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 昔は洗濯機など無く、一枚一枚たらいと洗濯板で固形石鹸を付けて洗っていたものである、汚れも落ちづらく、大変時間もかかっていた。脱水も手絞りだけでそのまま干していた乾くまで時間がかかっていのだそうである。
  現在の洗濯は大変進んでいる、高機能洗濯機や高機能洗剤で、洗濯物を投入しておけば後はたたむだけとなっている。便利で汚れもよく落ち、時間も有効に利用できるようになっています。
 しかし、洗濯物によって、また汚れによってはより効率的な洗濯方法があります。今どきの洗濯について考えてみましょう。


現在の洗濯術
【1】洗濯の大改革
【2】洗濯機の選び方
【3】洗剤の種類
【4】これで違う洗濯の仕方


【1】洗濯の大改革

 昔の洗濯は大変な労力をかけていた、水道も無く、井戸や水路、川の水を利用して洗濯をしていました。洗い場では、基本は踏み洗い、頑固な汚れん固形石鹸を使い、木製のたらいと木製の洗濯板で洗濯物をゴシゴシと一枚一枚洗っていたのである。時間も労力も今とは比べ物にならない大変なものであったことは想像に値します。洗ったものあ脱水もできず手絞りで干されていたので乾くまでの時間も延々とかかったと思われます。
 その後手動式洗濯器、そして昭和30年代になってやっと電気で動く洗濯機が誕生したのです。
洗剤も固形石鹸や粉石けんから
 
洗濯機の歴史

足や手洗の時代
昔話にありますが、おばあさんは川に洗濯に・・・・。
 昔は河原の岩場などで洗濯物を足で踏みつけて洗濯していました。また街中では水路に水場があり共同で洗濯や野菜洗いなどをする場所がありました。長屋などでは共同井戸がありそこで洗濯をすることもあったでしょう。
 明治に入ると洗濯板とたらいが使われるようになり、頑固な汚れも落としやすくなってきました。
 昔は洗濯に限らず、家事の労力がかかり、主婦業も大変でしたし、子供の手伝いも大事な労働力となっていたのです。

手回し洗濯器
 昭和30年代の登場した洗濯器具といえばこれ、電気を使わないエコで実用的な手回し洗濯機です。
すでに電気洗濯機も発売されていましたが何分高価で庶民には手が出ないときにひそかにヒットした商品です。人工衛星みたいな、丸いピカピカの本体、なアルミ製のタンクと飾りの無いシンプルな形で、使い方はタンク内にお湯(40度〜80度)と洗剤、洗濯物を入れる。蓋をきっちり閉めてぐるぐる取っ手を使って回します。(10秒〜20秒)密閉状態になった容器内は,お湯で空気が膨張し気圧が高くなります。するとその圧力のせいで洗剤を含んだお湯が繊維の内部にまで染み込み汚れを分解します。蓋を素早く開けるとポンっと音がして爆発的に内圧が下がり真空状態になりアカやホコリを分解して剥脱される空気の定積変化を利用してとにかく汚れが、よく落ちるいるとのうたいこみで販売されていました。 直径30cmほどのこの球体、意外なことに長袖のシャツなら3枚、シーツなら1枚は楽に洗えるました。
インターネットなどで同じ原理を使った手回し洗濯機が、電気不要、水も洗剤も節約できると5000円前後で売られていますので気なった方は調べてみてください。
出典 Wikipedia 
一槽式洗濯機
世界初の電気洗濯機は、今から約100年前、1908(明治41)年にアメリカのアルバ・ジョン・フィッシャー(Alva John Fisher)により発明された。これは、円筒槽の回転によって汚れを落とす「たたき洗い」を電化したもので、シカゴのハレー・マシン社(Hurley Machine Co.)が“Thor(ソアー)”ブランドで販売した。
日本初の電気洗濯機は1930(昭和5)年、芝浦製作所(当社の前身)は国産初の撹拌式電気洗濯機“ソーラー(Solar)”の製作を開始した。自動絞り機付きの洗濯機本体は、ハレー・マシン社から技術導入するとともに、攪拌翼についてはGE社の技術者ノーブル・H・ワッツ(Noble H. Watts)の発明(特許第99044号)を採用し、最先端技術を駆使した商品であった。攪拌翼は、アルミ中空体の3枚羽根が上から下に向かって20°の傾斜があり、底部は少し広がっている。毎分約50回、200°の往復運動を繰り返す。洗濯容量は6ポンド(約2.7kg)で、価格は370円と高く、銀行員の初任給が約70円であった当時、一般の家庭での購入はできなかった。(東芝サイトより抜粋)
 電気洗濯機は昭和30年半ばから価格もこなれて家庭に普及しだします。洗濯物と洗剤を入れてスイッチを入れると、機械が自動で洗濯をしました。まだ洗剤も機械も効率は良くなく、それほど綺麗には洗えませんでしたが、スイッチを押して放っておくと洗濯ができるので、空いた時間で家事の効率は大幅に上がりました。洗濯が終わると2本のローラーに洗濯物を通し、飛び出したハンドルを回すと脱水ができましたが幅も狭く通すのにコツがいったりしわになったりと水分も結構残ってしまう程度のものでした。でも当時電化製品の三種の神器として、テレビや冷蔵庫とともに近代化の代名詞となった花形商品でした。

