|
第8回 真・心体観察法(その2) (気のありかを観察する) |
|
さて、第8回を迎えることになりましたが、前回でほんの少しその内容について触れたように「気持ち」のありかを観察する方法について今回のワンポイントとして説明したいと思います。
「気の体操」では様々な方法を使って「気のありか」「気持ちのありか」を自分の身体感覚を通し探って行き、平常心でいられる体づくり、すなわち「自然体を形成する」ということがテーマの一つとしてあります。
心と体を開放し、より自然体に「戻る」ことにより、誰でも潜在的に持っている能力が知らず知らず開発されて行き、超能力と言われる能力も身に付きます。ここで注意したいのは「自然体」に近づくことにより「勝手」にその能力が身に付く、と言うことであり「超能力」を開発するためにあるプログラムではない、と言うことです。
さて実際に気持ちのありかを身体感覚を通して知って行く方法の一つを今回のワンポイントで取り上げます。
そのために前回で説明したように自分の体の感覚に耳を澄ませて見て下さい。
今あなたはどんな姿勢でこのページをご覧になっていますか?
いま、体のどの部分が緊張し、どこが緩んでいますか?体の重心はどこにありますか?
それが確認できたら立ち上がって胸を反らせバンザイのポーズを取ってみて下さい。
そのポーズで同じように体の感覚を観察をし、そのまま今度は心の状態を観察してみて下さい。
多分そのバンザイのポーズをとっているときは大きく体が開いている状態なので辛いこと、悲しいことなどネガティブな感情にはなりにくいはずです、逆に言い換えると悲しいときにこのポーズをとるとそのポーズ自体辛くなる、とりにくい、と言うことに気が付きます。
体を開放形に持っていったとき、自然に心も開放形に向かって行きます。
今度は逆のポーズ、しゃがみこんで両手で頭を抱えてみると明るいこと、楽しい事が考えにくくなってきます。
そのようにポーズによって言い換えると体の緊張している部分、緩んでいる部分、重心のある場所等が変化すると微妙に心の状態も変化して行くと言うことに気が付いて行きます。
それをふまえながら今度は自由に色々なポーズをとってみて下さい。
これには決まった型やポーズはないので自由にやっていいんですが実際にやるときには感覚に集中するために目を閉じ、ポーズから次のポーズに移る際にはゆっくりゆっくり移って下さい。
その時も重心の変化や筋肉の変化、気持ちの変化も観察して下さい。
いかがですか?自分の体の事なのに今まで気が付かなかった「何か」に気が付くと思います。
次回はこれを発展させて気持ちの「流れ」に気づき、それを応用させる方法を採り上げたいと思います。
これが出来るようになると肉体的ストレスだけでなく精神的ストレスも気の流れを使って流していく、取り除くことが出来るようになります。
てなわけで第8回目はこんな感じで。次回もお楽しみに!!!
|
|