1stサービスヤマト生活情報館
インデックスページに戻る
こちらもチェック 水のトラブル プロが教える自分で出来る修理法
Presented by Yamato Group
今月のワンポイントアドバイス


今年は未年です。未(ヒツジ)は暖かく、柔らかく
冬はセーター、そして背広やコートなど
繊維製品としても広く利用されています。
羊毛(ウール)について調べてみました。

○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○
未年という事で羊毛について
○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○ ☆ ○
羊毛とは
羊毛の特徴
羊毛製品アラカルト
ウールマークのご紹介
羊毛製品のお手入れ


羊毛とは


人間が羊と出会ったのは、原始の昔、中央アジアの高原だったであろうといわれています。その頃の人々は狩の獲物の肉を食べ、毛皮を剥いで敷物や寝具にしていました。このような生活の中、放牧に適する動物として、羊が選ばれたと思われます。 中央アジアの高原に現在もいる野生の羊「山羊」は、褐色の硬い毛で覆われています。しかし秋から冬にかけての寒い時期、硬い長い毛の下に柔らかい毛を生やします。年間を通してこの柔らかい毛が生えるように、人間が長い時間をかけて変えていったのです。

主な羊種とその特徴

現在、世界中で飼育されている羊の数は約10億6,660 万頭、その産毛量 は洗い上げベースで153万トンと、全世界で生産される総ての繊維の3%を占めています(IWS「WOOL FACTS1997」による)。 哺乳類、偶蹄目、ウシ科に属するこの羊から採取されるウールは、有史以前から今日に至るまで、人類の生活に大きく貢献してきました。この羊の種類は 3,000余種といわれていますが、その中で特に我々とのかかわり合いの大きい主な羊種について、その特徴等を紹介します。

メリノ種
オーストラリア・メリノ
フランス・メリノ
ニュージーランド・メリノ
その他の羊たち
ロムニー
ドライスデール
コリデール
ブラックフェース
ペレンデール
クープウォース
リンコルン
チェビオット
サウスダウン
ドーセットダウン
サウスハンプシャー
ボーダーデール
サウスサフォーク

 
ポルウォース
ウイルシャー

ボールドーゼット
ハンプシャー
サフォーク
シロップシャー
ブルーフェイスレスター
エクスモアホーン
ティースウォーター
スコティッシュブラック
ジャコブ
獣毛
モヘア
カシミヤ
キャメル
アルパカ
ラマ
ビキューナ
グァナコ
アンゴラ

sheeo01.jpgAustralian Merino
オーストラリア・メリノ

メリノ(Merino)種は、現在、世界各地に広く分布し、世界で最も優れた品質の羊毛を、最も多く産出している羊種で、羊の代名詞的存在の羊である。
中でも、オーストラリア・メリノは特に優れており、他の国々のメリノ種とはいろいろ違った特性を備えている。スペイン・メリノ(Spanish Merino)を交配に交配を重ね、オーストラリアの気候風土、環境によく適応できるようにした。
あらゆる羊の中で最も白く、最も細く、かつ捲縮が多い。しかも、長くて丈夫で、しなやかで、衣料用に最も適した羊毛を産出する。オーストラリア・メリノは羊の芸術的羊種といえる。現在、オーストラリア・メリノは繊維の太さによって、次の三つのグループに大別されている。

1.ファイン・メリノ(Australian Merino / Fine)
草を探して食べ歩く体力に劣るため、上質の牧草が豊富にある、限られ
た地方だけで飼育されている。繊維の太さは18〜19ミクロン、繊維長は70〜75mm位で、特に高級細番手使いの梳毛織物、ニットヤーン等に用いられている。

2.ミドル・メリノ(Australian Merino / Medium)
繊維の太さは20〜22ミクロン、平均繊維長はおおむね90mm位で、梳毛織物、超高級毛布等に用いられる。

3.ストロング・メリノ(Australian Merino / Strong)
この羊は比較的厳しい環境にも耐えうる生命力を備えているため、南オーストラリア、西オーストラリアなどで広く飼われている。繊維の太さは23〜25ミクロン、平均繊維長は100mm位で、梳毛織物、高級毛布等に用いられる。