二槽式洗濯機

1960年についに洗濯と脱水が一体化した2槽式洗濯機が発売されます。洗濯槽だけだった洗濯機に脱水槽がつけくわえられました。この洗濯機の登場で脱水も自動で行うようになりました。ただ洗濯槽から脱水槽に洗濯ものを移すのは人が行っていました。ローラー式の脱水では考えられないほど水分を飛ばしてくれますので乾きも早く便利なものになって1970年代には家庭の普及率も90%を超えました。
 二槽式洗濯機は、全自動洗濯機に比べ、構造も単純であるため丈夫であり、壊れても修理がしやすく、また、洗濯・すすぎと脱水の工程を同時に行うことができるため、短時間の間に全自動洗濯機よりも多い量を洗濯することができるのです。「壊れにくく、短時間に大量の洗濯をできる」ということがいまだに二槽式洗濯機が愛用持されている理由です。まだ新品も販売されている現役バリバリの洗濯器です。

全自動洗濯機の時代に
1965年に洗いから脱水までを自動で行う全自動洗濯機が登場していましたが普及には至りません。
1980年代になってくると、洗濯物の量などを計測して洗濯してくれるマイコン制御などの改良が加えられ縦型全自動洗濯機が普及してきます。そして1990年代に入ると2槽式と全自動洗濯機は立場が逆転。一気に全自動洗濯機の時代へと突入します。
2000年代に入るとドラム式洗濯機が登場してきます。サイズが大きく汚れ落ちの問題でで不利といわれていました。しかし年々改良が進み温水機能やシャワー機能などで洗浄力は縦型と遜色無いものも登場しています。そして何よりも乾燥機能が搭載されており、洗濯から乾燥までできるのは魅力でした。これによって洗濯機の市場に洗濯乾燥機という完全自動化されたジャンルが登場します。
出典 洗濯機おすすめランキング.com 一部抜粋加筆
洗剤の歴史


石鹸分を含まない洗剤の登場
石鹸分を含まない洗剤の開発は20世紀初頭から着手され、1917年にドイツで界面活性のメカニズムが明らかになると本格化した。1930年代に天然油脂から脂肪族アルコールの大量生産が可能となり、この脂肪酸アルコールを原料としてアメリカやドイツで洗剤の製造や販売が始まっている。
日本ではドイツからの技術を導入する形で、1937年に第一工業製薬から羊毛用の中性洗剤として「モノゲン」が発売され、翌1938年には花王(当時・花王石鹸)がステープル・ファイバー衣料用の粉末洗剤「エキセリン」を発売している。ただし洗剤が本格的に普及したのは第二次世界大戦以降からで、1952年に花王が日本初の弱アルカリ性合成洗剤「花王粉せんたく」(後の「ワンダフル」)を発売し、電気洗濯機の普及と相まって市場へ浸透していった。


公害問題で品質改良
 大量に使用されるようになったABS洗剤は、極めて分解しにくい物質でした。日本では1961年(昭和36年)ごろから河川の発泡が見られるようになり、大きな社会問題となりました。
 その結果、直鎖化合物(生分解が困難ではないという意味で「ソフト型」と呼ばれます)を用いた洗剤への転換しソフト化が進められました。1971年(昭和46年)に洗剤のソフト化率が97%に達しました。


排水の富栄養化対策で無リン化に
 ハード型からソフト型への転換が一段落した頃、新たな環境問題として、河川、湖沼や海の富栄養化と合成洗剤とのかかわりが注目されるようになりました。洗濯用合成洗剤の助剤としてトリポリリン酸塩が使用されていたことから、合成洗剤が富栄養化の原因の一つとして問題視されるようになりました。
日本では、1969年(昭和64年)に琵琶湖で初めての淡水赤潮が起こり、1972年(昭和47年)には瀬戸内海で赤潮の大発生があり、大きな社会問題となりました。1980年(昭和55年)に琵琶湖富栄養化防止条例が、1982年(昭和57年)に霞ヶ浦富栄養化防止条例が施行され、有リン洗剤の販売・使用が禁止されました。洗剤メーカーは無リン洗剤の開発に取り組み、1973年(昭和48年)には第一号の無リン洗剤が発売されましたが、コストや使い勝手の面から普及しませんでした。1980年(昭和55年)に、リン酸塩の替わりにゼオライトを配合した無リン洗剤が発売され、これは消費者に受け入れられて普及し、現在日本では、家庭用洗剤はほぼ100%無リン化されました。


