聞きたいアルバムをクリックすると曲リストが表示され、ここで再生ボタンを押せばアルバムの再生が始まります。再生中の曲に対する操作は基本的に画面下部で行ないますが、実はウィンドウを最小化した状態でも簡単な操作ができます。方法は簡単で、タスクバーにあるGrooveミュージックのアイコンにカーソルを重ね、サムネールの下に表示されるコントロールボタンを操作するだけで、後は一時停止や再生、次へ、前へ、といった操作ができます。

 再生操作は、画面の下部にあるボタンから行ないます。ボタンは左から、前へ、一時停止(再生)、次へ、ボリューム、シャッフル、リピートと並んでおり、シャッフルとリピートはオン/オフの切り替えボタンとなります。なお、最小化した状態でも、サムネイルから前へ、一時停止(再生)、次への3つのボタンが利用できます。ウィンドウサイズを戻さなくても操作できるのが便利です。
 再生リストを使うには、まず「新しい再生リスト」で再生リストを作成します。再生リストへの追加は、アルバムやアーティスト、曲を右クリックし、「追加先」から作成した再生リストを選択することで行なえます。複数の曲やアルバムをまとめて追加したい場合は、Ctrlキーを押しながらクリックして選択、下部に表示されるメニューから「追加先」をクリックし、再生リストを選択するといった手順になります。そして、「新しい再生リスト」をクリックすると、名前をつけるウィンドウが表示され、再生リストが作成されます。アルバムや曲などを右クリックすると、メニューに「追加先」があるので、これをクリック、続いて再生リストが表示されるので、先に作成した再生リストをクリックすれば追加完了です。複数のアルバムや曲を追加する場合は、Ctrlキーを押しながら選択、下部に表示されたメニューの「追加先」から再生リストへ追加します。なお、再生リスト内の順番を入れ替えるには、曲をドラッグして移動先にドロップすることでも可能です。もしくはCtrlキーを押しながら曲をクリックして選択、下部のメニューから上へ移動や下へ移動などをクリックしても移動できます。また、1曲だけ選択した場合は、リスト内の曲順番の入れ替えとなります。下部のメニューからボタンを押して好みの場所へ移動します。ドラッグ&ドロップでも移動できます。

ストアから好きな曲を購入できる
 Windows10のストアは、アプリ以外にもゲームやミュージック、映画などの購入ができるようになりました。Grooveミュージックの「ストアで音楽を取得」をクリックすればストアアプリが起動するので、後は聞きたい曲を探して購入するだけです。「ストアで音楽を取得」をクリックするとストアアプリが起動、検索やジャンルなどから聞きたい曲を探すことができます。1曲当たり大体200〜300円程度で購入できます。

参考:OneDriveに保存してある音楽ファイルが認識されない場合の対処法
 OneDriveのミュージックフォルダーへアップロードした音楽ファイルが認識されない場合は、強制的に同期設定をやり直すことで認識することがあります。その方法は、まず通知領域にあるOneDriveのアイコンを右クリックして「設定」をクリック、「フォルダの選択」で同期するフォルダから「ミュージック」を一度解除して再度登録するだけです。なお、この操作を行なうと音楽ファイルを受信しなおすため、必ずインターネットに接続できる環境で試して下さい。

進化か、改悪か?〜Windows10で消える機能〜

 Windows10は、上で見てきたように、基本的には新機能や変更点が多く、魅力的なOSですが、その反面、アップグレードすると無くなってしまう機能もあることは案外知られていません。Windows7やWindows8/8.1のパソコンを使っている人は、自分が使っているマシンのドライバまわりの問題さえクリアされれば、そんなに大きな問題はないだろうと思っている人もいるかも知れません。しかし、意外にもアップグレードした瞬間から使えなくなってしまう愛用機能があるかも知れません。


Windows Media Centerが削除される
 Windows7ではHome PremiumとProfessional、Ultimate、そして、Windows8ではPro with Media CenterとWindows 8.1 Pro with Media Centerの何れかからWindows10をアップグレードインストールした瞬間、これまで普通に使えていたWindows Media Centerが消えてなくなっていることに気づかされるでしょう。余りメジャーな利用方法ではないかも知れませんが、これまでWindows Media Centerを使ってテレビ番組の視聴や録画を楽しんでいた人は、Windows 10からはこれが完全にサポート対象外となる予定なので、その点は覚悟してアップグレードして下さい。

DVD再生には専用ソフトウェアが必要になる
 何かサードパーティー製のソフトウェアを使ってDVDを再生していたという人には無縁のトラブルでしょうが、これまで特に難しいことは考えず、DVDソフトを挿入するとWindows Media Playerが立ち上がってDVD再生を利用していたという人は要注意です。Windows10にはDVD再生用のコーデックがデフォルトでは搭載されていません。つまり、これからもパソコンでDVDを鑑賞したい人は自分で再生ソフトウェアを特別に導入しなければならなくなるということです。もちろん、無料の再生ソフトもたくさん存在するので心配は要りませんが、この変更点は場合によっては多少混乱を招くかも知れません。

Windows7のデスクトップガジェットが削除される
 Windows8環境に慣れ親しんでいる人には問題ないことですが、Windows7のデスクトップにお気に入りのガジェットを配置してフル活用している人もまだそれなりにいることと思います。しかし、Windows10へアップグレードした途端、その全てが姿を消してしまうことになります。

Windows Updateの調整ができなくなる
 Windows10 Homeへアップグレードするというユーザーには注意が必要なことがあります。実は上位バージョンのWindows10 ProやWindows10 Enterpriseなどには、Windows Updateの種類やタイミングをユーザーが自由に調整できる「Windows Update for Business」なる機能が用意されています。しかしながら、多くのユーザーがアップグレードするであろうWindows 10 Homeには、このWindows Updateの自由なカスタマイズ機能が提供されない予定です。何か問題があってアップデートしたくない機能があるのに、今後はそのような思惑とはお構いなしにWindows Updateがかかってしまうことになります。

Windows7にプリインストールされていたゲームが削除される
 Windowsのソリティアやマインスイーパー、ハーツが好きなユーザーはたくさんいることと思います。しかし、Windows10にアップデートすると、これらのゲームはよりモダンに生まれ変わったMicrosoft Solitaire CollectionとMicrosoft Minesweeperに置き換えられてしまいます。

