ゴミ問題とは |
ゴミ問題を一言でいうとゴミの量が多すぎるということにつきます。
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なぜゴミは増えてしまうのか。
やはりほとんどの人々は生活が楽になるようないろいろな商品を毎日消費しています。これら消費財と電気器具や流行のファッション、などの耐久財も盛んに購入しています。
われわれは気がつかないうちに便利で快適な生活を求めてるために大量の消費を行い大量の廃棄物(ゴミ)を出しているのです。
食事や日常の生活用品これだけでもものすごいゴミが出ています。ご自分の週何回ものゴミだしが結構大変なことからもお分かりになるでしょう。
古い物は役に立たなくなるか、あきられるかして捨てられてしまい、新しい物にかえられます。そしてテレビや雑誌は1番新しい物を買うように宣伝するので、私達は古い物をどんどん捨てていってしまうのです。製造業者はどんどん商品を売って利益を得ようとします。発展途上国の人々は豊かな国の人々の生活水準の高さを知って同じようになりたいと願います。人口が増えて、たくさんの人がいままいかないのです。 私達はいくらでもゴミを捨ててもよい場所と考えていることも汚染の原因の1つです。水中に捨てたゴミや汚水が簡単に見えなくなってしまうからいいのだとつい思ってしまうのです。
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公共に頼る私たち
ゴミはいつでも市が無料で集めてくれるもの、ゴミは出し放題の生活が続いてきて、われわれは当たり前のように勘違いしてしまっています。
結果として、ゴミはあふれ、焼却施設はダイオキシン問題や処理総量の問題、周辺環境に与える問題から新施設の設置が難しく。ゴミ処分場にしてもどの都府県でも満杯で、こちらも周辺環境に与える影響から新規設置ができなく、結果としてゴミが溢れきってしまっているのが現状です。
私たちは自分の問題としてもっとゴミにたいして取り組まなければならないのではないでしょうか。
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ゴミそのものに対する考え方
そもそも「ごみ」とはいったい何を指し示しているのか。
ゴミをゴミとして処しているのは、ゴミを価値のあるものとして生かしているいないからである。社会や個々人の価値観で、ゴミはゴミとして捨ててしまっていることが問題なのです。
「ごみ」の処理の問題が深刻化してきている背景には、その排出量と質の問題を抜きに考えることはできません。
もともと自然の中で、生物・非生物を含めた物質が過不足なく循環している時代や社会では、「ごみ問題」はないのでです。
私たちの暮らす現在の社会で、これほどまでにごみの問題が深刻化している背景には、自然循環の中で対処しきれない膨大な量のものが、安易に廃棄され、しかもその中身がプラスチックを代表とする自然界にはなかった、つまり自然の循環に入りにくい性質のものであるという現状を押さえることが重要といえるのです。
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ゴミの排出量とその処理問題は |
ゴミの排出量は、私たちのくらしの豊かさに比例して増加してきました。
焼却処理などにより減量化はされますが、埋め立て地(最終処分場)は限界にきています。ゴミ排出量の内訳をみると、容器包装廃棄物が大きく、素材としては、プラスチックのウェイトが高くなっています。
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1999年度のゴミ排出量(一般廃棄物から、し尿および生活雑水を除いたもの)は、5,145万トンで、東京ドームの139杯分にも及びます。これは、1人1日あたり約1.1キログラムも排出していることになり、1人当りのゴミ処理の経費は、年間17,900円になります。
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埋め立て地はパンク状態
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市町村が扱ったゴミは、5,145万トン(1999年)で、その78%は、焼却施設で燃やされます(中間処理)。焼却処理は、重量で5分の1、容量で20分の1程度に減量できるもので、この設備の整備を進めてきた日本は、世界有数の焼却率となっています。 その他の中間処理も含めて、埋め立て地にまわるゴミの量(最終処分量)は1,087万トンで全体の排出量の21%です。確保のむずかしい最終処分場の容量に比べて膨大な量で、とくに大都市圏では埋め立て地はパンク状態です。
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増える、かさばる容器ゴミ
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環境白書によるゴミの年間排出量の内訳をみると、容積でも約6割、重量では約2割を容器包装廃棄物がしめています。容器包装廃棄物は、10年間にほぼ5割増になったとみられます。その内容も使用後に洗浄して再利用できるビールビンなどのリターナブルビンが減少し、PETボトルや缶など一度限りのワンウェイ容器が増加しています。
