風呂の楽しく健康的な入り方 |
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入浴の手順 |
風呂も入り方があります。時間がある時のゆったり快適風呂の入り方です。
●かかり湯 (約1分 )
湯船に入る前にお湯にからだを慣らす。足→腰→腹部→胸部の順番でお湯をかける。頭の上から1〜2杯の「かぶり湯」をすると、入浴の時に起こる血圧の上昇を弱め、のぼせを防ぐ効果があります。
●入 浴1 (約5分 )
からだが温まり、皮膚の毛穴が開く。
●休 憩 (約5分 )
湯船から上がり、休憩を兼ねてからだ(髪)を洗う。水圧から解かれることで、血液循環が高まる。
●入浴2 (約8分 )
4〜5分でからだの芯まで温まる。発汗が始まり、老廃物が排出されやすくなる。
●休 憩 (約5分 )
湯船から上がり、休憩を兼ねてからだ(髪)を洗う。
●入浴3 (約5〜8分 )
ゆったりと湯船につかる。長時間の入浴はのぼせの原因になるので、時間は8分まで。
●休 憩 (約20分 )
吸湿性がよいものを着て椅子などに座ってゆっくり休む。コップ1杯程度の水やお茶で水分補給をする事が大切です。
長い時間入浴すると、どんどん汗をかきます。そのまま水分をとらずにいると、水分が足りなくなって汗が出にくくなり体温調節ができなくなったり、血小板が凝固して血液濃度が上がったりします。入浴前と入浴後、のどがかわいたら入浴中にも十分な水分補給をしましょう。
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お風呂の温度 |
お風呂の効用は、お湯の温度により異なります。
目覚めた時や眠気を覚ましたい時などは、熱めのお湯に入ると、交感神経を刺激して気分を高めるので気分がシャキッとします。
一方、就寝前などは、心や体をリラックスさせるために37℃〜40℃程度のぬるめのお湯にゆっくり入るほうがいいようです。
42度以上… |
かなりの高温浴。朝、目覚めた時や眠気を覚ましたい時などに入ると、交換神経を刺激して気分を高めるので気分がシャキッとする。一方、就寝前に入ると興奮して寝つけなくなるおそれあり。 |
38〜42度… |
いちばん適当な温度。血行がよくなる。 |
37〜38度… |
ちょっとぬるめ。副交換神経が優位に働き、リラックスした状態になる。脈拍数が減り、血圧も低下する。 |
34〜37度… |
血圧や心拍に変化がなく、カロリーも消費しない。 |
24〜34度… |
体の熱生産が始まり、カロリーが消費される温度。プールと同じくらい。 |
24度以下… |
冷たく感じる |
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入浴の方法あれこれ |
半 身 浴 |
ぬるめのお湯に下半身(みぞおちのあたりまで)だけつけてゆっくり入る方法 |
全身浴に比べて心臓への負担が少なく、長く入ることで新陳代謝を促し、血行をよくします。冷え症解消にピッタリ。
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部 分 浴 |
手浴や足浴など |
手軽にできて効果は抜群の入浴法。手足の冷えなど身体的な症状への効果はもちろん、ストレスなどによる精神的な疲れにも効果があります。
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温冷交代浴 |
熱いお湯と冷たい水を交互に浴びる方法 |
血管を収縮・拡大させるので、心臓から血液を送りだす力が強くなり、低血圧改善や血液の循環が悪いことが原因の冷え性にも効果があります。
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体調による入浴の方法あれこれ |
肌荒れ |
ぬるめのお湯にゆっくりつかるだけで、体の皮膚の基本的な汚れは落とせます。ゴシゴシ洗うのはお肌によくありません。また、42℃以上の熱いお湯は、お肌のためには避けた方が無難です。
・ ゴシゴシ洗いは新鮮で若い角質層も削りとってしまうので要注意。
・ たっぷりの泡が汚れ落ちの決め手。毛細管現象で、肌を傷つけることなくキレイになれます。
・ 入浴剤の成分が肌を薄くコーティングすることによって生まれる保湿・保温の効果は、入浴後の効果が大切です。入浴剤は洗い流さないようにしましょう。
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肩こり |
ややぬるめにゆっくりと。マッサージや温水シャワーも血行がよくなり症状を緩和してくれます。シャワーは、後頭部から肩にかけて2〜3分当てます。がんこな肩こりには温水と冷水を交互に当てると効果的です。
首筋から肩の上部、鎖骨あたりがこっている場合には、肘を曲げたときにできる肘の横じわから指幅2本分の位置にあるツボ(三里のツボ)に温水シャワーを2〜3分当てます。
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不 眠 |
湯温は37〜39℃のぬるま湯に設定。20〜30分の間ゆっくりつかり心身ともにリラックスすること。就寝1時間前くらいに入浴するのがベスト。
「交代足浴」も自律神経系のバランスを整えるので効果的です。通常の入浴後、浴槽のお湯を42℃くらいの湯温にします。浴槽で5分間ゆっくり足ぶみをし、その後足首までを水につけて10秒間素早く足ぶみをします。これを1セットとして、5回繰りかえしましょう。
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腰 痛 |
38℃〜40℃のお湯に20〜30分、ゆっくりつかります。浴槽の縁に手をかけて、腰や背中をゆっくり反らします。おなかを膨らませたり、へこませたりをくり返すだけでもOK。体をのばすことができる浴槽ならば、足をぐっと伸ばして腰をストレッチしてみましょう。
あがる数分前にお湯の温度を42℃くらいまで上げ、熱くなってから2〜3分の間ガマン。腰を十分に温めてから上がるとさらに効果的です。
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肩こり |
ややぬるめにゆっくりと。マッサージや温水シャワーも血行がよくなり症状を緩和してくれます。シャワーは、後頭部から肩にかけて2〜3分当てます。がんこな肩こりには温水と冷水を交互に当てると効果的です。
首筋から肩の上部、鎖骨あたりがこっている場合には、肘を曲げたときにできる肘の横じわから指幅2本分の位置にあるツボ(三里のツボ)に温水シャワーを2〜3分当てます。
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便 秘 |
基本はぬるめの湯温で。浴槽の中でお腹をふくらませたりへこませたり、といった腹筋運動をします。さらに「の」の字を書くように腹部をマッサージします。このときマッサージ方向はかならず時計回りで行うこと!