USBフロッピードライブがデフォルトではサポートされない
 Windows10では、USBフロッピードライブを使おうにも、基本的にサポートされていません。
これだけUSBメモリが普及したら、さすがにまだフロッピーディスクを使っている人は少ないでしょう。でも、どうしても必要という人もいるでしょうから、そういった人は、最新のフロッピーディスクのドライバをそのフロッピーディスクを開発したメーカーのサイトなどからダウンロードする必要があります。それすら面倒という人は、あればの話ですが、フロッピーディスク対応のWindows10マシンを購入することをオススメします。

Windows Live EssentialsのOneDriveは削除される
 Windows10からはオンラインストレージのOneDriveの扱いに大きな改良が加えられています。その関係上、これまでWindows Live Essentialsの一環で提供されていたMicrosoft OneDriveアプリケーションソフトは、Windows10にデフォルトで用意されるOneDriveへと置き換わります。

Windows10のメジャーアップデート開始

 マイクロソフトは、11月13日(日本時間)にWindows10初のメジャーアップデートを公開しました。Windows Updateを通して、Windows10の全てのユーザーにローリングアウトされます。Windows7及び8.1のユーザーは、Windows10へアップグレードすると、自動的にWindows10のメジャーアップデートが適用されます。次のメンジャーアップデートは、2016年6月と10月に予定されています。

 メジャーアップデートにより加わる目玉はCortana(コルタナ)です。コルタナが組み込まれることで、予定の表示やリマインダーの作成を音声でできるようになり、手書き文字認識機能も追加されます。さらにWindows10の起動も高速化され、WebブラウザであるEdgeのパフォーマンスも改善されます。また、SkypeはWindows10のユニバーサルWindowsアプリになり、アクションセンターに届いたプッシュ通知からSkypeアプリを起動せずに直接メッセージングや通話で返信できるQuick Reply機能が使えるようになります。
Windows10のメジャーアップデートで何が変わったか?


音声アシスタント機能「Cortana(コルタナ) 」
  • Cortana(コルタナ)の実力
     元々はWindows Phone8.1に搭載されていた音声会話対応のアシスタント機能「Cortana」が、今回のWindows10からMicrosoft Edgeに統合されます。その名称はMicrosoftの人気ゲームシリーズに登場するキャラクターの名前に由来しており、ネット上では、「SiriとCortanaを会話させたらどうなるのか」「Cortanaとの会話が楽しみだ」などとかなり話題になっていました。ちなみに、AppleのSiriは歌ってくれることでも有名で、その切り返しが秀逸ですが、Cortanaはどんな回答で楽しませてくれるのでしょうか。日本語対応のが待ち遠しいです。なお、Cortanaを利用するにはMicrosoftアカウントが必要となります。

  • Cortanaの大きな特徴:Notebook
     Notebookはユーザーの興味や習慣などを学習し、よりユーザーの使いやすいものに進化してゆきます。その結果、ユーザーが興味を持ちそうな情報を自動で追跡したり、提案してくれたりもするのだそうです。もちろんユーザーの好みは編集可能で、プッシュ通知をオフにしたい時間帯や、その時間帯でも着信やメッセージ受信を受け入れる人を個別で設定することが可能です。

  • 会話らしいやりとりを可能にする自然言語の認識機能
     Cortanaのもう一つの特徴は自然言語の認識機能です。自然言語を認識するため、Cortanaはより抽象的なコマンドを可能にしました。たとえば「明日の朝7時に起こして」と言うと、実際にアラームを朝の7時にセットしてくれたり、「9月10日のカレンダーに会議の予定を入れておいて」と言うと、その予定をカレンダーに情報を入力してくれたりします。さらに、他の予定が既に登録されている場合は「その時間は◯◯と会食の予定です」などとスケジュールの重複を指摘してくれるので、まるで手のひらサイズの秘書を手に入れたような感覚になる人もいるかも知れません。現在はまだ英語のみの対応となっていますが、数ヶ月中には日本語対応が発表されるとのことです。

  • Cortanaでできる主な操作
     Cortanaは音声で検索等の作業ができるだけではなく、下記の操作を全て声だけで実行することができます。
    • カレンダー アプリと連動した予定の通知
    • 天気アプリと連動し、地域や日時を指定した天気予報を確認
    • Googleミュージック アプリと連動した曲の再生
    • アラーム アプリと連動したタイマーの設定
    • OneNote アプリと連動したメモの作成
    • マネー アプリと連動した株価の確認
    • リマインダーの作成
    • Cortanaとのコミュニケーション

  • Cortanaの操作方法
    • Cortana設定:「応答する相手」を「自分に」へ変更し、予め自分の声を登録することで音声認識率がかなり高まります。ただ、コルタナの発音はまだまだ改善の余地があると言われています。
    • 「コルタナさん」欄をオンに変更することで、「コルタナさん」と話すとCortanaが応答するようになります。
    • Windowsキーと[C]キーを押すことで、コルタナを呼び出すこともできます。
    • ピポッという聞き取り開始の合図の音が聞こえたら話しかけるのがポイントなので、はっきりと滑舌よく少し大きめの声で話しかけます。
    • Cortanaを使用する時は音声入力デバイスが必要です。デスクトップPCの場合はスタンドマイクとスピーカー、或はヘッドセットなどの準備が必要となります。
    • 先行する英語版では、「手書きメモ」の認識や、Windows10 Mobileで着信した電話を通知する機能などが備わっていますが、日本語版は今後適用される予定です。


アプリの保存先の変更
 アプリはこれまでCドライブにしかインストールできなかったため、Cドライブの容量に気を使う必要がありましたが、インストール先の変更ができるようになりました。従来も市販のアプリケーションを他のドライブにインストールすることはできたのですが、今後はそれがより簡単にできるようになります。インストール先は、[設定→システム→ストレージ]内の「新しいアプリの保存先」を変更することで変更できます。

スタートメニューの変更
 スタートメニューは標準で3カラム(小サイズなら6カラム)しか配置できませんでしたが、4カラム(小サイズなら8カラム)まで配置できるようになりました。タイルを4つ配置する場合は、[設定→パーソナル設定→スタート]をクリックし、「タイル数を増やす」をオンにしておきます。