洗濯洗剤のコンパクト化


 コンパクト化洗剤は、オイルショック後に一度はすたれてしまいましたが、1987年(昭和62年)に新しいコンパクト洗剤が発売されました。洗浄力は変わらないのに、価格も変わらず持ち運びが楽で置き場所を取らないことが人気を呼び、ヒット商品となりました。その後、柔軟仕上げ剤や漂白洗剤もコンパクト化されました。


液体洗剤時代に
 衣料用洗剤市場で歴史的な主役交代が起きた。2010年1〜8月の累計ベースで、長らく市場の過半を占めてきた粉末洗剤のシェアを液体洗剤が上回り、5割強のシェアをに。花王が日本初の液体洗剤「液体ニュービーズ」を発売したのが1964年。じつに46年ぶりの主役交代となった。
 立役者は、ここ1年のあいだに相次いで投入された超コンパクト液体洗剤だ。09年8月、花王が従来の液体洗剤を2・5倍濃縮しパッケージをコンパクトにした「アタックNeo(ネオ)」を発売すると、10年1月にライオンも濃縮タイプの「トップNANOX(ナノックス)」を投入した。
 泡切れがよくすすぎの回数を減らせるため、節水・節電につながる点が支持された結果、アタックネオは発売から累計で約3000万本、トップナノックスは同1400万本の出荷を達成し、洗剤の液体化を加速させた。
 さらに、第三の潜在と言われているジェルボール洗剤含めた高機能洗剤の時代に詳しくは後述します。

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洗濯機の選び方

 買うと長い付き合いになる洗濯機、値段も安いものから結構高額なものまで、縦型、ドラム型、洗濯容量やサイズ・・・色々な要素を検討して最適なものを選ぶ必要があります。基本は現在利用している洗濯機を使っていて使い買ってがどうなのかという事を考えてから選択すると良いと思います。
より良い洗濯機を選ぶ選択肢をまとめてみました。
洗濯機選択の要素

洗濯機を選ぶ要素をまとめてみました
  • まずはご予算を決めないと機能だけであとで予算オーバーで選び押しにならないように!
  • 洗濯の容量と頻度を現在の状況をチェックしてみましょう。 まだ洗濯物の汚れ具合チェック項目となります。
  • 家族構成やライフルタイルによる洗濯にかけられる時間や時間帯はどうなるか検討してみましょう。
  • 設置状況によって、サイズやタイプが変わってきます。あらかじめ入るサイズ、作業環境などから利用しやすいか検討できるようにしましょう。
  • 洗濯脱水だけ、洗濯器に乾燥機を加えるか、全自動で乾燥まで行うか生活生活にマッチした製品を選びましょう。
  • 機能のチェック 洗浄力をはじめ、乾燥仕上がり・除菌消臭機能・静音性、省エネ性 電気代 水量、さらに選択時間など様々な機能をチェックしましょう。
洗濯機の選択

洗濯機の種類 価格
.縦型洗濯機
容量4Kg程度の小型のものからありから有り低価格で単身向けはこちらになります。縦型の洗濯機は、たっぷりの水で洗剤を泡立てて、水流と遠心力を使って衣類をこすりあわせて洗濯を行います。洗濯槽にしっかりと水を張り、その中で洗濯を行うため、汚れをすっきりと落とすことができます。
 また、脱水は、遠心力を使って水分を吹き飛ばす方式です。乾燥付きの場合も同様には、遠心力を使って衣類をかき回しながら温風を当てて行います。この方法ですと、洗濯槽に衣類が張り付いてしまうため、空気が通りにくくなり、時間がかかってしまいます。また、比較的しわになりやすいのも難点です。縦型洗濯機は、安く購入できるものが多いのが縦型洗濯機のメリットでもあります。

