【3】夏バテ対策アラカルト |
夏バテ対策のポイントはより良い生活習慣を心がけること、今年のような酷暑はどうしても疲れが残りがちです。より一層の注意を心がけましょう。
・不足しがちな水分をしっかり補給すること
・ぐっすり眠ってカラダを休めること
・軽い運動をして発汗能力を上げること
・栄養バランスの良い食事をとることです。
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夏バテの症状 |
1全身のだるさと疲労感
夏バテの代表的な症状は、全身のだるさと疲労感です。なんとなく体がだるく、疲れが取れにくい日が続きます。また、暑さによって睡眠不足になることも少なくありません。それによって、さらにだるさや疲労感が増すという悪循環に陥ることもあります。この疾患・症状に関連する情報はこちら。 |
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2食欲不振
自律神経の不調によって消化器の機能も低下し、食欲不振に陥り、体に必要なエネルギーやビタミンの不足を招くことがあります。それによって、だるさや疲労感が増したり、無気力が増幅します。この疾患・症状に関連する情報はこちら。 |
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3夏風邪
夏バテによる免疫力の低下によって、夏風邪にかかることがあります。特徴は、冬の風邪と違ってせきやたんはあまり出ないことが多く、のどの強い痛みと下痢を引き起こしやすいことです。それに加え、微熱が2〜4日間続き全身がだるく倦怠感があります。汗をかきやすいので脱水症状への注意が必要です。 |
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3熱中症
熱熱中症は、高温多湿な環境に、私たちの身体が適応できないことで生じるさまざまな症状の総称です。めまいや顔のほてり・筋肉痛や筋肉のけいれん・体のだるさや吐き気・体温が高い・意識がもうろなどの意識障害があるなど重度の場合は死の恐れもあるので救急搬送する必要もある症状である。 |
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3夏バテによる併発症
夏は、発汗による脱水状態が挙げられますが、同様の原因で夏に起きやすい、意外な病気があります。それは、脳梗塞と心筋梗塞。脱水状態による血流の悪化で、脳や心臓の血管が詰まりやすい季節なのです。夏バテによる免疫力低下や体力低下に加え水分不足、高血圧の方、脳梗塞・心筋梗塞に不安のあるかたはもちろん、健康な人も注意が必要です。 |
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■夏バテの症状リスト |
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無気力になる |
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イライラする |
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熱っぽい |
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立ちくらみ、めまい、ふらつき |
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むくみ |
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下痢&便秘 |
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夏風邪 |
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熱中症 |
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持病の悪化 |
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日頃から胃腸の弱い人や虚弱体質の人、自律神経の調整機能がうまくいっていない人、神経質で環境の変化に過度に反応してしまう人なども夏バテになりやすいので要注意です。特に体の調整機能が未熟な幼児は脱水症状になりやすいですし、また、老人の場合も暑さによって体温が上がって日射病や熱射病を起こしてしまい、衰弱しやすいので注意が必要です。
なお、上記で挙げた症状以外にも持病があった場合や、或はそれまでに気づいていないだけで弱っている器官があった場合などは、これ以外の症状が出る可能性もあるでしょう。くれぐれも自分だけで判断しないで、静養を取っても症状が改善されない場合は、病院で診てもらうことも真剣に考えるようにして下さい。 |
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冷房病対策 |
冷房のかけ過ぎに注意です。室内外の温度差が5℃以上になると、自律神経が乱れやすくなります。
一方、夏の快適温度は25度前後といわれています。外気温が30度以上のときはどうしたらいいのでしょう。そんなときは、外から室内に入ってみてください。室内に入ったときに、涼しいと感じるのは冷やしすぎです。エアコンは温度をこまめに調節しましょう。必要に応じて上着を羽織ったり、長いパンツをはくなど工夫をして体温の調節をしましょう。室内との出入りが多い場合は特にエアコン温度を上げて、体に与える温度ストレスを低減するようにしましょう。