右クリックメニューのデザインと項目の変更
 タイルをクリックすると表示されるコンテキストメニューはフォントサイズが変わりました。また、「ライブタイルをオンにする」「タスクバーにピン留めする」などの項目は「その他」へ移動しました。

スタート・メニューのジャンプリストにサブカテゴリが追加
 スタート・メニューのエクスプローラーのジャンプリストにピン留めされた項目は従来通りですが、サブカテゴリが新たに加わりました。 [設定→パーソナル設定→スタート画面又はタスクバーのジャンプリストに最近開いた項目を表示する]でオンとオフの切り替えができます。また、タイルをクリックすると表示されるコンテキストメニューの行間は以前より広くなりました。

ウィンドウのタイトルバーに色を付ける項目が追加
 [パーソナル設定→色→スタート、タスク バー、アクション センター、タイトル バーに色を付ける]のオンとオフを切り替えることでウィンドウのタイトルバーに色を付けることができるようになりました。

アクションセンターのクイックアクセスに表示タイルが追加
 画面右下に表示されたアクションセンター・アイコンをクリックすると表示されるクイックアクセス欄に表示タイルが追加され、これによりマルチディスプレイの設定がクイックアクセスからできるようになりました(※ショートカットキー:Win+Pキー)。

仮想デスクトップ操作にスナップ機能が追加
 サムネイルを右クリックすると表示されるコンテキストメニューは、従来はアプリの移動や終了しかできませんでしたが、新たにスナップ操作に関する項目が追加されました。

Microsoft Edgeの変更
 タブプレビュー機能が追加されました。この機能は、表示中のページから離れなくても、他のタブにポインターを合わせることで、そのタブのWEBサイトの内容をプレビュー表示できる機能のことです。この他にもパフォーマンスやセキュリティ機能が向上しました。また、お気に入りやリーディングリストに追加した項目もデバイス間で同期されるようになりました。

Microsoft Edgeの右クリックの変更
 WEBページを閲覧中に読めない漢字や調べたい言葉があった場合は、その場所を右クリックして選択し、表示されたメニューから「Cortanaに質問」を選択します。そうすると、画面右側に該当するWEBページの検索結果が一覧表示されるようになりました。

セキュリティの新機能と変更点 
セキュリティの目玉機能

 上で見てきたように、Windows10には魅力的な新機能が幾つもありますが、セキュリティ面で注目したいのが生体認証システムのWindows Helloと、新たな標準WEBブラウザであるMicrosoft Edgeです。


Windows Hello
 Windows Helloは、顔認証、虹彩認証、指紋認証により目の前のユーザを識別できる生体認証の仕組みです。Windows Helloを用いれば、これまでパスワードを入力していたログイン認証の操作が、カメラに顔を向けるだけで顔や虹彩を識別して認証されたり、指紋センサーに指を滑らせるだけで認証されたりするようになるのです。便利なだけでなく、本人しか持ち得ない情報で認証されるため、パスワードの流出や第三者によるパスワードの推測によりデバイスへ不正ログインされることも防げます。ただし、Windows Helloを利用するためには、当然ながら顔・虹彩認証に対応するWebカメラや指紋認証リーダーなどの機器が必要ですが、そのような機器を直ぐに準備できない人のために、従来通りパスワード認証にも対応しています。

Microsoft Edge(ブラウザ)
 Windows10では、従来のInternet Explorerに変わる新たな標準WebブラウザとしてMicrosoft Edgeを搭載しています。特にセキュリティで注目すべき点は、Microsoft Edgeが脆弱性(セキュリティの弱点)の原因となり得る旧い機能・技術のサポートを打ち切ったことで、これにより脆弱性攻撃を受けるリスクが軽減します。また、Microsoft Edgeは訪問する全てのWEBページを保護された領域で開くことでセキュリティを確保できるのも特長です。なお、Microsoft EdgeはウィンドウズOSの一部として設計されていたInternet Explorerとは異なり、独立したアプリとして開発されています。すなわち、Microsoft Edgeは従来の標準ブラウザであったInternet Explorerを引き継ぐのではなく、新たな仕組みのブラウザとなっているため、現状一部のWEBサービスやアプリで未対応の場合がある点には注意が必要です。各社の対応状況を確認するようにしましょう。なお、Internet Explorerにも引き続き対応しています。

Windows Updateが完全自動更新に

 Windows10では、セキュリティパッチを含む更新プログラムの提供方法が今までのウィンドウズと異なっています。
 Windows8.1までは「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」「Windows Updateによる自動更新を無効にする」などユーザが更新方法を4つのオプションから自由に選択することができました。一方、Windows10では、Windows Updateの適用方法を「自動(推奨)」と「再起動の日時を設定するように通知する」の何れかから選ぶことになります。従来バージョンでは、「Windows Updateによる自動更新を無効にする」を選択してしまうと、更新プログラムの適用を忘れてしまうリスクがあったのですが、それが軽減されたことになります。

 Windows10では、スタートの設定から「更新とセキュリティ」をクリックして「Windows Update」を選択、関連の設定を行ないます。「詳細オプション」で更新プログラムのインストール方法として「自動(推奨)」を選択すると、更新プログラムが提供された時点で自動的に適用されます。「再起動の日時を設定するように通知する」を選択する場合、プルダウンメニューから再起動の日時を最大7日後までの間で指定することができます。

 なお、セキュリティをより重視した機能が取り入れられたWindows10ですが、パソコンやネットを安全に使うための基本は同じです。やはり総合セキュリティソフトを個別にインストールし、常に最新の状態にして使うことで、人の目では気づけない巧妙なネット詐欺やウイルスの感染を防ぎ、より安心してネットを楽しむことができます。これらのポイントを押さえてWindows10を利用し、楽しく安全なパソコン・ライフを堪能しましょう。

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【3】Windows10の導入とその活用法

 早速Windows10を導入したくなった人もいると思います。Windowsを現在お使いになっているマシンをアップグレードすることを検討している人もいるでしょう。
 本節ではWindows10の活用法に加えて、Windows10のアップグレードに当たっての注意点を取り上げ解説しました。
Windows 10で最初にするべき作業
Windows10のマシン