■ 価格帯 : 3万円台から20万円台ぐらいまであります。

ドラム型洗濯機
ドラム型は洗濯乾燥までオートでできるタイプで必然的に高級機として登場、それをベースにして色々な機能を盛り込んで各社競争して商品力を争っています。ドラム型の洗濯機は、ドラムの回転によって洗濯物を上から下へと落とし、叩きつけながら洗剤を泡立てて、洗濯を行います。縦型の洗濯機よりも水を使わないため節水が可能で、衣類同士を絡ませたり、こすりあわせたりすることがない為、洗濯物への負担も軽減できます。ただ、汚れによっては落ちなかったりすすぎ残りが出たりと弱点もありますが、現在の最新機種は、弱点をかなり解決した商品となっています。
乾燥は、ドラムの回転によって洗濯物が上から下に落ちる間に温風を当てて行います。乾燥する際に衣類がほぐれるため、比較的しわになりづらいのも魅力です。
ドラム型の特徴は省エネ設計です。水の量も少なく洗える、電気代も少ないなど高価格ですので省エネの歌いこみもい一杯ありますがその分高いので洗濯機の償却を考えるとどうかなってところもあります。

■ 価格帯 : 8万円台から40万以上のものまであります。

二層式洗濯機
昔から洗濯機を使用している方にはなじみ深い「洗濯〜すすぎ」と「脱水」を行う槽が分かれたタイプ。すすぎ後、洗濯物を脱水槽に移し替える必要がありますが、洗濯と脱水を同時に行えるためまた構造がシンプルなためいまだに需要があります。また、本体サイズは横幅が広くなります。

■ 価格帯 : 3万円弱から4万台のものまであります。

容量
どれくらいの容量が最適なのかは、1日どれくらいの洗濯物が出るかを目安に選ぶのが一般的と言われています。家族構成を目安にし、4人家族で6kgといわれていますが、最近は大容量化がすすみ、8kg・9kgサイズが主流となっています。
しかし4kgの洗濯物を、定格容量5kgの洗濯機と定格容量8Kgの洗濯機でした場合、8Kgの方が電気代・水道代ともにかさみます。洗濯機が最も効率良く(省エネ)に運転できるのは、定格容量の8割程度ですので、必要な容量を見極めて購入すると省エネにつながります。
また、乾燥をメインに使用したい場合、大半の機種は乾燥容量と洗濯容量が異なるので、乾燥容量に合わせて大きめのものを選ぶとよいでしょう。
  • 〜5kg   : 一人暮らしや夫婦のみの家族、分け洗いをすることが多い家庭向け。
  • 5kg〜7kg : 3〜4人程度の家族や、まとめ洗いをすることが多い家庭向け。
  • 7kg〜9kg : 小・中人数の家族で、まとめ洗いをすることが多い家庭向け。
  • 9kg〜   : 6人以上の大人数の家族や、まとめ洗いをすることが多い家庭向け。

設置場所とサイズ
 通常、洗濯機は「防水パン」や「防水トレー」と呼ばれるスペースに設置します。既設の場合は、設置スペースを確認し、設置可能なサイズの機種を選びましょう。 また、縦横、奥行きだけでなく、給水用水栓の蛇口の高さや距離の確認も必要です。最近の建物は戸建て、マンション問わず省スペース化で直下排水タイプのレイアウトの場合注意が必要です。直下排水タイプは手が入らないので排水口の清掃が出来ず水漏れ、溢れ、異臭等の原因なるります。乾燥をよく使う場合糸くずの発生量が増え温風を排水ホースから排水口に向けて排気している物もあるので糸くずが流れていくのでとても詰まりやすくなります。
 設置場所ですがベランダや風呂場などでは湿気の問題で対応年数勝ち事務場合があります。賃貸などで設置も変えられない場合は、あまり高額なものではなく買い替えしやすい価格帯のものにしましょう。
 見逃しがちなのが、設置場所までの運搬経路の横幅や高さ。日本の家屋は基本的に狭いので洗濯機の置き場が限られている事が多いため寸法を測らずに購入して納品時に搬入出来ないなんて事もあります。こうしたサイズを確認し、すべてクリアできる本体サイズの機種を選びましょう。

とびらの開き方
 扉の開閉の違いにより、洗濯機の種類を分けることもできます。これにより、洗濯中の動作や必要な設置スペース、周りの収納スペースなどが異なってきますので、自宅の洗濯機置き場にどのタイプが最適か考えておきましょう。
 洗濯機の上部が開閉するタイプ。縦型洗濯機はすべてこのタイプで、上から洗濯物を出し入れするので、前面に人が立てるスペースがあれば大丈夫なので省スペースといえます。槽の底にある洗濯物が取り出しにくいという弱点はあります。
 洗濯機の前面に扉があるタイプ。また、斜めに扉を開けるタイプのドラム式は、前面でのドアの開け閉め設置スペースだけでなく扉の開閉方向に注意が必要です。 冷蔵庫でも同じことが言えますが、レイアウト上使いにくくなることもありますので、しっかり確認しましょう。 最新機種では、左右選べる機種が増えてきましたが、色によってはない場合もありますので、事前によく検討しましょう。

