明かりの基礎知識と光源 |
明かりの温かさのルーツ
人間にとって人間たる進化の第一歩は、火を利用したことです。
火は「体を温め」「食料を加熱し」そして何よりも、暗がりを「明るくしてくれる」そして、人間を「猛獣から守り、安全に過ごすことを約束」もしてくれました。
そうです、そんなDNAが私たちに存在するから、私たちは明かりに心の安らぎを感じるのです。
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基本用語について、明かりを表す単位です。

その他に重要なものとして色温度と演色性があります。
: 電球(光源)の種類の違いのある程度数値化して比較できる目安となるものが、色温度と演色性です。
色温度が高ければ、青みがかった光色(涼しげ、活動的、晴天の日中のイメージ),低ければ赤みがかった光色(あたたかい、くつろぎ、日の出、日没のイメージ)になります。
そこで、色温度の違う電球に変えて、活動的なオフイスやくつろぎの寝室などといった、ムードをがらりと変えた演出ができます。演色性とは、ランプで照明されたものの色の見え方のことで、数値が高いと自然で生き生きとした状態をつくります。一般に白熱電球は演色性が高く、高圧ナトリウムランプは演色性が
ます。もっとも、中にはネオシウムランプのように、数値は低くても生き生きとした感じを与える電球もあります。
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● 明かりのもと
電球の種類
明かりの色は使用する光源によって変わります。
一般の住宅では、蛍光灯か白熱灯を用いるものがほとんどです。
最近はハロゲン電球などの新しい物も登場してきております。(事項記述)
特徴
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蛍光灯 |
白熱灯 |
光の色 |
様々な種類があり |
温かみがある |
寿命 |
長い(5000~12000h) |
短い(1000~2000h) |
効率 |
高い |
低い |
電気代 |
安い(白熱灯の1/3位) |
高い |
発熱 |
少ない |
多い |
ランプ価格 |
高い |
安い |
物の見え方 |
全体が明るくなる。まぶしさは少ない。 |
立体感が強調。
つやがつく。 |
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● 電球の種類と特徴 |

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種類 |
特 徴 |
白熱電球 |
一般球 |
白熱電球の一般球はにランプシェードやダウンライト、トイレや洗面所で使用されます。透明タイプの電球は、フイラメントの輝きが楽しめるので、透明なガラスシェードなどに入れる場合おすすめします。 |
レフランプピームランプ |
投光照明、スポット照明用の電球です。パルブ内面に反射鏡加工がされているので、照明器具の反射板がなくても所定の集光制が得られます。 |
シルバーランプ |
専用の照明器具との組み合わせにより、手軽な間接照明やある程度の集光性が得られる電球です。 |
ミニランプ |
小型のスタンドから大きなシャンデリアまで広く使用される。装飾用電球の中心的存在です。 |
蛍光灯 |
一般の蛍光灯 |
今一番利用されている光源です。白色、昼光色、電球色など色の種類も豊富になってきておりで、殺菌や色評価などの特殊用途に向くものも有ります。 |
コンパクト蛍光灯 |
直管蛍光灯にくらべ、小さい灯具で同じ明るさが得られるのが特徴です。デスクスタンド、ダンウライトなどに広く使われています。 |
電球型蛍光灯 |
現在使用している白熱電球のソケットで、そのまま使える便利な蛍光灯です。白熱電球にくらべると、電気代と発熱量が約3分の1、寿命が約6倍と経済的です。 |
ハロゲンランプ |
点光源に近く、配光しやすいランプです。輝度が高く、メリハリのある照明ができるので、居間などのスポット照明などに使っています。寿命末期まで初期性能を持続するのも特徴のひとつです。ただし、非常に高温になるので、専用器具が必要で、店舗などで使用する場合は、輻射熱を減らしたダイクロミラー付きをおすすめします。 |
高輝度放電灯 |
発光素材の違いで、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ、水銀ランプの3種類に分かれます。長寿命、高効率の特徴をいかして、高光源の外部照明などに利用されます。 |
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現在では、電球色など多くの発光蛍光ランプが開発され、蛍光灯でも暖かみのある光を得られる様になってきました。部屋の目的に応じて蛍光ランプの種類を上手に選んぶ事が出来ます
蛍光ランプの色 |
光色の印象 |
雰囲気 |
昼光色 |
涼しい
(青みがかった白) |
クールな雰囲気 |
昼白色
白色
パルック |
中間
(白) |
さわやかな雰囲気 |
電球色
(電球、ハロゲン電球) |
暖かい
(赤みがかった白) |
落ち着いた雰囲気 |
蛍光ランプを白色から電球色に変えるだけで、部屋の雰囲気はがらりと変わります。リビング、寝室等でおためし下さい。
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図面記号で照明がわかる |
●図面記号を読む
マンション購入時に図面集を見たり、新築の時の設備図面を見たりすると、下記のような図面記号が使ってあります。この記号が読めれば、照明の使われ方や位置がわかるので、後で後悔することが無くなります。
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図面記号(JIS抜粋) |
照明表示例 |
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