また、湿度をさげることで、不快感がかなり減少します。除湿を心掛けるのもポイントです。
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エアコンを室内外の温度差が5℃以内にする |
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夕方はエアコンを止め窓をあける |
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エアコンの風向きを直接体にあたらないように上向きにする |
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サーキュレーターを使い、空気を循環させる |
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日があたるところに、すだれ、よしず、ブラインドを利用する |
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打水したり、風鈴など風流を楽しむ |
猛暑続きの日には、エアコンの活用は非常に大事です。特に高齢者はエアコンになじまないとか、電気代を気にしたり、そして何よりも温度感覚が衰えてついついエアコンの利用しないことが見受けられます。猛暑にはエアコンの活用方法を守りしっかりと活用しましょう。 |
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冷房の冷え過ぎ対策として、室内でのストレッチやスクワットなどの軽い運動をするとよいです。血行が良くなり冷房病になりずらくなります。 |
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水分を取り汗をかいて体温調節
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水分補給
暑くなって大量に汗をかくと水分と塩分が失われます。失った水分と塩分を早めに補わないと、発汗が止まり、体温が異常に高くなるり熱中症になってしまいます。喉の渇きを感じる前の「早め・こまめ」の水分補給、少量ずつ1時間に1回は水を飲む、お風呂上がりに、就寝前に飲むなど積極的に水をとりましょう。冷たすぎない水、できればミネラルウォーターをこまめにとるようにしましょう。スポーツドリンクは、体液の成分に近く、糖分も含まれているので、エネルギー補給という点でも優れています。夏場のビールはおいしいのですが、アルコールは水分補給にはなりません。
注意:
1)アルコールの分解過程で水分が取り込まれて、脱水作用があり飲んだビールの1.5倍以上が尿と共に排泄されていきます。
2)水分補給で気をつけたいのが、炭酸飲料はもちろんスポーツ飲料の過剰摂取、糖分があるので注意して下さい。 |
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汗腺対策
高温多湿で蒸し暑いと、汗が蒸発せずに皮膚にはりつきべたつき不快であるばかりでなく、熱を発散できずに体に熱がこもってしまいます。部屋の除湿をして湿度をさげて、こまめにシャワーを浴びて汗を洗い流しましょう。外出先では、汗ふきシート、おしぼりで、額、首筋、脇の下などの汗を拭きとるのがいいでしょう。
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汗ばむ程度の運動がおすすめ |
私たちは発汗で温度調節をしているため、汗をかく能力を高めることも夏バテの予防になります。軽いウォーキングや軽いジョギングなどを15〜20分ほど行うと、汗腺が開いて汗をかきやすくなります。発汗作用が活発となり温度調節が可能となり夏バテ予防に効果があります。
運動は日中は避けて涼しい時間に実施、終わった後の水分補給や皮膚についた汗をシャワーなどで流すとより良いです。
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眠りの質を上げる |
疲れを溜めないことようにぐっすり眠ること、夏バテの一番の予防法です。なるべく早めの就寝時間を守ってぐっすりと眠り、その日の疲れをその日のうちに取り除きましょう。寝る30分〜1時間前にぬるめのお風呂につかり、暑くて寝苦しいときは頭部を氷枕で冷やすと、早めに寝付くことができるうえ、より一層深い眠りが得られます。寝室内を快適に保つために、室内の温度は約28度、湿度は50〜60%を目安に、熱帯夜の場合はエアコンや扇風機も活用してください。1〜2時間でスイッチが切れるようにタイマーを設定し、一晩中かけ続けないことも重要です。扇風機は風が直接からだに当たらないように工夫してください。
イグサ、竹、麻など通気性の良い天然素材や、ひんやりと感じる素材で作られた寝具などを選ぶのもおすすめです。 |
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直射日光よけ&紫外線対策 |
直射日光を浴びると体感温度は大きく上がります。帽子をかぶる、日傘をさすなど日光よけ対策も効果的です。また、紫外線も日焼けのダメージに加えて体にもストレスがかかりますので、日焼け止めをしっかりと活用していくことも大切です。
特に行楽地、海や山などは紫外線がより強いので注意が必要です。 |
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暑さ対策グッズの活用 |
暑さ対策グッズの活用
