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今月のワンポイントアドバイス
2003年10月

先月に続いて、自分自身の生活を
見直してみましょう、今月は「シンプルライフ」
生活の原点そのものをシンプルに、
そうすると余計なことが取り払われて
素朴で楽しい生活が・・・。
そんな時間・空間を持ってみてはいかがですか。

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シンプルライフ(素朴は楽しい)
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不要なものをリストラ、必要なものを大切に
毎日毎日をシンプルに過ごしましょう
日々の生活の枝葉を取っていくテクニック
究極のシンプルライフとは


不要なものをリストラ、必要なものを大切に
シンプルライフとは

物質主義・消費主義に代る新しい価値観、モノに縛られた生活から自由に
 シンプルライフの原点は、人間も生命体として、免疫や代謝の仕組みからストレスの最も少ない生き方としていこうというものです。健康実感しながら、毎日を過ごしていく自然な生き方なのです。
 シンプルライフは、”Think Globally Act Locally” の考え方のもとに現在の物質的に繁栄した生活からある意味脱却し、より充実した生活をいかにおくって行くかのキーワードでもあります。


物の溢れた生活を見直す

皆さんは物の溢れた生活を送っていませんか?
 今の生活は自分の部屋は物が溢れ、使いたいものがどこにあるのか探すのも大変、洋服も、季節ごとに新しいものを買い込み、着てもいない衣服が山のようにある。家は収納の為の家具で狭く、うっとうしいくらい、そう感じたことは有りませんか。
 たとえば今の家に引っ越してきたとき、もしくは以前に引越しをして家具などを運び出したあとなど、部屋がこんなに広かったと思ったことはありませんか。
 広い家、広いリビングでゆったりしたい、こんな願望は皆さん持っていると思います。
思いっきり部屋のものをリストラする。これがシンプルライフの始まりです。

 さあ、なるほどと思った方は実践してみましょう。
ヨーロッパの街並みに見るシンプルライフ


 ヨーロッパの街並みを思い起こしてください、中世そのままのような町並みが今もそのまま残っています。それは決して貧乏とか、貧困とはまったくちがう理由から残っているのです。ヨーロッパでは、家だけではなく室内のカーペットやテーブルなどの家具などは手入れよく親から子へ・・・と、繰り返し渡され大切に使って、しかもセンスよく暮らしています。家具など決してすべてが高級品ではないのですが、どれも大事に扱って世代を超えて大切にされているのです。衣服や台所用品などの小物も、数少なく手入れよく永く使われています。

 物の多さイコール豊かさと言う私たちの観念とはちがう生活がそこには存在します。

それでは物を整理してみましょう

 物の多さイコール豊かさと愚かに勘違いしていた私は、多くの使わないものをたくさん抱えています。そのうち使うだろう"、"もったいないから"という理由で使いもしないものを収納しているのです。そのたまめに、収納庫を買い、そしてあげくの果ては手狭になったからと家を改築、さらに、広い家へ引っ越したり、家を新築したりしています。

 あふれた物でそんなこと・・・・もちろん、極論ですが、でも、物を買わなければ、お金も浮く、家の荘改築をなくせば、さらに新築をなくせば、多くの費用が浮く計算になりますよね。

・・・・これがどういう事になるか。 それは後のお楽しみ。

 物の多さイコール豊かさと愚かに勘違いしている私たちは、使いもしない物に多くの費用を浪費し、それを置くためにさらに多くの浪費をしている事にお気づきでしょう。

それでは、実際に物を整理する方法をご伝授

 まずは、そのうち使うだろう"、"もったいないから"という理由で使っていないのに収納していた物を、引っ張り出してください。年に数度しか使わない物、月に数度使うが無くても良い物、など「基準」決めて下さい。その「基準」で選別された物をまず処分するわけです。

もちろんただ捨ててしまうだけでなく、

1. リサイクルショップに引き取ってもらう
2. オークションで販売する
3. フリーマーケットに参加して売る
4. ボランティア団体に寄付
5. 知人友人に譲る・・・もちろん「シンプルライフ」を考え無理強いはしない事
6. どうしようもない物は捨てます・・・必ず正規の方法で処分してください