最初の準備が重要
 最初の準備が重要です。より簡単になったWindows10ですが、初期設定が不要になったわけではありません。
 Windows10はWindows8と同様、最初の設定がかなり簡略化されています。それでも最初にすべき設定がなくなったわけではなく、特にパソコンの知識が無い人には難しい点もあります。また期間限定ですが、無料アップグレード対象であるWindows7からアップグレードする場合は、Windows8以降から大きく変わっている点もあるため、何のトラブルもなしに初期設定を行なうためには、事前に準備するべきことが幾つかあります。

ソフトのインストールと動作確認
 当然ながらWindows10も古いソフトへの互換性にも充分に配慮していますが、特にWindows7以前に発売された古いソフトを使う場合には確認が必要です。互換性の確認が取れない場合には動かない可能性があるため、買い換えの準備が必要になります。当然フリーソフトなどについても、提供元がWindows10へ対応するかどうかを発表していますので、提供元のホームページなどで確認を行なって下さい。
 また、買い換えの場合には、現在使っているWindowsが32bit版で、購入するパソコンのWindowsが64bit版の場合は問題が発生する可能性があります。64bit版のWindowsには32bit版のソフトを動かすための仕組みがありますが、特に古いソフトは動かない可能性が高くなるため注意が必要です。Windows10では、スタートメニューにある設定から[システム→バージョン情報]と進むと、システムの情報の記載があります。なお、現在使っているパソコンがどちらか分からない場合は、Windows7の場合には、スタートメニューのコンピュータを右クリックして表示されるメニューからプロパティを開くと、上記と同様の内容が表示されます。また、Windows8/8.1の場合には、まずデスクトップを開き、次にマウスカーソルを画面左下に移動して右クリックすると表示される管理メニューの中からシステムをクリックするとシステム画面が表示されます。

周辺機器の接続確認
 周辺機器についてもWindows10に対応しているかどうかの確認が必要となります。たとえば外付けハードディスクやUSBメモリなどの記憶装置、無線LANルーターなどはOSそのものの機能を利用するので基本的に問題は原則発生しません。また、プリンタやスキャナは影響が大きいため発売前から多くの機種で動作確認や発売元が対応を行っているため、かなり古い機種の場合でも問題は殆ど発生しないでしょう。しかし、テレビチューナーなどのパソコンにソフトを入れて動く周辺機器はソフトに問題が発生しやすいため、発売元が対応を公式発表しない限り原則使えません。もちろん使える可能性はありますが、公式対応ではないため自己責任となります。

マイクロソフトアカウントの設定
 Windows8からは、マイクロソフト社のWEBメールであるOutlook.comや、クラウド上にデータを保存するオンラインストレージのOneDrive等のログインで利用するマイクロソフトアカウントでパソコンにログインが出来るようになっています。
 Windows10でのアカウント状況の確認は、スタートメニューの右上にあるアカウントの表示を右クリックし、アカウント設定の変更から行なうことができます。Windows7以前のようにパソコン専用のIDでもログインできますが、Outlook.comやOneDriveをログインを意識することなく使えるようになります。その他のマイクロソフトアカウントを利用する各種サービスの利用にも便利なので、このマイクロソフトアカウントでパソコンにログインすることをオススメします。まだアカウントを持っていない人はアカウント名とパスワードを事前に考えておきましょう。

Windows10で復活!スタートメニューを使いこなそう

 Windows10で復活したスタートボタンですが、表示されるスタートメニューはWindows8のスタート画面と融合したようなものとなり、Windows7のものと比較して大きく変わっています。


Windows 7?それとも8?〜スタートメニューの趣はずいぶん違う〜
Windows10のスタートメニュー



 Windows8の提供開始時から復活の要望が多かったスタートメニューがWindows10でついに復活しました。しかし、ただ元に戻ったわけではありません。Windows7までのスタートメニューにWindows 8のスタート画面にあったタイルを統合しているので、見た目は似ていますが、かなり異なったものになっています。また、タッチパネルに対応するため、スタート画面もスタートメニューに統合される形で残っています。

スタートメニューの変更点
 まずWindows8のスタート画面で採用されていたタイル機能が統合されました。タイルについてはWindows8ではスクロール方向が横方向でしたが、スタートメニューの流儀に従い縦方向へ変更されています。また、Windows7のスタートメニューにもあったピン留め機能も引き継がれています。デスクトップモードでは大きさが上下左右に拡大できるのもポイントで、最大で画面の半分以上まで広がります。さらにタブレットやタッチパネル操作に配慮して、タブレットモードではWindows8のスタート画面風になります。なお、画面右端から表示されるアクションセンター内の「タブレットモード」でタブレットモードに切り替えるとスタート画面として表示することができます。

スタートメニューの左側にある6項目
 スタートメニューの構成は、大きく左右に分かれます。
 スタートメニューの左側には6つの項目が並んでいます。そして、右側にはタイルが表示されます。タイルは自動でグループ化されており、グループ名を変更したり、新しいグループを作成して自分が使いやすいよう整理することができます。
  1. ユーザー表示
     一番上に表示されているユーザー表示をクリックすると、アカウント設定の変更とロック、サインアウトを行ないます。

  2. よく使うアプリ
     よく使うアプリには、普段よく起動するアプリが並んでいます。これについてはWindows7以前の機能とほぼ変わらないと言えるでしょう。

  3. エクスプローラー
     フォルダを便利に参照できるエクスプローラー機能を呼び出します。また、ピン留め機能を活用することで、よく使うフォルダをすぐ呼び出すことができます。

  4. 設定
     パソコンの情報の確認や周辺機器の接続、インターネット接続などパソコンにかかわる設定をここで行ないます。

  5. 電源
     スリープ(一時休止)やシャットダウン(電源オフ)、再起動など電源に関することを行ないます。

  6. すべてのアプリ
     すべてのアプリ(ソフト)を参照することができます。よく使うアプリやスタートメニュー右側のタイルに目的のものが表示されない場合はこちらから探します。

Windows10を使いこなす

 Windows10が登場してそろそろ5か月が経ちます。既にWindows7及び8.1からWindows10にアップグレードした人も多いのではないでしょうか。しかし、Windows7ユーザーだった人は余りの違いに驚いた人も多いことと思います。そこで、本項ではWindows10の使いこなすし方を取り上げます。