France Merino
フランス・メリノ

比較的バルキー性があるため、我が国ではふとんの原料として多く使われている。
1852年の統計では、フランスには3,300万頭の羊がいたが、その後、農作物の増産、飼牛への転換、戦争などで減少を続け、1995年には1,000万頭位になった。フランス・メリノは品質の均一性に乏しく、夾雑物の混入が多く、したがって、歩留まりが低い。これは、冬期に小屋に入れて飼育することが多いので、敷藁等の混入が多いためである。メリノタイプの羊毛はフランス羊毛のうち、15〜20%程度で、これも小規模の飼育農家が全国に分散しているため、品質が多種多様で、一件あたりの数量が非常に少ない。したがって、均一性を重視する紡績用には全く不向き。比較的低廉なため、ふとん用の原料として、我が国に多く輸入されているが、統計数値を見ると、輸入量がフランス・メリノ羊毛の生産量を上回っているので、他の羊種、あるいは他国の羊毛がかなり混入されているものと推察される。
ふとんの原料として非常に良いとされているものは、フランス北西部のラムブーイエ牧場で品種改良された「ラムブイエ・メリノ種(Rambouillet Merino)」である。この羊は、メリノ本来の毛質を持つ以外に、ダウン種以上のバルキー性と耐久性を持っているため、ふとんの原料として最適種といわれている。しかし、ごく限られた地域でしか産出されないため、量が非常に少なく、幻のウールといわれている。



New Zealand Merino
ニュージーランド・メリノ

比較的雨が少なく、牧草に恵まれている南島のカンタベリー、オタゴ、ネルソンの丘陵地帯で広く飼われているが、産毛量はニュージーランドウール全体の5%程度と、その量は余り多くない。現在ニュージーランドで飼育されているメリノは、長くて細い脚を持った軽量のメリノが多い。他の羊に比べて成長が遅いこと、出産率が低いこと、雄のみならず雌でも1割内外は角をもっているなどの特徴を持っている。 繊度(繊維の太さ)は19〜24ミクロン程度である。


羊の毛刈りから糸になるまで
羊は毛をとるように改良されているので毎年毛刈りしてやらないといけない。それが羊毛の原料となります。
◎毛刈り

 人も羊も楽なように体をよせ合う。皮膚を手前に引っ張り、のばしながら刈り始める。
 羊が足を曲げるときはげんこつでもものつけ根を押さえる。 バリカンは少し角度をつけ、ワンストロークを長くする。順次刈り取っていくと、コートを脱がしたように一枚につながる。これがフリース!


◎スカーティング

 すのこ状(またはネット状)の台があると便利。毛先を上にしてフリースを広げる。フリースのまわりの汚れたところや短いウール、ベリー(腹毛)、尻のまわりのウールをはずす。

◎ソーティング

 品質をチェック(繊維強度など)。 使用目的に応じて繊維の質によって分ける。

◎洗毛

 ウール量の30〜40倍の温湯(40℃位)に静かに入れる。ウールは中でゆったりリラックス。ざるにあげて水を切り、今度は洗剤の液につける。ウールの5%の中性洗剤を入れ、温度は40℃位、30分くらい。再びざるにあげて水を切る。40℃位のお湯につけてゆすぐ。お湯を替えて3回。 どの場面でもやさしく扱うように。
 軽く脱水。風通しのよいところに広げて乾燥。

◎ティージング

 固まっていたり、房になっている繊維を、一本一本バラバラになるように手でほぐす。

◎カーディング

 ハンドカーダーを使って繊維の方向を揃えたり良く混ぜたりして、紡ぎやすい状態にする。 ウールを両手で広げるようにしてほぐし、細かいゴミを落とす。片方のカーダーをひざにのせ、もう一方のカーダーで梳く。 針をかみ合わせすぎないようにやさしく。時間と手間をかけているからこそ、健康で質の良いウールをになっていく。 カードした羊毛はふんわりとザルなどに入れておく。

◎紡ぎ

 時計回りに車を回し、ペダルと車が止まらないようにゆっくり踏む。 導糸に原毛をつけて紡ぎ始める。原毛を持った後ろの手を引いて、前の手の指の間を通って糸を引き込ませる。 原毛が終わったら新たに継ぎ足していく。かせあげ器、または椅子の足など利用してできあがった糸をかせにする。 別糸で三ヶ所ゆるめに8の字に止める。糸がゆったりつかる温湯に30分ほどつける。軽く絞り風通しの良い所に干す。

[ ページトップ ] [アドバイス トップ]