乾燥機機能とは
 単身者向けの縦型洗濯機は洗濯機能だけで乾燥機能はありませんが、結構低価格機でも脱水機能を利用して、風を起こして乾燥(乾ききらない)させるタイプもあります。乾きは早くなりなりますので、選択肢としてはありかと思います。全自動のヒーター加熱タイプもありますが、時間と電気代で乾燥についてはドラム型に優位性があります。
 全自動で乾燥まで使うと言う方はドラム式が最適です。こちらも乾燥はやはり乾燥容量は少なくなりますが10sに対して6s近く乾燥できます。
乾燥機と同じ布の動きするため乾燥効率もよくしわにもなりにくいです。メーカーによってヒータードライ方式やヒートポンプ方式など乾燥メカニズムにも種類があります。使用上の注意点としては洗濯フィルター、乾燥フィルターをこまめに掃除しないと性能が発揮できないところです。フィルターを掃除しないとただでさえ使う水が少ないのに糸くずがうまく掃けずに内部で溜まって衣類に付着や機能低下、本体破損に繋がります。乾燥フィルターは乾燥するたび毎回と指定がありますので守りましょう。

ヒーター式(水冷式)乾燥
従来まで主流の乾燥方式。乾燥機内のヒーターで洗濯物を乾燥するタイプ。その時に発生する水蒸気を「水」で冷して水滴に戻し排水します。そのため、乾燥時にも冷却水が必要となります。また乾燥温度が高く、乾燥途中で扉を開けられないのが難点と言えます。
ヒートポンプ式乾燥
2005年11月に新しく登場した乾燥方式。洗濯機の中のヒートポンプにより熱交換した熱で衣類を乾燥するタイプ。簡単に言えば、洗濯機の中でエアコンの除湿が運転されている感じ。ヒーターも水も使用していないので、大幅な省エネを可能にしました。また、乾燥温度が60度程度と低めなので衣類を傷めにくいのもウリです。

洗濯機の性能比較
使用水量
節水がかなり進んでいますが、水は洗濯時だけ使用されている訳ではありません。ヒートポンプ式乾燥の場合、乾燥時に水は使用しませんが、ヒーター式乾燥の場合、冷却用水としてかなりの水を使用しています。乾燥時の水量もかならず確認することをお忘れなくチェックしましょう。
消費電力量
消費電力量(Wh)、洗濯機を実際に使用した時に必要となる電気の総量になり、この数値で電気代が判ります。洗濯機の場合は洗濯時のみですが、洗濯乾燥機の場合洗濯→洗濯→乾燥別々にいくつかの数値が表示されています。
所要時間
全自動とは言え、所用時間はチェックしておきたい項目です。最新の機種でも、6kg物での洗濯〜乾燥は早いもので1時間半前後、省エネモードなら3時間程度の時間がかかります。普段は外に干す人は洗濯だけの所要時間も確認できます。
静音性
洗濯時・脱水時・乾燥時について、それぞれの音をデシベル(db)で表示しています。音は3db違うと、人間の耳には2倍に感じるとも言われています。
共働きなどで、夜遅くに洗濯機を使うという場合は、dbの数値確認は忘れずにチェックしましょう。


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【3】洗剤の種類

 洗剤の歴史でも述べましたが、洗剤の進化はすさまじいものがあります。コンパクト粉石鹸が出始めたころから、酵素入りだの高機能をうたいだし、液体洗剤に進化して、さらにコンパクト液体洗剤、さらにジェルボールというさらに濃縮された洗剤が登場してしばらくたちます。
 さらに柔軟剤、脱臭から香り成分まで多機能化した高機能洗剤が現在主流となっています。
洗濯洗剤の種類と活用方法

中性・弱アルカリ性・弱酸性洗剤の使い分け
●洗浄力を重視するなら弱アルカリ性
弱アルカリ性は、3つの中で洗浄力が最も高いのですが、色落ちや、生地によっては傷んでしまう可能性もあります。粉末洗剤は弱アルカリ性のものが多く、上で粉末洗剤は洗浄力の点で勝るものが多いとご紹介したのも弱アルカリ性であることが要因です。通常の洗濯洗剤はこちらになります。
●色落ちが気になるなら中性
液体洗剤で多いのが中性のもの。中性は洗浄力は控えめですが、生地を傷めにくく、色落ちもしにくいという特長があります。ウールやシルクなどのおしゃれ着を洗うときに使うおしゃれ着洗いも中性です。ただ、中性の洗剤は色落ちしにくいと言っても、蛍光増白剤が入っていると、キナリや淡い色の衣類は黄ばんでしまいます。キナリや淡い色のものを洗う際はご注意ください。
●肌への優しさ重視派には弱酸性
弱酸性は、3つの中で洗浄力は最も弱いですが、肌に優しいというメリットがあります。かぶれなどが起こりにくく、肌が敏感な方におすすめです。