● 必殺処分テクニック
 記念品や旅行の土産物や友達からの贈り物これだけでも結構たくさんある物、これらの物はなかなか処分できないものです。必殺処分テクニックは、デジカメなどの写真の中にコメント付で収めてしまいます。思い出や感謝の気持ちと共に残した写真は実物に変わるってくれます。 雑誌は、童謡に必要と思うページだけを、スキャナーを使ってパソコンの中に保存します。
 台所・風呂・トイレ・掃除用品なども徹底的に整理して下さい。このときにだぶって持っている物は当然、他のもので代用できるような物も一気に処分しましょう。

そして、毎月、半年後とやはりまだ使わない物を処分していきましょう。

確かに、処分自体は浪費=もったいないようですが、「シンプルライフ」には絶対に必要な事なのです。そして、そう、もう買い物は消耗品のみに徹底しましょう。
生活が変わります。

家の中がスッキリしまました。部屋が広くなり、明るくなった事と思います。
掃除も手早く楽になり、探し物は激減しました。風とおしもよく、カビに悩まされることなく快適です。服も、数少ないので悩まずのく的のものが選べ、また着た後も手入れをしてしまうようになりますのできれいに長持ちしてきます。食器も少なく洗い物も簡単に、収納も手間がかかりません。

 容易に物を手に入れていた頃、必要な物が有れば、すぐに買って間に合わせていました。シンプルな生活では、そんな時に知恵や工夫をして有る代用するようにしましょう。物に溢れていた時は、実は、何事にも無関心で理恵を絞る事もなく無感動な生活が有るだけです。「シンプルライフは今までにない多くの「気づき」が有るのです。

 全文でお話、物を買わなければ、収納家具がいらない、家の増築や新築もいらないとなるとそのための費用が浮いてきます。そのお金を「自分のしたい事(物ではない)」に利用できますし、まったく発想を変えれば、稼ぐ時間をその分減らす事ができ、その分ゆとりの時間を楽しむ事もできるはずです。実際には、難しいですがその発想が在ると無いとでは大違い、月単位、年単位であれば、かなりの時間と費用を捻出できるはずです。それが、「しんぷる」なのです。

必要のない物が排除された、無駄の少ない生活は、空間という贅沢と考える力、豊かな時間を与えてくれるはずです。


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毎日毎日をシンプルに過ごしましょう

陽が沈めば寝て、陽が上がれば起きる

なんと言ってもこれが一番シンプル、人間は夜目が見えない、そう、人間は夜行性ではないのです、人間は昼間に活動するのが一番「シンプル」。明かりの発明で人間は、闇を超越していますが、これは生命体としての人間にはストレスでしか在りません。海外旅行で、時差ぼけをした方ならわかりますが、体のサイクルが異なると大変な事になります。
早寝早起きに心がける事がシンプルライフのスタートです。
 
 また、朝の日の出は、人間にとって一番リラックスできる時間だとも言われています。曙の時に目を覚まし、朝の日差しの中で目覚めるすがすがしさはすばらしい物です。一度体験してみては。
規則正しい食事とシンプルな食材で

 まずは、朝食・昼食・夕食とできるだけ決まった時間に規則正しく食事をする事が大切です。
これもシンプルライフの大原則、朝食を抜いたり、無理なダイエットをしたり、忙しいからと食事時間を遅らせたりしないようにしましょう。
 また、食材にも気を遣いましょう。インスタント食品や化学調味料などの使用をさけ、各種栄養を考えたバランスの良い食事をする事が大切です。暴飲暴食も慎み、太りすぎややせすぎ、そして何よりも健康を第一に考えた食事を取るようにしましょう。
習慣に従った生活が「シンプルライフ」そのもの

 人間は毎日の大半を習慣の中で生活をしています。朝起き、顔を洗い、新聞を読んで、テレビを見ながら食事?すべてが毎日何気なく繰り返している事と思います。私たちにとって習慣に則った生活が一番シンプルです。では「シンプルライフ」として何が大切か・・・。
 それは良い習慣を身につけて、それを何気なく毎日繰り返していく事、それこそが「シンプルライフ」なのです。なんの抵抗もなく(ストレスも無く)、良い事を繰り返す(ストレスを消していく)
悪い習慣を繰り返すと気がつかないうちに、体、心にストレスをためて行くだけです。
人との関わり方も「シンプル」に 