 羊毛の特徴
◎温かい繊維
羊毛のちぢれは、1本の毛の内部が、性質の違う2つの部分が張り合わさった形になっているためです。このちぢれが空気を含ませておく空間をつくります。ウールの中には60パーセントもの空気を含んでいるといわれ、空気は熱伝導率が大変低いため、外気を防いでくれるのです。
◎湿気を吸収し、放湿する
羊毛は私たちの皮膚やつめと同じように、たんぱく質の細胞からできています。1本の繊維の断面を拡大してみると、ウロコ状に重なり合っています。またこの表皮は、湿気は吸収するが水滴ははじくという機能をもっており、外部の湿度に応じて湿気を放出したり吸収したりします。 気体となっている水分が吸湿されるとき、多量の熱を発散、水分を放出するとき外界の熱を取ることから、吸湿性の高いウールは保温性がよく、涼しい繊維だと言えます。
◎弾力性があり、伸びたら元に戻る
ウールはゆっくり引き伸ばすと切れないで約30パーセントも伸びます。また、伸ばす力を緩めるとしばらくすると元の長さに戻ります。この優れたウールの弾力性がいつまでもふんわりしたウールふとんのゆえんです。
◎燃えにくい性質
化学繊維が一気に燃え上がるのにくらべ、ウールは、ほのおから離せば1本1本の繊維の端にこげた小さな玉ができて燃えるのが止まります。
◎汚れにくい
ウールの繊維の構造がウロコ状になっており、水をはじく性質があるため汚れにくい性質があります。
羊毛の不思議

今日まで、人間による合成繊維の開発が進められてきましたが、未だ羊毛の優れた性質には遠く及びません。なぜなら、羊毛は多くの矛盾した性質が巧みに調和しあっている生物の”不思議”を備えているからなのです。
構 造
羊毛は蛋白質の細胞からできています。このウロコのような表皮が糸にしたらなかなか抜けにくく、湿気は吸収するが水滴をはじくという機能をもっています。


羊毛の縮れの拡大図です。2種類の細胞から作り出されていて、その性質の違いから、熱でちぢんだり、伸びたりします。この縮れで繊維の中に多くの空気を含むので、暖かい肌ざわりや、保温性の基になっているのです。
羊毛は燃えにくい
 
ウールの先端に火をつけるとジリジリと燃えますが、自然に火は鎮火してしまいます。
ウールが燃えにくい秘密は、繊維の中に多く窒素(16%)や水分(15%)を含んでいること。発火温度が高く、燃焼熱が低いためです。
繊維 燃焼熱
(Kcal/g)
発火温度
(℃)
融点
(℃)
羊毛 4.9 570〜600 溶融せず、炭化
綿 3.9 260 溶融せず、炭化
アクリル 7.6 470〜530 240〜320
ポリエステル 5.7 490〜560 250〜290
ナイロン 7.9 490〜580 160〜260
ポリプロピレン 11.1 570 160〜170
ウールは炎にかざしても黒いコブになるだけで燃え広がりません。
溶解せず炭化するため、ひどいやけどを負う危険性も低くなります。
有害ガスも発生しません。
 羊毛伸びたり縮んだり
例えばウールのズボンやスカートのシワは、一晩ハンガーに吊しておけばなくなります。ウールはバネのように元に戻る優れた回復力と弾力性をもっているのです。これは、ウールの繊維を構成するミクロ・フィブリルが「らせん状」の分子鎖からなり、分子と分子をつないでいる鎖が、隣の鎖とも強力につながっているから。繊維を引っぱると30%も伸び、離すと元の長さに戻ります。
羊毛  綿  ナイロン ポリエステル
伸びの回復率(%) 99 54〜55 74 85〜95 85〜95
ウールは弾力性に優れ、シワになりにくい、型くずれしにくい繊維です。
からだにぴったりフィットし、からだも楽に動かせます。
 羊毛は染めやすく、色あせしない
ウールの深みのある美しい色合いには、定評があります。
これはウールを構成しているアミノ酸が19種類も揃っており、広範囲で染料の分子と結合できるため。またウールは吸湿性が高く、染料を繊維の中に十分吸収するためです。