液体洗剤と粉洗剤の使い分け
液体洗剤の特徴
液体洗剤は一般家庭で最も需要が高いと言えます。液体洗剤を使用しているというご家庭も多いのではないでしょうか。
ドラム式洗濯機は液体洗剤がおすすめです。

液体洗剤のメリット
  • 水に溶けやすく扱いやすい
  • すすぎ1回でも使用可能なものがあり、節水・時短ができる
  • 容器もコンパクトで場所を取らない
  • 素材を選ばない
液体洗剤の一番良いところは洗剤が溶けやすいということ。粉洗剤の場合は水に溶けにくく、温度が低い冬などには固まってしまい、洗濯物に付着しているなんてことも。再度すすぎをしても衣類にこびりついてしまい、なかなか取れないという経験がある方も多いのではないでしょうか。また、毎日忙しい主婦の方にとって時短で済むのは魅力的ですよね。素材を選ばないのも大きな特徴でしょう。ほとんどの衣類は、色物や柄物問わずに洗うことが可能です。

液体洗剤のデメリット
  • 粉洗剤よりも洗浄力が弱い
  • 価格が高くコスパが悪い
  • すぐなくなる、詰め替えが面倒(詰め替え容器利用)
使い勝手が良い反面、洗浄力が粉洗剤より弱いとも言われています。しっかり繊維の奥まで洗うというよりも、衣類の色移りを防ぎながら汚れを落とすという認識の方が良いのかもしれません。また、価格が高いのはご家庭に影響していることもありますね。すぐなくなる、詰め替えが面倒といったことが痛手になる場合もあります。
液体洗剤がオススメ
色物や柄物・デリケートな素材の衣類・粉洗剤が溶けにくい冬場・手間を省きたい時

粉洗剤の特徴
液体洗剤は一般家庭で最も需要が高いと言えます。液体洗剤を使用しているというご家庭も多いのではないでしょうか。
ドラム式洗濯機は、水が少なくて洗濯できますが粉が解け切らないと白く洗剤が残りやすくなります。汚れの酷いものはお湯などで溶かしてから利用しましょう。

粉洗剤のメリット
  • 洗浄力が液体洗剤よりも強い
  • 安くコスパも良い
  • 詰め替えが簡単
  • 素材を選ばない
粉洗剤の洗浄力は非常に高く、白い衣類を洗うには大きな効果が期待できると言えます。また、粉洗剤の価格は比較的に安価。詰め替えの際も簡単で、長持ちするためコスパが良いです。

粉洗剤のデメリット
  • 水に溶けにくく衣類に残ることがある
  • しっかりとすすぐことが必要
  • 衣類によっては色落ちする可能性もある
粉洗剤は水に溶けにくいので何度もすすぐ必要があります。衣類に洗剤が残ったまま着用すると肌荒れや衣類を痛めることにも繋がってしまいます。また、粉洗剤を使用する際にお湯を使うご家庭も多いようで、時間と手間がかかるのが難点。また、洗浄力が高いので色落ちや色移りする可能性もないとは言い切れません。

粉洗剤おススメ
白のワイシャツやタオル・子供の体操服など・大量の洗濯・洗剤代節約・しっかり汚れを落としたい時・土や泥が付着した運動靴など

高機能洗剤
高機能液体洗剤(濃縮液体洗剤)
液体洗剤をより濃縮したコンパクト液体洗剤が登場、汚れ落とし、消臭、香りがついたより高機能な洗剤です。
ちょっとした量で驚きの洗浄力、軽いので買い物が楽、置き場を取らないなど、また泡切れが良くすすぎが一回で済む時間も電気代の省エネにも貢献できます。価格は高めですがこの高機能さを活かせる共稼ぎ世帯などで広く活用されるようになりました。

ジェルボール
ジェルボールは、水溶性のフィルムに濃縮された液体洗剤が入っています。1個のボールに1回分が入っているので、計量不要で、洗濯機にポイッと入れるだけと手軽!その反面、量を調節できないので、1人暮らしなど1回の洗濯物の量が少ない場合はコスパが悪くなります。
価格は液体洗剤より高いですが、最新の高機能洗剤として洗浄力が高く、すすぎ1回など手間がかからないのがメリットです。
ジェルボールは、暑いところ(35度程度)に置いておくと外側のフィルムが溶けてしまうので夏場は注意してください。