スタートメニューを使いこなす
 スタートボタンをクリックしたり、Windowsキーを押すとスタートメニューが開きます。任意のアプリをタイルに追加できます。よく使うアプリを並べておきましょう。
 Windows10にはスタートメニューが搭載されています。Windows8で一度なくなったのですが、ユーザーの根強い要望から復活しました。その際、従来のメニューに加えて、アプリのタイル一覧も表示されるようになっています。また、アプリの起動はスタートメニューから行ないます。スタートメニューを開くと、よく使うアプリや最近インストールされたアプリが表示され、その他のアプリは「すべてのアプリ」を開いて一覧から探すか、検索フォームにアプリ名を入力して検索します。右側のエリアにはアプリのタイルが表示されています。ストアアプリはもちろん、通常のアプリも貼りつけることができます。ライブタイル機能を有効にすれば、アプリを開かなくても天気や気温、株価、最新ニュース、新着メールなどを確認できます。よく使うアプリを並べて、ランチャーのように活用することも可能です。

設定を使いこなす
 設定画面は従来のコントロールパネルとはずいぶん雰囲気が異なります。また、Windows Updateは「設定」のみに用意されています。
 Windows10のカスタマイズは「設定」で行います。コントロールパネルが用意されているのですが、殆ど出番はありません。設定画面はスタートメニューやアクションセンターから開くことができます。設定にはブルーのシンプルなアイコンが並んでいます。システム、パーソナル設定など9カテゴリーが用意されており、Windows10のあらゆる設定が行なえます。コントロールパネルと重複した項目も多いのですが、Windows Updateは設定の「更新とセキュリティ」から開きます。コントロールパネルからはアクセスできないことからも分かるように、今後は「設定」が主流となることは間違いないでしょう。

ウィンドウズストアを使いこなす
 ウィンドウズ ストアではアプリだけでなく、音楽や動画を購入することもできます。また、Windows10ではストア アプリのウィンドウサイズを変更できるようになっています。
 ストア アプリを起動すると、ウィンドウズ ストアが開きます。ウィンドウズ ストアでは、様々なアプリやゲーム、音楽、映画などの動画を入手することができます。マイクロソフト アカウントでサインインすれば誰でも利用できます。無料のコンテンツも多いのですが、有料のものもあります。また、Windows8では、ストア アプリは全画面表示が基本で、使い勝手が余りよくありませんでしたが、しかし、Windows10では、普通のアプリと同じようにウィンドウサイズを自由に変更できるのでシームレスに利用することができます。

仮想デスクトップを使いこなす
 Windows+Tabキーを押すと、仮想デスクトップの選択・追加画面が開き、デスクトップ2を選択すると、ストア アプリが開いているデスクトップが表示されます。
 Windows10では標準で仮想デスクトップ機能が搭載されました。フリーソフトなどでは既に人気の機能ですが、これは、1つのディスプレイで複数のデスクトップを切り替えて利用できる仕組みで、マルチディスプレイを使っているようにそれぞれのデスクトップでウィンドウを配置できます。たとえば1画面目にはブラウザとワード、2画面目にはツイッターとフェイスブック、3画面目にはメールとメッセンジャー、4画面目には株価情報と証券会社の取引画面といったように、作業目的に合わせて使い分けられます。多数のアプリを同時に起動して使うような人は要チェック機能です。

アクションセンターを使いこなす
 アクションセンターで通知を確認したり、よく使う機能にアクセスすることができます。設定」の[システム→通知と操作→クイックアクション]で上段の4つの機能を選択できます。
 更新プログラムがインストールされたりDVDが挿入されたりすると、トーストという通知バーが表示されます。数秒すると直ぐに消えますが、これは「アクションセンター」で一覧表示できます。PCの状態を把握するのに役立ちます。アクションセンターの下にはクイックアクションボタンが並んでおり、様々な機能にアクセスできます。上段の4つは任意に設定できるので、よく使う機能を指定しておきましょう。

新ブラウザEdgeを使いこなす
 Windows10の標準ブラウザ「Edge」では、ブラウザー上でウェブページにメモを書き込み、共有することができます。
 Windows10の標準ブラウザはEdgeになりました。従来のInternet Explorerもインストールされていますが、サブ扱いです。Edgeは最新機能に対応しており、性能も上々です。ベンチマークのスコアではGoogle Chromeよりも高速でした。これから末永く使えるブラウザーとなるでしょう。新たにウェブページにペンで手書きする機能が搭載されています。また、最近のバージョンアップによってパーソナルアシスタント機能コルタナとも統合されました。そうは言っても、まだ完璧なわけではなく、プラグイン機能が利用できません。近い将来、機能を拡張できるプラグインが使えるようになるはずですが、それを待ちましょう。

Windows Updateを使いこなす
 設定のWindows Updateから詳細オプションを開き、「再起動の日時を設定するように通知する」を選択しておきましょう。
 Windows10では、Windows Updateが強制適用になりました。更新忘れで、システムの不具合を利用した不正アクセスの被害に遭わなくなるのはよいのですが、意図しないタイミングで再起動されても困ります。インストールのタイミングを自分で選べるように念のために設定を変更しておきましょう。

タッチパッド操作を使いこなす
 設定の[デバイス→マウスとタッチパッド]でタッチパッドの設定を変更できます。3本指を上にスライドさせるとタスクビューが開き、タスクを選んだり仮想デスクトップ機能を利用できます。
 Windows10では、ノートPCやタブレット端末に搭載されているタッチパッドを3本の指で操作できるようになりました。従来でも、2本の指を使ってピンチ操作で拡大・縮小したりスクロールしたりできましたが、3本指でも操作できるようになったのです。その方法は、設定の[デバイス→マウスとタッチパッド]で設定を確認・変更します。標準では3本指タップで「コルタナで検索」が開きますが、「アクションセンター」を開くようにすることもできます。3本指で上にスワイプすると「タスクビュー」が開き、3本指で下にスワイプするとウィンドウが全て最小化されます。また、3本指で左右にスワイプするとアプリを切り替えることもできます。

マイクロソフトアカウントで利用する
 Windows10を使い倒すにはマイクロソフトアカウントでサインインしましょう。
 Windows10にはマイクロソフトアカウントでサインインすることが基本です。マイクロソフトアカウントとは、マイクロソフトのサービス全般を利用できる無料のアカウントのことで、任意のメールアドレスで登録できます。新たにHotmailアカウントを作成し、マイクロソフトアカウントに登録することも可能です。マイクロソフトアカウントでサインインすると、Windows10の標準クラウドサービスであるOneDriveやメール、カレンダーなどのアプリが使えるようになります。マイクロソフトアカウントは、ウィンドウズストアからアプリをダウンロードする際にも必要です。従来のように、自分でユーザー名を付けるローカルアカウントでも運用できますが、Windows10の魅力が半減してしまうので、折角ですから、通常はマイクロソフトアカウントでサインインするようにしましょう。