 家族、学校、会社、そして地域これら社会の接触無くして私たちの生活は存在しません。人間関係は挨拶に始まり、人の話をよく聞き、人に話をしっかりと伝え、よりよき関係を継続していく事が何よりも「シンプルライフ」なのです。
 こじれた人間関係からは、複雑な混沌とした物しか生まれてきません。

生活の中に自分自身をしっかりと持つ事

 前述は、あまりにも「流された生活」とみる事もできます。そこで、大切なのが明確な「自分自身」をしっかりと持つ事です。しっかりとした目的意識を持ち、日々の生活の中でそのステップをしっかりと一つ一つ踏みしめていく。周りに惑わされること無く、また、決して周りにも押しつけない、そんな自分を周りに認識してもらう事により、よりいっそうシンプルな人間関係が形成されていく事でしょう。そして、よりよき習慣を身につけていく事により。
 あなたの「シンプルライフ像」が明確になってくるはずです。
自分の時間をしっかりと確保する事  

 毎日毎日の生活の中で、自分の時間をしっかりと取る、ぼっとするのもより、瞑想にふけるのも良し、本を読むのも良し、人と語るも良し、家族と過ごすもよし、自分の一番リラックスできる一時を持つようにしましょう。すべての時間を「自分の時間」にする事がベストですが、なかなか許される環境は無いのが現実、そこで、やはりそれなりに努力して、時間を捻出していきましょう。

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日々の生活の枝葉を取っていくテクニック

 シンプルライフというと、節約、倹約術の実践のように捕らえている、またそのように紹介している本やサイトがあります。しかし、本質はちがいます。節約、倹約はシンプルライフの一つの方法論であり、一部でしかないと思います。もっとちがうところに「シンプルライフ」の本質はあります。日本語で言うと「素朴」「朴訥」・・・。
自分の生活感の軸をしっかりとしておく

 人間は環境により、感受性が大きく変わってきます。日常的に経験している事に対しては、鈍になり、経験のない事に対しては鋭敏になります。これは人間の防衛反応によるものです。
 これと相反するものとして、人間は考える事によりその状況に対応できる能力も持っています。複雑な現代社会に生活している私たちは、日常的に多くの刺激を受け続けています。
時にはそれに拒絶反応を示し、時には感じる事さえなくなっています。自分自身をしっかり持って、物事の本質をしっかり考察して、自分なりに整理していく事。周りに流されることなく「じぶんなり」を貫いていく事だが「シンプルライフ」を実践していく際に大切なテクニックです。
情報もシンプルに

 私たちの生活の中には、多くの情報が存在しています。家族から、知人・友人から、会社から、そして新聞・テレビ・ラジオ・雑誌・そしてインターネット様尼名情報があふれんばかりに入ってきます。これらの情報も、本当に必要な情報は本当に一部だけしか在りません。情報をシンプルに、必要ない情報以外をいかに切り捨てられるかが「シンプルライフ」の重要なテクニックです。
 
断る事も大切

 人間社会には、いろいろなイベントがあふれ、興味をそそられます。またいろいろなお付合いが必要で、お誘いもかかる事でしょう。何となく興味があるから、イベントに行ってみる。誘われたから旅行につきあう。飲みに行く。でも、本当にしたいのですか、行きたいのですか。まあつきあいだからしかたない、暇だからいってみよう。こういった中途半端な気分の時は「お誘いを断る事」もシンプルライフの窓口です。
 本当に、やりたい事、行きたい事にシンプルに集約していく事が必要なのではないでしょうか。
 
文明の利器を極力排除し、そしてうまく活用する

 今は文明の利器があふれ、それにより生活が大変便利になって来ています。「シンプルライフ」はこれらの機器を極力使わないというのが本質です。しかし昔の暮らしは確かにシンプルですが、炊事・洗濯に生活の時間の大半が使われ、また肉体的にも大変です。
 ここで推奨したいのが、文明の利器をうまく活用する事、たとえば、テレビ、ステレオ、ビデオと機器があふれていませんか、最新のパソコンはこれらがすべて利用できます。これら機器がすべて無くなりコンパクトなパソコンに集約されれば、多くのスペースが生まれます。当然ビデオの山やCDの山も無くなります。そして、パソコンの検索機能で必要なものが簡単に選び出せるようになるのです。
 これは一例ですが、こんな事が実践可能な世の中になって来ているのです。要は無駄な機器を排除し、そのために必要な機器をうまく活用していくこれも「シンプルライフ」のテクニックです。 