ウールは、色ムラが発生しにくく、深みのある色合いに染め上がります。
アミノ酸と染料の結合が強いので、一度染めると色落ちしにくく、 美しい色合いをいつまでも保ちます。
 羊毛は汚れにくい
ウールに泥水がかかっても、さっと払えばシミにはなりません。
これは、繊維の表面(表皮の外側)が、エピキューティクル(人間の髪のキューティクルと同じ)というごく薄い膜で覆われており、これが水をはじくからです。

ウールは水溶性の汚れがつきにくい繊維。
水分含有率が高いので静電気の発生が少なく、チリやほこりを寄せつけないために汚れにくく、衛生的です。

[ページトップ] [アドバイス トップ]


 羊毛製品アラカルト


羊毛は天然素材の中で最高の繊維と言われるのは先に挙げた多くの特徴を持つからです。
その特長を生かしたり製品群をご紹介しましょう。

◎セーター、マフラー

羊毛の定番と言えばセーター、秋から春にかけて無くてはならないものとなっている。
◎スーツ、スラックス、コート
暖かく、吸湿性、発汗性が高く、汚れづらく、シワになりづらい、そして染色がしやすくファッション性にとんでいるので盛んに使われています。
◎下着・靴下
暖かく、吸湿性、発汗性が高く、またアトピーなどのアレルギーが全く起こりません。肌着としては最高の素材といえます。
冬山などでは、汗を素早く吸収し発散してくれるので湿度(汗)をうまくコントロールしてくれる特性は合成繊維などでは不可能な必須アイテムで、生死を左右するとさえ言われています。
◎帽子
冬の防寒具として、フェルト上にしたらおしゃれなハットととして広く愛用されています。
◎布団
暖かく、軽く、吸湿性、発汗性が高いので、広く愛用されています。
◎絨毯(ジュウタン)
羊毛の絨毯はその肌触りと耐久性、そして耐火性で最高級品として昔から愛用されています。
◎二次加工品
ウールの二次加工品としてフェルトがあり、断熱・保温・保冷材/断熱・保温・保冷材/.吸音・遮音材/クッション材・衝撃(ハンマー材)・被衝撃材などに利用されています。

[ ページトップ ] [アドバイス トップ]

 ウールマークのご紹介
ウールマークのご紹介

ウールは古くて新しい繊維です。
人類はその歴史のはじまりから、羊毛を衣服や敷物に利用する知恵を育んできました。 ところが第二次世界大戦前後に登場して普及した合繊は、伝統的なウールの地位をおびやかし、一時期ウールの消費量は落ち込みました。
安価な合繊に対抗して粗悪なウール製品が出回ることで、優れたクオリティを持つウールのイメージに傷がつくのを恐れた羊毛産出国は、1964年にウール製品のハイクオリティを象徴するマークを打ち出しました。
ウール繊維そのものがもつ保温性、吸放湿性、伸縮性、弾力性、撥水性などを訴求すると同時に、技術開発やファッション情報を充実させることで、ウール製品の向上をめざしました。
「ウールマーク戦略」と呼ばれたこの活動の中心的役割になったのが、いうまでもなくウールマークです。
1964年には20カ国で始まったこの活動はたちまち世界中に広がり、いまではウールマークは世界140カ国で登録される商標となりました。
ウールマークがハイクオリティなウール製品につけられているマークであることは、小さな子どもからお年寄りまで知っています。

 
ウールマークの仲間

時代とともに成長する
戦略的シンボルマークです

人々がウール製品に求めているニーズは変わります。
そこで「ハイクオリティウール製品の品質を証明する」という基本方針はがんこに貫きながらも、ニーズに合わせてウールマークは変化してきました。
現在、ウールマーク・ファミリーには混率による3タイプがあります。
第一に新毛100%のウールマーク(Woolmark)、新毛の混率が50%以上のウールマークブレンド(Woolmark Blend)、そして新毛30〜50%混率のウールブレンド(Woolblend)です。 (新毛とは羊から刈られたままの毛を使用しているという意味で、一度製品になったものをほぐして使う「再生羊毛」ではないという意味です。)
他繊維と合わせて使うことで、ウール製品のクオリティが高まる製品分野もあります。
衣料品では近年のカジュアル志向の高まりを反映し、またスポーツ分野へのウールの進出をより強力に推し進めるために、他繊維を混入する一連のウールマーク・ファミリーが導入されました。
そしてそのスポーツ分野へのウールの進出のシンボルとなるのがウールマーク第4のマーク「スポーツウール」です。
幅広いニーズに対応していくことで、ウールマークはよりいっそう消費者に親しまれる商標となっているのです。