新のプレビュー版をゲットする
 設定の「更新とセキュリティ」からInsiderビルドを入手する設定にします。最新ビルドは10525です。
 Windows10では、製品版が発売されてもInsider Previewのリリースは続行されます。今後もいち早く新機能を利用したい人はInsider Previewを利用することができます。製品版を使っている場合は、設定の[更新とセキュリティ→詳細オプション」を開き、「Insiderビルドの入手」の開始をクリックします。確認ダイアログが出るので、「次へ」を選び、再起動すると適用されます。製品版はビルド10240でしたが、Insider Previewでは最新のビルド10525が利用できます。 

いまWindows10に切り替える理由

 Windows10が発売されて大分時間も経過しましたが、使い慣れたWindows7やWindows8/8.1からの乗り換えは躊躇してしまう人もまだまだ多いのではないでしょうか。そこで本節では、いまWindows10乗り換える利点について取り上げます。


Windowsを新しくする必要はあるの?
 Windows10ではアップグレードの無料提供までされていますが、今の段階で急いで新しいWindowsを導入する必要はあるのでしょうか? これは、新しいバージョンのWindowsが発売されるたびに聞かれる言葉です。初期不良はもちろんですが、新しいWindowsに切り替えるたびに多少でも新しい使い方を覚えなくてはいけないため、この時点で乗換を躊躇う人は多くいます。しかし、今回のWindows10についてはなるべく早く切り替えるメリットがありますし、以前のWindowsよりも安心して切り替えられるOSでもあるのです。

Windows10は発売直後でも安定している
〜Windows Updateの通知が来た時には既に大規模なテストが終わっている〜
 Windows10は提供開始時にほぼ完成している状態で、特定ユーザーによるベータテストを長い期間かけて実施しており、このベータテスト中に搭載する機能を追加したり、細かな微調整を行なってから今回のリリースとなりました。このように、従来のWindows以上に準備を周到に行なってきたので、Windows10は当初から完成度が高く、初期トラブルも殆ど出ていません。また、今後のWindows Updateについてもこのようにベータテストを行うユーザーにまず配布をされ、そこで一定期間テストを行なった上で問題がないことをを確認してから一般ユーザーに配布される形となります。
 まずはパソコンに詳しい、もしくはヘビーに使う方からアップデートを提供し、そのユーザーの評価から機能の追加や修正について改めて検討し、追加する機能や変更点を調整して一般ユーザーにも提供するというのです。このように、Windowsはその進歩をユーザーの手に委ねることで、より使いやすく、より問題が出にくいOSとなる仕組みを整えてきたと言えます。このような段階的なアップデートになったことで、Windowsの提供方法にも大きな変更が加えられることとなったのです。

より軽く、より速くなった
 最近のWindowsでは、最新のバージョンがより軽快に、より速く動くようになっています。Windows10もひとつ前のバージョンであるWindows8.1と比較してより軽快に、より速く動くので、アップグレードでパソコンの性能を上げることができます。Windowsは7以降、バージョンが上がるたびに性能アップを謳ってきましたが、このWindiows10も起動時間の短縮や各種切り替え速度の向上などOSを入れ替えるだけで速度向上を体感できるようになっています。

元に戻せる〜戻すなら必ず一カ月以内〜
 これはアップグレード・ユーザー限定ですが、Windows10にアップグレードして1か月以内は元のバージョンに戻すことが可能です。万が一、Windows10に馴染めなかった場合には、使い慣れた元のバージョンに戻すことができるので、気軽に試すことが可能です。特にノートパソコンやデスクトップパソコンでタッチパネル式ではないモニタを使っているWindows8ユーザーはアップグレードを試してみることをオススメします。

Windows10アップグレードの方法と注意点
Windows 0のアップグレードは難しい?

 Windows10は従来のWindowsと異なり、期間限定ながら無料アップグレードを提供しています。Windows7やWindows8/8.1を使っている人にはアップグレードの案内が表示されるようになっていて、後は案内に従えばとても簡単にアップグレードができるようになっています。アップグレードの手順自体、大規模なWindows Updateと同じレベルなので、誰でも簡単に実施することができます。今が最新のWindowsに無料で切り換えるチャンスと言えるでしょう。
アップグレード前の注意点

 Windowsに限らず、パソコンやスマートフォン、タブレット等のOS(基本ソフト)の更新は、インストールしているソフトやアプリが動かなかったり、基本機能に不具合が出たりするなど様々な問題が出る可能性があります。この問題を解消するためにWindowsの提供元であるマイクロソフト社も準備をしてきていて、問題が出ている人は今のところ殆どいませんが、Windowsはとても柔軟に使えるOSであるため、想定外のトラブルが出ることはあるでしょう。


アップグレード前の注意点
 最低以下の点に注意すれば、Windows10にアップグレードすることは難しいことで貼りませんし、恐いことでもありません。
  • まずはアップグレード前にバックアップを必ず取っておく。

  • インストールされているソフトがWindows10に対応しているか念のため確認する。
     もしもアップグレード後に動かない場合には古いWindowsにいったん戻します。

  • ハードディスクやSSDなどパソコンの保存領域の空きにも注意する。
     インストール自体は、ハードディスク容量が約4GBも空いていれば可能ますが、アップグレード後の空き領域が少なすぎると動かなくなってしまう可能性があります。ハードディスク容量は最低でも10GB程度は確保します。

  • アップグレード後に「Windows.old」というフォルダを絶対に消さない。
     これは元のWindowsに戻すためのデータが入っているフォルダなので、消去すると下に戻すことができなくなります。

  • Windows10 Homeでは、Windows Updateにおける更新プログラムのダウンロードおよびインストールが自動(※再起動の日時設定は可能)の設定のみとなり、再起動もデバイスが使用されていない時に自動で行なわれる。


