| ウィルスとはワームそしてトロイの木馬は |
ウイルスといえば、人間に感染する病原菌のことですが、コンピュータに感染するコンピュータウイルスも、人間とコンピュータの関係になぞらえてそう呼ばれるようになりました。
コンピューター・システムに侵入し、システムの正常な動作を意図的に妨げるプログラムのことを一般的に「ウイルス」と呼びます。勝手にコンピュータの中に入り込み(感染)、増殖し(潜伏)、ファイルやデータを破壊し(発病)、最悪の場合、そのコンピュータを死に追いやってしまう……。この行動パターンは、人間と病原菌の関係に酷似しています。
本来、ウイルスとは、あるプログラムに寄生し、潜伏期間を経てある日活動を開始する(発症する)もの。ExcelやWordのマクロ機能を悪用したマクロ・ウイルスは、「ウイルス」の代表例です。
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「Sircum」、「Nimda」、そしてここ数日世間を騒がしている「BADTRANS.B」と、コンピューター・ウイルスがあっという間に世界中に広まる事件が後を絶たちませんが、「新種のワーム発生」や「トロイの木馬型ウイルスに注意」といった言葉を度々目にするようになった。ところで、「ワーム」や「トロイの木馬」って、ウィルスとの違いは何でしょうか。
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● 「ワーム」
「ワーム」は、寄生するプログラムを必要としません。電子メールやネットワークなどを介して、どんどん自己複製していきます。これが怖い・・・。虫のようにネットワーク上をうごめきまわることから、「ワーム(虫)」と呼ばれるようになったわけです。寄生プログラム無しで活動できるという点で、ワームは狭義の意味の「ウイルス」とは別物だですが、最近では「ワーム」という言葉がウイルスの一部か、または同じ意味のように使われるようになってきました。。
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● 「トロイの木馬」
「トロイの木馬」は、偽装したプログラムのこと。ゲームソフトであるかのようなファイル名とアイコンを付けておいて、ユーザーが実行したとたんにファイルを削除するといった悪質なプログラムがその代表例です。破壊活動を行う以外に、パソコン内の情報を盗み見られるといった情報漏えいを行う「トロイの木馬」もあります。語源は、有名なホメロスの叙事詩に登場する「トロイの木馬(木馬の中に兵士をしのばせて敵を欺いた話)」に由来します。「トロイの木馬」は、メールで自分のコピーを送りつけるといった「ワーム」のような自己複製は行いませんが、最近では通常の添付ファイルに見えて実はワームであり、電子メールを介してどんどん感染が広まるといった、両方の性質を兼ね備えた「トロイの木馬型ワーム」が頻繁に登場していいます。
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| 最近のウィルス |
●ニムダ
感染力が非常に強い新種コンピューターウイルス「W32Nimda(ニムダ)」が9月に日本や米国で猛威を振るいたのは記憶に新しい。このワームは、電子メールやネットワークを介して広まる他のどのウイルスと比べても危険度がきわめて高い。ユーザーがメールを開こうとして件名の行をクリックする、あるいは、このワームに感染したサーバー上にあるウェブページを訪問するだけで、コンピューターが感染するのだ。
国内ではマイクロソフト日本法人のポータル(玄関)サイト「MSN」、農林水産省、文部科学省、毎日新聞社、オリエントコーポレーションなどのサイトが感染し、ウイルス被害をまとめている情報処理振興事業協会(IPA)は「19日の被害報告は17件だが、(数千件の被害が出たと見られる)コード・レッドを超える可能性もある」と指摘している。
「W32Nimda(ニムダ)」には主に2つの感染方法をもつ。ネットを通じ企業のサーバーからサーバーへと感染するほか、パソコンにもうつる。パソコンが感染した場合、所有者が気付かない間にアドレス帳に登録してある送信先に勝手にウイルス汚染メールを送りつける。メールには「readme exe.」と題した添付ファイルが付き、これを開けるとやはり感染する。感染したサーバーやパソコンはしばらくして保存データが破壊される。IPAは、「こうした複雑な感染方法をとるウイルスは初めて」と指摘する。また、感染したマシンの多くに、ワームが作り出したセキュリティーホールが生まれるため、悪意のあるハッカーは、感染したマシンやネットワークの内容に簡単にアクセスできることになる。
すなわち自分のパソコンの中身が簡単に覗かれてしまうことになる。
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●バッドトランス・B
11月末にセキュリティーホールを利用するワーム型ウイルスが、また1つ登場しました。 「バッドトランス・B」(BadTrans.B)と呼ばれるワームです。、感染したコンピューターに、スパイ・ソフトウェアをインストールし、ユーザー名やパスワードといった個人情報を記録し、ある電子メールアドレスへの送付を試みます。このワーム作者は、このメールアドレスにアクセスでき悪用し出来るものと思われます。
このワームの繁殖力は非常に高く、バッドトランス・Bのコピーは1分間に約100個の割合で送られていると伝えています。これは、これまでに私たちが確認したどのウイルスよりも速いスピードで蔓延し、最も伝染力の強いウイルスといえます。
被害状況はシステム上で起動すると、電子メールのアドレス帳、ウェブのキャッシュ、「マイドキュメント」フォルダ内に含まれているハードディスク上にあるメールアドレスに宛てて、電子メールで自分自身を送りこんでしましいます。また、システム上で起動すると、『トロイの木馬』型プログラムを実行し、感染したシステムを監視して、ユーザー名やパスワードといった機密データを記録し、それを指定された無料の電子メールサービスアドレスに転送してしまいます。
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