[ページトップ] [アドバイス トップ]

 羊毛製品のお手入れ
毎日のお手入れ

一日着たら休ませよう

天然繊維ウールは湿気を吸ったり吐いたりして呼吸しています。ポケットから中身は取り出してハンガーにかけて休ませてあげることが大切。小銭やキーを入れっぱなしにするなんて、まるで型くずれ促進剤です。 絶対にやめましょう。

 

ブラシをまめに

ちょっとした汚れやホコリもそのままにしておかないで、まめにブラシをかけましょう。ホコリが付いたままプレスすると表地をいためるし、シミになってしまうこともあるので、とりあえずブラシで落としておくこと。

 

シミができたら

ウールは、繊維の中ではシミをとりやすい素材。シミ抜きの基本はなんといっても速攻。つまり「シミがついたらすぐとる」こと。どんなシミでも、時間がたてばとれにくいのはあたりまえ、すぐなら落ちるのです。シミの種類によって取り方は違うので、口紅やコーヒーなどよくつけてしまいそう なシミの取り方のコツはここをクリック。

 

蒸気をあててシャキッとさせよう

ウールの服は時々蒸気をあててリフレッシュさせると、少しぐらいのシワはきれいにとれるし、服についたタバコや焼き肉の臭いもとれちゃいます。 スチームアイロンでプレスするか、ハンガーにかけたまま使える「蒸気の出るブラシ」でもオーケー。もっと簡単なのは、お風呂に入ったあとふたを あけたバスルームにハンガーでつるしておけば翌朝には仕上がっています。(大切なスーツが湯船に落ちないようにくれぐれもご注意。)

 

ラベルの取り扱い絵表示をチェック

同じウールでもお手入れの仕方はいろいろ。ドライクリーニングしかできないものや、手洗いならオーケーのもの、洗濯機でジャンジャン洗えるウールも沢山あります。服に縫い付けられたラベルの絵表示をみて正しいお手入れを。絵表示の種類と意味はここをクリック。

 

ちゃんと保管しよう

季節が変わってもう着ない服は保管。でもしまい方を間違うと翌年出してみたらシワクチャになっていたり、お気に入りのセーターが虫に食われて がっかりなんてことになります。スーツやコートはなるべくハンガーにかけてクローゼットで保管。やむをえずたたんで衣装ケースなどにしまう場合は、ギューギュー詰めずに服が呼吸できるぐらいのゆとりをもって。セーターはハンガーに吊るさずたたんでビニール袋に入れて衣装ケースに 保管。こちらもギューギュー詰めは禁物。 しまう前には必ずクリーニングや洗濯をしてよく乾燥させること。ウールの大敵、虫とカビは湿気と汚れが大好物です。防虫剤と一緒に乾燥剤も入れておけば完璧。

しみ抜き

ウールは元来はっ水性(水をはじく)があり、他の繊維に比べてしみになりぬくい繊維、といえます。
それでもうっかりしたり、気づかないうちについてしまうしみ。
時間がたつと布地に沈着して落ちにくくなりますから、なるべく早く応急処置をしたいもの。
後でおこなうしみ抜きの効果もまったく違ったものになります。

ここではしみの種類によっての応急処置と代表的なしみ抜き方法をご紹介します。
正しい方法を知って、いつまでも大切にご着用ください。

しみの種類と応急処置
しみの種類は大きくみっつ。
バターやマヨネーズ、口紅、クレヨンなど、油に溶けこんでいるものが「油溶性」、アルコール類、コー ヒーなどの「水溶性」、どちらにも溶けない鉄さび、泥、墨汁、花粉などの「不溶性」に分けられます。
まずはしみの種類を知り、応急処置を施します。

油溶性 油溶性のしみはついた直後は染み込みにくいので、乾いた布でつまみ取ります。こすると広がったり、染み込んだりしますので、後で落としにくくなります。

水溶性 しみの下にティッシュペーパーなどを敷き、かたく絞った布で上からたたきます。たたくことで、上下の布やティッシュに汚れを移します。

不溶性 不溶性のしみは落とし方もさまざまなので、水分のあるものはそれだけ吸い取っておき、あとでじっくりとしみ抜きに取りかかるか、クリーニング店に相談しましょう。

※ 各しみ抜き法の中にでてくるアルコールは市販の「消毒用アルコール(エタノール)」をいいます。

選択表示を利用すれば自分で洗濯も

ジャケットの内ポケットや裏返したセーターの脇など、製品には必ず表示されている洗濯絵 表示。 チェックしたことはありますか? 新しい素材や加工の製品も増え、取り扱いの判断も迷いがちですが、この絵表示の意味を知 れば失敗もありません。 おもにウール商品によく見られる絵表示を中心にご紹介しましょう。


spacer.gif5_1_1.gif

 