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いろいろなリサイクル |
○ ゴミはリサイクルにより再資源化の方向に
前項にあったように、ゴミとは汚いものいらないもの捨てるものとして一方的に処分をしてきましたが、この決め付けが多くのゴミ問題を生み環境破壊や健康問題まで発展してきているのです。
私たち一人一人はもとより、国や県の行政レベルでもより充実した環境型リサイクル社会を構築hしていく必要があるのです。
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○ 現行のシステム(カン・ビン・PETのリサイクル)
飲料容器は大きく分けて、スチール缶とアルミ缶、プラスチック容器に分かれます。スチール缶の生産量は平成11年の統計では年間約127万トンでした。そのリサイクル率(再資源化率)は高くて82.9%です。また、アルミ缶は27.6万トンで、リサイクル率は78.5%です。
ペットボトル 一方、プラスチック容器の代表格のPETボトルは、その利便性(便利さ)から急激に生産量が増加(平成11年度で約34万トン)しています。そのリサイクル率は、22.8%以下と低く、PETボトルリサイクルがこれから考えていかないといけません。
ビン また、年間約200万トン生産されているガラスびん類の再資源化率は、78.6%です。
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缶、ビンは家庭から出されるときの分別回収の推進や市町村のリサイクルセンターなど回収、分別施設の整備などによって、かなりの量が資源ごみとしてリサイクルされるようになってきました。
缶・ビン類リサイクルは一般的に、わたし達(消費者)が分別して、市町村がそれぞれの事情に合った方法で回収し、再利用や再資源化事業者に引き渡されされ循環することになります。
一般に、スチール缶は、プレス(つぶす)されスクラップとして、鉄鋼の原料になります。
アルミ缶は非鉄製錬などの原料としてリサイクルされます。
一方、びん類は、牛乳びんや、ビールびんのように再利用(リターナブル)される場合と、ワイン、ドリンクびんなどのように、資源ごみとして回収、破砕されガラス原料、土木・建築原料などに利用(ワンウエイ)されます。
「容器包装リサイクル法」では、缶・びん類容器も対象になっていますので、この法律が定める役割分担でリサイクルが一層促進されることになりました。
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○ 現行のシステム(使用済み家電のリサイクル )
平成12年までは、家電製品のうち主要な4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)が年間1800万台(重量で約60万トン)が捨てられ、大部分が埋め立て処理されていました。このため、この4品目のリサイクルを目的とした「家電リサイクル法」が制定され、平成13年4月1日から完全施行されました。
平成13年4月1日から、家電リサイクル法により、以下の役割分担で家電主要4品目の再商品化が義務化されました。
消費者は何をするの?
対象機器をお店に引き渡し、収集料金と再商品化料金の支払に応じなければなりません。
収集料金はお店が定めます。
収集料金 1,000円〜2,500円/経済産業省の調査(2001年3月28日現在)
再商品化料金は各製造メーカ−が個別に定めますが、以下のような価格で検討が進められています。
エアコン |
テレビ |
冷蔵庫 |
洗濯機 |
3,500 円 |
2,700 円 |
4,600 円 |
2,400 円 |
小売業者は何をするの?
消費者からの対象機器の引き取りと、引き取った機器を製造メーカー等へ引き渡す義務があります。
- 製造メーカーや輸入業者は、自ら製造・輸入した対象機器の引き取りと、その再商品化(リサイクル)を行う義務を負い、引き取り場所を適正に配置する必要もあります。
- 再商品化の基準 エアコン 60% 以上
- リサイクル率(重量比) テレビ 55% 以上
- 冷蔵庫 50% 以上
- 洗濯機 50% 以上
いま、生活には電気製品は欠かせないモノとなっています。いつまでも永く電気製品を使うことが大切ですが、壊れて使えなくなったら、次の資源となるようにリサイクルをしましょう。
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下記に神奈川件の各行政のゴミ対策ページ(一部行政のトップページ)のリンク集を作りました。自分の自治体の動きは是非この機会に知っておきましょう。
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ゴミ対策で私たちができること |
○ 今は昔物語
昔は、自分の買いものぶくろや籠を持って買い物に行きましたが、今はほとんどのお店で品物をいれる紙のふくろかビニールのふくろをもらえます。これってゴミを無駄に生んでいませんか・・・?