アップグレード対象となるOS
 Windows7 Service Pack 1(SP1)、Windows8.1 Update

アップグレードする前に準備しておくこと
 Windows Updateで最新の更新プログラムを適用しておきます。

Windows10にアップグレードできるシステム要件
 Windows10の最小システム要件は以下の通りです。(アップグレード用ファイルのサイズは約3GB)
  • HDDの空き容量:32ビット版 16GB/64ビット版 20GB以上
  • CPU:1GHz以上のプロセッサ
  • メモリ:32ビット版 1GB/64ビット版は2GB
  • グラフィックスカード:DirectX9以上
  • ディスプレイ(画面解像度):1024×600以上
※注意:最小システム要件を満たしているデバイスでも、ドライバーやファームウェアの対応状況や搭載するアプリケーションの互換性、各種機能のサポート状況などによってはアップグレードできない場合もあります。

アップグレードする前に準備しておくこと
 Windows Updateで最新の更新プログラムを適用しておきます。

Windows10にアップグレードできるエディション
  • Windows10 HomenにアップグレードできるOS:
     Windows7 starterとWindows7 Home basic、Windows7 Home Premium、Windows8.1

  • Windows10 PronにアップグレードできるOS:
     Windows7 ProfessionalとWindows7 Ultimate、Windows8.1 Pro、Windows8.1 Pro Student、そしてWindows8.1 Pro WMC

  • Windows10 MobileにアップグレードできるOS:
     Windows Phone8.1

  • 注:Windows Phone8.1からWindows10 Mobileへの無料アップグレードは今秋の予定

Windows10にアップグレードすると削除される機能
  • Windows Media Center
  • DVD-Video再生機能(※既にWindows8で再生に必要なコーデックが省かれています)
  • Windows7デスクトップガジェット
  • Windows7のソリティア、マインスイーパー、ハーツ(※新バージョンのソリティアとマインスイーパーをリリース済み)
  • USBフロッピードライブのドライバー
  • Windows Live Essentialsがインストールされている場合OneDriveアプリが削除され、Windows10搭載のOneDriveに置き換わります。
  • Windows8.1のチャーム

その他の注意点
 Windows10 Homeでは、Windows Updateにおける更新プログラムのダウンロードおよびインストールが自動の設定のみとなり、再起動もデバイスが使用されていない時に自動(※再起動の日時設定は可能)でなわれます。

Windows10のアップグレードで引き継がれるデータ・引き継がれないデータ


引き継がれるもの
 Windows7やWindows8.1からWindows10にアップグレードしても、データが失われる心配はありません。ドキュメントに保存されている文書、ピクチャやビデオに保存済みの写真や映像、ミュージックに保存した音楽、デスクトップに保存したファイルなど全てWindows10に引き継ぐことができます。もっとも、アップグレードの過程で何らかのトラブルが発生し、ハードディスクのデータが失われてしまう可能性はもちろんゼロではないので、大切なデータは念のために外付けのハードディスクなどにバックアップしておくことをオススメします。

引き継げないもの
 当然ながらWindows10で廃止された機能に関連する設定は引き継がれません。たとえばWindows7のデスクトップにガジェットを配置していた場合、この機能はWindows8以降で廃止されているため引き継がれません。また、デスクトップの壁紙も引き継げません。壁紙はアップグレード後にWindows10標準の壁紙に置き換わります。
  • メール
     Windows LiveメールやOutlook 2010を利用してメールをやりとりしていた場合、それぞれのデータの引き継ぎ先は以前と同じアプリになります。そのアプリ自体も当然ながら引き継がれます。ただし、パスワードはセキュリティ上の問題で引き継がれません。Windows10へアップグレード後、初めて起動した時にパスワードが要求されます。なお、Windows10にはメール アプリが標準搭載されていますが、メール アプリにWindows LiveメールやOutlookのデータが自動的に引き継がれることはありません。メール アプリを利用する場合は新規アカウントの登録が必要です。

  • プラウザ
     Windows10の既定ブラウザーはMicrosoft Edgeに変更されます。それまで利用していたInternet Explorerのお気に入りやCookie、パスワードなどはWindows10のInternet Explorerに引き継がれます。ただし、Internet Explorerのお気に入りやCookieはMicrosoft Edgeには自動的に引き継がれないので注意が必要です。Microsoft Edgeで「お気に入り」を引き継ぎたい場合は、Internet Explorerからインポートする必要があります。

アップグレードの実施方法

 アップグレードの方法には2つの方法があります。

 一つは、マイクロソフト社からの案内に従ってアップグレードを実施することです。Windows7またはWindows8のパソコンでは、マシンがWindows10に対応している場合に限りタスクバー右側にWindowsのロゴが表示されます。こちらをクリックするとアップグレードの解説と申し込みの案内が表示されるので、ここから申し込みをすることができます。この方法では、メーカー等でWindows10に更新しても問題ないことが確認されてからアップグレードの案内がされるので、オススメの方法です。ただし、旧いパソコンでは要件を満たさないものもありますし、メーカーによってどこまで対応するのか差があるため、所有しているパソコンメーカーのHPなどでアップグレード対象か確認することをオススメします。
 もう一つの方法は手動でインストールする方法です。この場合にはWindows10のページから自分の使っているWindows用のアップグレードプログラムを入手します。ただし、こちらの方法はアップグレード後にトラブルが発生しても自己責任となります。元のOSに戻す方法もありますが、できる限りアップグレード案内経由でのアップグレードをオススメします。


自動アップグレードの実施方法
 アップグレードの実施は画面上に現れたガイドに従い、申し込むだけです。なお、無線LANへの接続やwebサービスのID・パスワードの保持など旧いWindowsの情報はそのまま引き継がれるので、アップグレードが終わればそのまま使えます。
  • アップグレードを実施する前に必ずバックアップを取っておく
     Windows8ではファイル履歴の機能からバックアップを取得できるので、アップグレード実行前に主導で実施することをオススメします。

  • アップグレード時には4GB程度のファイルをダウンロードするので、できる限り高速なデータ通信環境を用意する

  • モバイル通信ではこのアップグレード中に通信制限がかかってしまうので、必ず固定回線でダウンロードを行なう

  • アップグレード後は古いOSのデータをそのまま残すため、ハードディスクやSSDに4GB程度の保存領域が必要になる
     空き容量が足りない場合にはまずデータを整理しておきましょう。

