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前島豊の暮らしに役立つ 気功一言コラム
第5回 徹底的にリラックス

ナチュラルハイへの扉その2、もしかしたらそのまま寝ちゃうかも


5回目のワンポイントは4回目に引き続きチョットした意識の持ち方で徹底的にリラックスできる方法を行いたいと思います。

今回のリラックス方法はシュルツ博士による自律(神経)訓練法を前回と同様「気の体操風」にアレンジして行いたいと思います。

(1) まず、ゆったりとした服装で仰向けに横たわる(両手を体の横に自然に置いて)

(2) 数回深呼吸、できれば第5回の4.7.8呼吸法をしてみて下さい

(3) 1度全身を思い切り緊張させます(無理のない程度に)まず爪先に力をギュっと入れ、続いて足の裏、甲、足首、ふくらはぎ、膝、太もも、おなか、胸、背中、親指を中に入れて拳をギュっと握って腕、肩、首、舌の先を歯と歯茎に押しつけて、顔もクシャクシャに緊張させ、頭のてっぺんまで緊張させます(各場所2〜4秒くらいでOK、くれぐれも無理をしないように)

(4) 全身を緊張させたらそのまま7〜10秒キープして

(5) 一気にストーンと脱力します。この時重要なのは脱力したときの心地よさを充分味わう事にあります(これを味わうためにわざと緊張させた、と言ってもいいでしょう)

(6) 2〜3分味わったのちにもう一度同じ事を行って下さい

(7) 脱力感に浸りながらまず両手がとても重いと言うイメージ、両手に心地よい大気の圧力がフワーっとかかっている、とイメージします(1〜2分)

(8) 次に両足、足の付け根から爪先までとても心地よい重さがかかっている、と言うイメージを心地よい脱力感と共に感じてみる(1〜2分)

(9) 続いて両手が暖かい、腕の付け根から指先、暖かい血液の流れを感じてみる、表側は温泉にでも浸かっていると言うイメージで

(10) 次に両足が暖かいと言うイメージを手と同様に(両手、両足とも1〜2分)

(11) 自分が持つ生命のリズム=心臓の鼓動に意識を向け、そのリズムが体中に広がって行くのを感じてみる。このへんまで来るとすっかり緩んでいるので体のどの部分でもリズムを感じることが出来ると思います(ここは心臓に疾患のある人や不整脈等の人は行わないで下さい)

(12) そのリズムが体の中から表側、宇宙の果てまで広がって行く、逆に宇宙のリズムに身をゆだねている、包まれている、と言う感覚とイメージ「この生命のリズムに包まれている、と言う感覚は遠い昔、自分がまだ胎児だった頃お母さんのお腹の中で受け止めていたとてもやすらかな感覚を伴ったリズムです」

(13) すっかり心と体が開放された感覚を味わって(5〜10分)

(14) 大きく伸びをしてゆっくり覚醒していって下さい

と、まあこんな感じですがいかがでしょうか?1度良かったらくれぐれも無理のない程度に試してみて下さい。ちなみに7〜10までがシュルツ博士の自律訓練法の1部で11からは私がアレンジしたものです、今回のワンポイントは少し長めなんでテープやMD等に録音してやってみてね、でないと途中で本当に寝ちゃうかもしれませんよ!(実際に私がこれを授業や講義、稽古中等にやると寝ちゃう人が何人もでてきます。まあ、逆に夜寝られない人にはいっか)あ、それとイメージする部分についてはなんとなーく、でいいですよ無理にイメージしようと思っちゃうとかえって緊張しちゃいますから



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Present by Yutaka Maejima