昔は、はだか売りされているものが多かったけれど、今はいろんなものが紙やビニールにつつまれて売られています。食べものをつつむのに、いったいどのくらいの紙やビニールが使われているかを考えててみましょう。
飴、外装袋に一つ一つまた袋に、セイベイもしかり、クッキーもしかり、昔はケースに入ったお菓子を新聞で作った袋(店の人の手作り)に入れてもらい食べていました。
また、ソースも味噌も量り売りでビンや入れ物をもって買いに行ったものです。
そう、今は以下にゴミを無駄に使っているか、お気づきですか・・・。
消費は確かに使う人も、また多くのゴミのもとを製造している人にも恩恵を与えています。
でもこれっておかしくありませんか・・・。
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われわれが毎日の暮らしの中でいろいろなごみを出している現実?でも、リサイクルすればそのごみが貴重な資源に変わります。
社会的にも工場やお店でも『セロエミッション」というゴミを出さない取り組みが盛んに行われだしてきています。
わたしたち一人一人がごみのことを知って、少なくすることを心がけていれば、必ずごみは減っていきます。そうすれば、大切な地球の資源を守ることにもなります。
わたしたちのごみは、わたしたちが減らしていきましょう。
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○ そのために、これからは次のことを忘れずに、行動しましょう。
"3つのR"
ごみを増やさないようにするために、よく用いられる言葉に"3つのR"という考え方がある。
まず、Reduce(減らす)
当たり前であるが、ごみを減らすために最も重要で効果があるのは、ごみを出さないことである。そのためには、ごみになるものを買わない、利用しないようにすることが重要である。いらないもの、使ってもすぐごみになるもの、などは初めから買わない・利用しないように気をつけなくてはならない。また、使い捨ての製品はなるべく用いないようにする配慮も必要である。簡単なことのようであるが、一般的なライフスタイルを考えると、実際に実行することはかなりの根気が必要となる。
それからReuse(再利用)
いらなくなったものを捨てる前に(あるいはリサイクルを考える前に)、その製品の別の利用法がないか考えることが重要である。裏の白い広告用紙をメモ用紙として利用する、空き缶をペンスタンドとして用いる、などはこの再利用の一つである。身の回りに再利用することによりまだまだ利用できるものは数多くある。再利用は広い意味でリサイクルと同様に用いられることもあるが、狭い意味では再利用はそのままの形で別の利用法によりその製品を活用するもので、リサイクルは原料や材料として活用するものである。
そしてRecycle(リサイクル)
そして、最後にリサイクルを考えることになる。リサイクルするためには回収の負荷や原料化してもう一度製品を作り直す負荷など、上記の2つに比べれば時間と労力とエネルギーがかかるものである。しかし、ごみとして排出し処分することを考えれば、環境負荷の小さい仕組みである。
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ごみ減量具体的な方法 |
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生ゴミの処理
家庭での生ごみを処理方法です。
- 庭に穴を掘り、埋める:
生ごみが出ると、庭に穴を掘り処理、でも匂いの問題もあり非現実的、庭のない人には論外ですね。
- EM菌(ボカシ)処理:
ボカシ用のバケツを市の補助金で購入できる市もあります。水切りが難しく、ボカシも代もかかる。また季節環境により上手にやるのが難しい、よって匂いやのもんだいが大変です。
- ディスポーザー(機械式生ごみ処理機)
生ごみの水切りを良くやり、処理機の中へポイッと入れるだけ。とても簡単です。
ゴミは排水と一緒に流れていくので料理中に全て廃棄できるので片付けも簡単でにおいも一切ありません。
電気使用もあまりかからないので
- コンポストマシン
電気式・微生物方式などいろいろあります。生ゴミの減量化には効果大、機械の価格がやや高いのと処理後のゴミ処分などまったく手がかからないわけではありません。
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