色々種類がある洗剤の活用方法
汚れをしっかり落としたいなら「弱アルカリ性」を選ぶ
皮脂汚れ・油汚れ・食べこぼし・身体から出るタンパク質など、衣類に着く汚れのほとんどは「酸性」です。この酸性の汚れを落とすには、反対の性質である「弱アルカリ性」の洗剤を選びましょう。汚れを中和することで、汚れ落ちが良くなります。
デリケートな衣類用には「中性洗剤」や「おしゃれ着用洗剤」を選ぶ
ニットやウール100%の衣類など、デリケートな風合いや色合いを守りたい場合には、中性洗剤やおしゃれ着用洗剤などのデリケート衣類用洗剤を選びましょう。洗濯方法は漬けあらいやネットに入れて洗うなど、洗濯物に合わせて、洗剤の説明などを読んで利用してください。
部屋干しが多いなら消臭・除菌効果に優れた部屋干し用
部屋干し用洗濯洗剤は、部屋干し時に発生するイヤなニオイを抑えるため、消臭・防臭や殺菌効果に特化して作られています。梅雨や冬など、部屋干しが多くなる時期には積極的に活用すると良いでしょう。
皮脂汚れには酵素入りがおすすめ
酵素入りの洗濯洗剤は、たんぱく質や脂質に効果を発揮します。皮脂汚れや食べこぼしが気になるときに活用しましょう。
香りにこだわる方におすすめ!柔軟剤入り洗剤
柔軟剤入り洗剤を使えば、洗剤を入れるだけでOK!柔軟剤は後から溶けるように工夫されています。消臭や防臭の効果があったり、バラの香りがしたり、臭いが気になる方には手軽でおすすめです。
すすぎ1回でOKの洗剤は時短・エコ重視派におすすめ
すすぎ1回でOKの洗濯洗剤は、泡切れがよく、繊維に洗浄成分が残りにくいように作られています。すすぎが1回で済むので、時短にもなり、節水にもなります。
蛍光剤の有無で使い分け
蛍光剤も白さを際立たせる成分です。蛍光増白剤とも呼ばれており、色を抜くのではなく青色や黄緑色を足すことで色温度を下げ、洗濯物を白く見せています。白さに加え、輝いて見えるのも蛍光剤の特徴です。
ただ蛍光剤自体がとても落ちにくい成分なので、使用には注意が必要。色物んどは逆に色がくすんだりするので蛍光剤がはいらないものを利用しましょう。

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これで違う洗濯の仕方

衣料品にもいろいろな生地の材質があり、洗濯方法が異なります。洗濯マークを見て洗濯方法を確認することから始めましょう。洗濯時なんでも一緒に洗うのではなく洗濯マークごとにグループ分けして洗うと効果的です。
次に汚れ具合により洗濯の方法を変える必要があります。汚れの種類やシミの種類のより洗濯の方法を変える必要があります。
衣料品の洗濯マークを確認しよう

洗濯マーク
お洋服の内側に付いているラベルに描かれている、衣類の取扱い表示(以下、洗濯表示)。大切なお洋服を長持ちさせるために欠かせないお洗濯時のルールが、記号となって表示されています。洗濯表示の変更に合わせて、お洗濯方法や洗剤の選び方についてまとめてみました。

■ 5つの基本記号】 ※下記の順番で表示されます

洗濯は「洗濯おけ」、漂白は「三角」、乾燥は「四角」、アイロンは「アイロン」、クリーニングは「円」で示される基本的な5つの記号をまずは覚えましょう(※従来の絞り方の記号は廃止されます)。それらに「・」や「?」を組み合わせて示されます。

 ■ 家庭洗濯の記号とおすすめの洗濯の仕方、およびおすすめの洗剤


 ■ 漂白剤の記号と意味、およびおすすめの漂白剤

 ■ その他洗濯記号


 

洗濯の手順
洗濯の下準備
 洗濯機にかける衣類を選び、一度に洗う衣類を分類する。
   ↓
洗濯機のコースを選ぶ
 洗濯物を洗濯機に入れたら、電源をいれてコースを選択する。基本は「標準」で、場合にあわせて他のコースを選び、洗濯機にかける。
   ↓
洗剤をいれる
 洗濯機が必要な洗剤の量をランプで教えてくれるので、それに従って洗剤を入れる。
 必要に応じて漂白剤 柔軟剤を入れる
   ↓
洗濯物を干す
 洗濯機から洗濯物をとりだし、洋服に合わせた方法で干して乾かせば完了。