手動アップグレードの実施方法
 ダウンロード時にはアップグレード対象のOSに合わせて32bitと64bitの何れかを選ぶ必要があります。ただし、間違えてもアップグレード時に指摘されるので安心です。なお、このツールを利用してインストール用メディアを作成するためには、4GB以上の空き領域があるUSBまたは空のDVD-Rが必要となります。以降のインストールは自動アップグレードと同様に難しい作業はありません。また、各種設定もそのまま引き継がれるため、アップグレードが完了すれば直ぐにWindows10を使い始められるようになります。

Windows10 Upgrade Advisorの使い方
 Windows10にアップグレードする前に、事前に「Windows10 Upgrade Advisor」で確認することができます。デスクトップアプリや接続デバイス、周辺機器との互換性に関して問題が検出された場合、その問題もリポートに表示されます。ただし、全てがチェックできるわけではないため、利用中のパソコンやタブレットのメーカーWEBサイトも併せてチェックしておきましょう。
  • タスクバー右側の通知領域にある[Windows10]ロゴをクリックします。
  • 画面左上のハンバーガーメニュー[≡]をクリックします。
  • [PCのチェック]をクリックします。
  • チェック結果がウィンドウに表示されます。

旧いWindowsへの戻し方〜ただし、〜1か月以内〜

 もしもWindows10にアップグレードしたのちに不具合が発生した場合、アップグレードしてから1か月以内であれば元のバージョンに戻すことが可能です。

 アップグレードしたWindows10を元のバージョンに戻すには、スタートメニューから[設定→更新とセキュリティ]と進み、「回復」メニューの中にある「Windows8.1に戻す」を実行します(※バージョン番号はアップグレード前のバージョン番号が表示されます)。なお、手動でアップグレードを実行した場合は元通りにならない可能性があります。実行前に必ずバックアップを取りましょう。
参考:Windows10に無償アップグレードしない方法

 Windows7(SP1)やWindows8.1が搭載されたパソコンは、7月29日以降、Windows Updateを介したWindows10への自動ダウンロードが開始され、アップグレードを促すポップアップ画面が表示されます。しかし、人によっては、ビジネスで必要なアプリケーションの動作検証が済んでいないなどの理由で、アップグレードを延期したい場合もあるでしょう。このような場合はWindows10への自動アップグレードを抑止する方法があります。


Windows10に無償アップグレードしない方法
 更新プログラムKB3065987(Windows7 SP1の場合)もしくはKB3065988(Windows8.1の場合)を適用した状態(※通常は適用済み)で、ローカル グループ ポリシー エディターを開きます。
  • ローカル グループ ポリシー エディターの開き方
    1. Windows 8.1の場合
      1. デスクトップ画面左下に表示されたWindowsアイコンを右クリック
      2. 「ファイル名を指定して実行」をクリック
      3. 「gpedit.msc」と入力後、OKをクリック
    2. Windows7の場合
      1. スタート・ボタンをクリック
      2. スタートメニュー内の「ファイル名を指定して実行」をクリック
      3. 名前欄に「gpedit.msc」と入力後、OKをクリック

  • ローカル グループ ポリシー エディターでの設定変更方法
    1. ローカル グループ ポリシー エディターの左ペインにあるツリーから[コンピューターの構成→管理用テンプレート→Windows コンポーネント→Windows Update]画面を開く
    2. 「Turn off the upgrade to latest version of Windows Update」をダブルクリック
    3. 値を「未構成」から「有効」に変更

参考:Windows10に関する参考文献他


◆参考図書
『Windows 10パーフェクトマニュアル』ソーテック社
タトラエディット・著
『Windows 10パーフェクトマニュアル』
ソーテック社・2015年7月刊、1,944円
ビギナーも安心! 使い方の基本から便利技、アプリまで、「やりたいこと」がすぐできるTIPS350を収録し、Windows 10の全操作・全機能をシンプルに解説する。
『今すぐ使えるかんたんWindows 10』技術評論社
オンサイト+技術評論社編集部・著
http://honto.jp/netstore/pd-book_27261390.html
Imasugu Tsukaeru Kantan Series、
技術評論社・2015年7月刊、1,080円
パソコン操作解説書の新定番「今すぐ使えるかんたん」シリーズのWindows 10の操作解説書です。Windowsの基本操作からアプリケーションの使い方、インターネットやメールの設定など、大きな画面でわかりやすく解説しています。また、Windows 10の新機能だけでなく、音楽や動画を楽しむ方法なども丁寧に解説しているので、この1冊でWindows 10を便利に活用できるようになります。
富士通エフ・オー・エム株式会社『よくわかるクイック!Windows 10 サクサク読める』
富士通エフ・オー・エム株式会社・著
『よくわかるクイック!Windows 10 サクサク読める』
FOM出版・2015年8月刊、756円
Windows 10をいち早く使ってみたいユーザーを対象に、Windows 10の基本的な機能と操作方法を丁寧にわかりやすく解説しています。

井村克也・著
『Windows 10パソコンお引越しガイド』
FOM出版・2015年8月刊、756円
パソコンに詳しくないユーザーが安全&確実に古いパソコンからWindows 10にデータや作業環境を引越しできるよう、準備から手順、操作方法までを解説。 Windows 8.1/7/Vista/XP対応。

◆アプリケーション:ユーティリティソフト
AOSデータ ファイナルパソコン引越し Win10特別 USBリンクケーブル付
AOSデータ ファイナルパソコン引越し Win10特別 USBリンクケーブル付
AOSデータ製品ページ
http://hikkoshi.finaldata.jp/?gclid=CLyEzN-4l8kCFRJwvAodONoOnA
「専用USBリンクケーブル付き」Windows10対応のパソコン移行ソフト。パソコンデータやアプリ、設定まで丸ごと移行します。
ノートン セキュリティ デラックス 3年版
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シマンテック
Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1 / 10, Android, iOS, Macintosh対応
ノートンは、マルチデバイス・マルチOSに標準対応です。秒単位で進化し続けるネット犯罪対策だけでなく、モバイル端末のアプリ診断も可能。「今」のデジタルライフに必要なあらゆる機能が含まれています。さらに、万が一ウイルスが侵入した場合は、無料でウイルス撃退を代行するサービスもスタート。できなかったら全額返金いたします。さあ、ノートンで、次世代の安心を。


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