洗い方
(1) 液温は40℃を限度とし、洗濯機の弱水流または弱い手洗いができる。
(表示内の数字が「30」のときは、「液温30℃を限度とし、」ということになります。)       
spacer.gif5_1_2.gif
check.gif 表示内の「弱」表示。「洗濯機の弱水流で洗えます」という意味ですが、「手洗い可能」の意味も含まれています。
spacer.gif5_1_3.gif
check.gif この表示を見つけたら、「洗濯ネットを使用します」。
5_1_4.gif (2) 液温は30℃を限度とし、弱い手洗いがよい。(洗濯機は使用できない。)
check.gif このように「中性」と表記されている場合、「中性洗剤を使用する」ということです。ウールマークのついた洗剤を目印に!
5_1_5.gif (3) 水洗いはできない。洗濯機・手洗いともにできません。
5_2_1.gif 2. 塩素漂白
塩素系漂白剤による漂白はできない。 (表示内の×がなければ「できる」と いうことです。)
5_3_1.gif 3. アイロン
アイロンは160℃を限度とし、中程度 の温度(140から160℃まで)でかける のがよい。
check.gif 表示が「高」のときは210℃を限度とした高い温度(180から210℃まで)、「低」のときは120℃を限度とした低い温度(80から120℃まで)でかけるのがよいということです
5_3_2.gif
check.gif アイロンの下の波マークがあったら、「あて布を使用します」
spacer.gif
5_4_1.gif 4. ドライクリーニング
(1) ドライクリーニングができる。溶剤はパークロロエチレンまたは石油系のものを使用する。
check.gif このマークはあくまで「ドライクリーニングができる」という意味です。1-(2)で紹介した「手洗い表示」が併記されている場合は、家庭での水洗いも可能ということです。
5_4_2.gif (1) ドライクリーニングができる。溶剤は石油系のものを使用する。
5_4_3.gif (2) ドライクリーニングはできない。
5_5_1.gif 5. 絞り方
(1) 手絞りの場合は弱く、洗濯機での  脱水の場合は短時間で絞るのがよい。
5_5_2.gif
(2) 絞ってはいけない。
5_6_1.gif 6. 干し方
(1) つり干しがよい。
5_6_2.gif (2) 日陰のつり干しがよい。
5_6_3.gif (3) 平干しがよい。
5_6_4.gif (4) 日陰の平干しがよい。
手入れアラカルト
ウールのセーターを洗濯してしまったら、縮んでしまったのですが・・・
残念ながら一度縮んでしまったセーターやウール製品を元に戻すことはできません。ウールの表面にはキューティクルという鱗(うろこ)があるため、摩擦が加わると、一方方向にしか動きません。
このように、ウール繊維は鱗の引っかかり作用によって逆進できないので、多くの繊維の束(糸)に揉み動作が加わると、繊維同士が絡み合い、二度と伸ばせない状態になってしまうわけです。
スーツが虫に食われてしまいました。直す方法や予防の方法をおしえてください。
残念ながら、虫に食われた洋服はかぎざきなど専門のお店で直すしか方法はありません。
虫食いやカビから守るには、やはり日頃の手入れや保管に気をつけてるしかありません。
上記の
毎日のお手入れを参照ください。
黒のウールコート。肩のあたりを中心にホコリや他の洋服の繊維がついてしまい、とても目立ちます。防ぐ方法はありませんか?
原因は静電気です、羊毛は静電気が起きづらいのですが、他の衣類との接触などで防ぎ切れません、洋服カバーを掛けるとか、ブラッシングをしてからしまうと良いでしょう。
大切なセーターに毛玉ができてしまったのですが
できてしまった毛玉については、市販の毛玉取りを使用するか、ガムテープなどで毛玉をもちあげるようにして、はさみで根元からていねいにカットします。このとき力まかせにガムテープを叩いたり、毛玉をひっぱったりしないように注意してください。