必ず体を使う時間を

 シンプルライフのもっとも重要な事は体・心が健康である事。当然、どこかに故障があったり、不安・不満があったりいろいろあるでしょうが、より健康により安らかな暮らしを求めていくのが「シンプルライフ」なのです。そのためには体を動かす時間を作りましょう。
 健康な身体に健康な心が宿ります、散歩、体操、スポーツ何でも良いでしょう。リフレッシュできると思う事を実践しましょう。
 

工夫をする

 シンプルライフは、多くの工夫が必要です。身の回りをシンプルにしていくとどうしても工夫が必要になってきます。道具や機器の使い方をいろいろと使い回していく必要があります。うまくいかないからといってもう新しい機器をおいそれと買う事はできません。工夫をするしかないのです。でも知恵というのはすばらしいもので何とかなるものです。そして、工夫がうまくいった時の喜びと驚き、これが生活の中に常に必要となるわけですから、知恵のあふれた新しい生活がそこには生まれてくるのです。
 また、社会への接し方や人間関係も工夫が必要です。よりよき人間関係を築く事もシンプルライフの必要な事、でもその関係を維持しながら断る事もしていかなければなりません。
 そのためには普段からの工夫が必要です。それは信頼の絆をしっかりと作る工夫が必要なのです。


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究極のシンプルライフ

何が究極のシンプルライフ、修行僧、原始人の生活、それぞれは確かに非常にシンプルです。何が究極なシンプルライフなのかを考えてみましょう。

修行僧

修行僧は、お寺や山にこもり、社会から隔離され、規則正しい生活と、節制された食事、朝昼晩の読経、座禅を組みます。雑念を払い捨て、心と体を清めていく、これぞ究極の「シンプルライフ」です。
アスリート

オリンピックを目指すアスリート、これも究極の「「シンプルライフ」トレーニングに明け暮れ、体をつくりのための食事にも気を遣い、ただ一つの目的のためにすべての生活を打ち込んでいく、その日々の繰り返しが、超人的な運動能力を生み出し、目的を達成した(優勝ばかりが結果では無い)時の達成感はいい知れないものがあるはずです。
アーティスト

 音楽家・絵描き・彫刻家・小説家など、多くの芸術家もシンプルライフの中で創作活動を行っています。社会生活とかけ離れたところで、自分の世界を抗し馳駆していく時間そのものが「シンプルライフ」そのものなのです。
匠たち

 日本の伝統工芸を支える職人(匠)たち、彼らは5年、10年と見よう見まねで技を体に叩き込み、40年、50年とよりよきものを目指して作り続けて行きます。そこには、最先端の機械や科学技術でも実現できない「カタチ」が生み出されているのです。
田舎暮らし

 田舎暮らしも「シンプルライフ」のカタチ、古民家に住み、昔ながらの道具を使い、自給自足の生活をする。無農薬の有機野菜を作り、山菜や果物などの季節の恵み、炭焼きや、陶芸を趣味に・・・。これも究極(理想)の「シンプルライフ」です・
原始人は「シンプルライフ」?

 原始人の生活は、シンプルライフなのでしょうか。そこには選択肢は在りません。すべてが必要最小限なものしかない、生きる事が最大目的なのです。これは究極というより、極限のシンプルライフ、すべての情報を知り得ずに純粋培養するしか実現化しない生活です。よって非現実的な生活なのです。しかし、アジアやアフリカ、アマゾンでは数十年前までは、多くの人々がまだ原始生活を営んでいました。数千年の長きにわたり変わらずにその生活を送ってこられた事自体はけんしょうに値すると思います。
 
経済特区ではありませんが、シンプルライフ特区(時間)を作る

 私たちの生活は、究極のシンプルライフをするにはいささか無理が多すぎます。最近新聞をにぎわす経済特区構想ではありませんが、生活の一部に「シンプルライフ」を取り入れていくのが現実的ではないでしょうか。まずは不要品を極力無くし、無駄なものを買わない。生まれた、時間、費用で何かの目的を見つけて現実化していく。
 また、キャンプ場に行き、その時間だけでもシンプルライフを体験してみるとか。
 少しずつでも「シンプルライフ」を生活の中に取り入れ、物を得る事ではない、新しい満足感を体験してみてください。