水温43℃程度の温水シャワーを2〜3分、水温22℃程度の冷水シャワーを10秒、これを腹部に交互にかけます。
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高血圧 |
急激な血圧変化を避けるために、まずは脱衣所や浴室の気温に注意。夏はさほど心配ありませんが、寒くなる晩秋から冬にかけては浴室暖房乾燥機を取り付けたりして温度調節をしましょう。
39±1℃のシャワーを足先から順に上に向かってゆっくりとかけてから浴槽に入ります。血圧の急な上昇を引き起こすので、42℃以上の高温のお湯は避け、心臓への負担を考えて半身浴にすることも大切です。
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冷え性 |
基本は半身浴!就寝前に39℃くらい(夏38℃、冬40℃)のぬるめのお湯にゆっくりつかりましょう。30分ほどで身体の芯からあたたまります。
温冷交代浴も血液循環の促進効果があります。熱い浴槽3分間、冷たいシャワーを冷える部位に10秒間、これを1セットとし5セットくり返します。
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風呂はこんなものを入れても |
水道水の沸かし湯のお風呂も、ハーブや薬草、木酢液などを入れる事によりな、自宅の風呂で温泉に互する、あるいはそれ以上の効果が期待できるのです。
ほんの一部をご紹介します。
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日本酒風呂 |
「酒は百薬の長」との言葉を持ち出すまでもなく日本酒には、適量を飲むことで血管拡張作用が起き、血行が良くなるなどの健康効果が認められています。
少し温めのお湯に日本酒を入れてゆっくりとつかる酒風呂健康法で血行促進や美肌効果、冷え性、腰痛にも効果があることが、科学的に判明されてきました。
石鹸で洗っても落ちない毛穴の奥の汚れが驚くほどすっきり取れたりします。
日本酒を造る杜氏(とうじ)の方の手が高齢にも関わらず、綺麗なのは日本酒の効果であるとも言われているのです。
冷え込む晩に、身も心もリラックスさせてくれるのは、やはり「お風呂」。
「酒風呂美人」は、入浴用ですので飲料用より、香りを若干低めに設定してあります。
ご家庭のお風呂でゆっくり温まってはいかがでしょうか。
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炭風呂 |
お風呂が温泉になる?「炭」のパワー
○浄化効果 |
塩素や菌、湯あかなどを吸着、浄化して水がキレイになる。お湯も長持ちし、湯あかがつきにくく、浴槽が汚れにくくなる。 |
○脱臭効果 |
カルキ臭が取り除かれ、鼻にツンとくる感じがなくなる。 |
○ミネラル効果 |
温泉のようにミネラル分が溶けこみ、お肌がツルツルに。 |
○マイナスイオン効果 |
マイナスイオンで、やわらかい水になり、ピリピリした感じがなくなる。 |
○遠赤効果 |
遠赤外線で温泉のように身体の芯まで温め、血行が良くなり疲労回復!湯冷めもしにくくなる。
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炭のさまざまなパワーで、自宅のお風呂が温泉のようになる。さらに他にも、備長炭自体がアルカリ性なので、お湯をアルカリ性に変え、アルカリ温泉と同じ効果も!こうした効果で、リウマチ、五十肩、腰痛、冷え性も緩和。
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アロマテラピー |
エッセンシャルオイルをお風呂に入れる活用法を、アロマバスとか、アロマ風呂などと呼びますが、これはアロマテラピー実践法の中でも、非常にポピュラーでオススメの方法です。
利用方法
湯を張った浴槽にエッセンシャルオイルを最大でも4〜5滴(1滴が0.05mlのドロップ栓のもの落とします。
湯船に浸かる前に、必ず手でよく混ぜてから、入浴します。立ち上る湯気と共に漂うエッセンシャルオイルの香りを楽しみます。
リラクゼーションのためのエッセンシャルオイルが代表的なものです。
●ラベンダー
●スィートマジョラム
●サンダルウッド”
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木酢風呂 |
木酢液は、木を燻す時に発生する煙を冷却して液体にした物です。昔から炭焼き小屋では、腹痛を治したり傷の殺菌等に使っていたということです。
木酢液の「酢」は酢酸です。成分のひとつである「酢酸」及びその他天然有機成分によりお肌を清潔に保ち、雑菌などの除菌作用も期待できます。また、水の分子集団を小さくするので、お風呂のお湯がなめらかになり、身体がホカホカ温まり湯冷めしにくくなります。
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