最近は暑さ対策グッズが沢山出ています。効果手にか活用をしていけば、夏バテ対策にもなりますのでお知らせしておきます。
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高機能ウェア:汗を吸収して気化することにより体温を調節してくれます |
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(アンダーウェアから上下ウェア・帽子など) |
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クールタオルやネッククーラーなど濡らして使う冷間グッズの活用 |
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扇子・団扇・電池式携帯扇風機の活用 |
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冷間シーツやタオルケットなどの活用 |
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冷間スプレーの活用 |
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熱さまシートや冷えピタの活用 |
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アイスバッグの活用 |
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手軽に使えるグッズを使って少しでも快適に夏バテを予防しましょう。 |
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夏バテ対策の献立 |
一番大切な夏バテ予防は「食」にあります。
ただでさえ食欲のなくなる熱いときにおいしくそして栄養価の豊富な食べ物をとることが何よりも夏バテ予防につながります。食材や料理などをご紹介します。
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ビタミンB群でスタミナUP |
夏は、熱いために食欲が減退しがちです。のど越しよ良いそうめんや冷や麦など炭水化物にかたよった食事になりやすく、これでは栄養バランスがくずれてしまいます。不足しやすいたんぱく質や汗をたくさんかくと失われるビタミン、ミネラルは意識して摂るようしましょう。
また、このじきだからこそ、一日三食きちんと食事をとることが大切です。 たんぱく質とビタミンB群、ビタミンC、ミネラル(マグネシウム、鉄、カルシウム、カリウムなど)をしっかり摂りましょう。
たんぱく質を摂るために肉、魚、大豆製品などを一食どれか一品でもとるように心がけましょう。またビタミンやミネラルを含む野菜や果物も積極的に取り入れてください。食欲増進には、しょうがやしそなどの香味野菜や、カレー粉などの香辛料を使うと効果的です。酢やレモン、梅干しなどに含まれるクエン酸にも疲労回復効果があるのでおすすめです。
☆たんぱく質 肉、魚、大豆製品など
体のもととなる栄養素。血液やホルモン、体の組織になります。
☆ビタミンB群 豚肉やレバー、うなぎ、かつお、まぐろ、大豆製品
糖質やたんぱく質、脂質といった栄養素の分解を助けます。ただ食べ物を食べるだけでは、身体が吸収できません。ビタミンB群を摂ることで、栄養の吸収率がアップして、暑さに耐えられるエネルギーを作ります。
☆ミネラル
汗で流失しやすく、暑い季節は損失が多くなります。ビタミンB群と同じように、代謝を助ける働きもあるため、多めに補給してあげる必要があります。
☆ビタミンC
紫外線のダメージによる活性酸素を除去します。疲労回復のために補給しましょう。
☆クエン酸
酢やレモン、梅干しなどに含まれるクエン酸にも疲労回復効果があるのでおすすめです。 |
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夏バテに効く食べ物 |
☆レバー
鉄、たんぱく質、ビタミンB群、その他ミネラルが豊富で、高栄養食材のひとつです。調理が大変な場合は、お惣菜の焼き鳥や外食を利用してもよいでしょう。
☆うなぎ
糖質や脂質の分解を助ける働きのビタミンB群が豊富です。また、免疫力アップに欠かせないビタミンAも豊富に含んでいるため、レバー同様高栄養な食材だと言えます。高価なので頻繁に食べられる食材ではありませんが、夏のぜいたくにはぜひうなぎをおすすめします!
☆枝豆
糖質、たんぱく質がバランスよく含まれ、ビタミンB群やビタミンCも含まれます。夏には手軽で食べやすい食材のひとつです。
☆パプリカ
野菜の中でもビタミンCが多く含まれていて、ビタミンAやEといった抗酸化ビタミンも豊富です。夏の食事にぜひ加えてほしい食材のひとつです。
☆夏野菜
水分が多く、体を冷やす効果のある夏野菜。ピーマン、なす、トマト、ゴーヤ、オクラ、きゅうりなどが挙げられますが、旬の時期は味も格別です。食欲がないときは、冷やしたきゅうりやトマトを食べて、体を冷やしてから食事を摂ると、食欲増進につながります。彩りのいい野菜は抗酸化効果も高いため、おすすめです。
☆レモン+海塩+水
疲労回復にもってこいの酸とビタミンCを含むレモン。そして、ミネラルが豊富な海の塩。それらを水に溶かして、オリジナルの夏用ドリンクを作るとよいでしょう。市販のドリンクは糖質が多く入りすぎていて、余計にビタミンを消耗してしまいます。朝起きたときと、寝る前に飲むだけでも効果を実感できますよ! |
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