洗濯の下準備
洗濯表示を確認
 洗濯の選別をしましょう。衣類の裏側についている「洗濯表示」には、洗い方や干し方などの大事な情報が載っています。洗い方を分けてグループ分けをしましょう。
色物をチェック
 濃い色の衣類は洗濯前に白い布に洗剤を付けて目立たないところを擦って色落ちチェックをしましょう。チェックをしてみて色落ちした衣類は、他の洗濯物と一緒に洗うと色が移ってしまいます。分けて洗いましょう。
デリケートな衣類
 中性洗剤と書かれていたり手洗いの指定があるものは、一緒に洗濯せず、指定の洗剤で手洗いしましょう。洗濯機に指定がある場合は指定洗剤をいれネットに入れてそのコースで洗濯しましょう。
汚れをチェック
 洗濯物の汚れをチェックして洗濯方法を分けましょう。洗剤や洗濯時間を調整します。さらに汚れがひどい場合はキレイなぬるま湯に粉末洗剤や漂白剤を溶かし、20分程度つけ込みをしてください。部分的なものは汚れに直接洗剤を付けて、ブラシなどである程度汚れを浮かしてからそのまま他の洗濯物と一緒に洗濯機に入れてください。
ポケットのチェックも忘れずに、ボタンのチェック
ポケットに入ったティッシュや紙、砂、ペンなどを見つけられます。紙は洗濯に絡みつき大変なことになった記憶をお持ちの方もいるかと思います。是非チェックしましょう。また、「ボタン・ファスナー・ホックを締める」「表面の傷みを防ぎたい服は裏返す」なども必要に応じて実施してください。

洗濯コースは?
洗濯の下準備をしたら、それぞれの区分けにあった選択コースで洗濯します。一般的な洗濯機のコースですの洗濯方法です。
コースを選び洗濯物を入れてスタートボタンを押すと、自動で洗濯条件を割り出してくれますので、指定の洗剤を入れて蓋をして再度スタートボタンを押してください。
標準コース
何も選択せずにスタートボタンを押すと始まるのが標準コース。かかる時間と汚れ落ちのバランスがいいので、普段着の洗濯にぴったりです
念入り(つけおき)コース
ひどい汚れの洗濯物も、スッキリきれいにできるのが念入りコースです。洗濯機によっては2回洗いをして汚れを取るので、1回の洗濯では落とせない汚れにも対応できます。
手洗い・ドライ対応・おしゃれ着コース
デリケートな素材のおしゃれ着におすすめのコース。洗うときの水流がやさしく、脱水時間も短いので洋服を傷めません。
スピードコース
スピードコースは時間がないときにおすすめです。軽い汚れならこれだけでもキレイにできますよ。普段の半分ほどの時間ですむのがうれしいですね。

最近の高機能洗剤はすすぎ一回で済みますので、すすぎを一回に指定しなおしてください。

洗濯の量、洗剤の入れ方などの注意点
まずは洗濯物を適量に入れてください。あまり少なすぎると効率が悪くなりますので、ある程度まとめたほうが省エネになります。また8kg容量の洗濯器でもいっぱいに入れないで80%程度の量で洗うのがきれいに洗える量となります。汚れがひどいからと言って洗剤を多く入れても効果は無く、無駄であるばかりか、すすぎで洗剤が残ってしまう可能性もあるので適量厳守で行きましょう。

柔軟剤の使い方
 衣類をやわらかくいい香りに仕上げる柔軟剤。お洗濯の時、柔軟剤をいつ、どこに投入していますか。正しい使い方は、「洗濯を開始する前に柔軟剤自動投入口に入れて使う」ですが、洗剤と柔軟剤を洗剤投入ケースに入れる」とあやまった使い方の方がおられるようです。洗剤自動投入口に入れた洗剤は「洗い」の工程で洗濯槽に入ります。そして、柔軟剤自動投入口に入れた柔軟剤は「最後のすすぎ」の時に洗濯槽に入ることで、それぞれの効果を発揮します。

柔軟剤の効果
  • 衣類をふんわりやわらかくする香りをつける
  • 「柔軟剤の香り」を上手に残すお洗濯
  • 新生活で知っておきたい「柔軟剤」の香りによる印象アップの効果
  • 体臭やタバコ、食べ物の嫌なニオイを消臭・防臭する
  • 部屋干しなどで起こる菌の増殖を抑える(抗菌)静電気を防止する
  • 静電気を防ぐ「柔軟剤」で快適ライフ洗濯時の絡みを軽減する
  • 洗濯物の絡まりを防ぐ


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