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ロハスって
ロハスとは
いま何故ロハスなのか?
ロハスはマーケティング用語
ロハス商法


 最近「ロハス」(LOHAS)という言葉をよく見かけませんか? 
 この言葉は、「スローライフ」や「シンプルライフ」の延長線上にある概念で、
アメリカでの市場調査より生まれた一種の「マーケティング用語」です。
 今回はこの「ロハス」という言葉について紹介します。

ロハスとは

 最近「ロハス」(LOHAS)という言葉をよく見かけませんか? 
 この言葉は、前にこの項でも取り上げた「スローライフ」や「シンプルライフ」の延長線上にある概念で、アメリカでの市場調査より生まれた一種の「マーケティング用語」です。アメリカと違って日本では、マーケティング用語賭して定着する前に、一般に知られ、ロハスは一種の流行語となってしまいました。
 今回はこのロハスという言葉について簡単に紹介します。

LOHASって何?

 LOHAS(ロハス、ローハス)とは、Lifestyle of health and sustainability という英語の略で、アメリカ生まれの造語です。意味は「健康と持続可能な社会に配慮したライフスタイル」といったところで、1998年のアメリカでの研究から導き出されたライフスタイルのモデルが下になっています。日本では、2002年に大和田順子が日本人として初めてLOHAS会議に参加し、2002年9月に日経新聞などでLOHASを紹介したのがキッカケで、最近ではしばしば目にするキーワードとなりました。

 「スローライフ」の項などでも取り上げましたが、ロハスなライフスタイルとは、「安ければいい」「効率がよければいい」という従来型の“選択基準”とは異なり、「それは自分や他人のカラダに悪い影響を与えないものか?」「それは地球環境にとってマイナスにならないものか?」をまず考え、それによって消費や行動を選択していくものです。
 ビックリする方もいるかも知れませんが、実は「健康」と「地球環境」は本来切り離せないものです。「世界全体が幸福でなければ個人の幸福はあり得ない」という有名な宮沢賢治の言葉にもある通り、グローバル経済の下、以前よりも遙かに世界が狭くなった現在、地球がボロボロで自分だけ健康なんてあり得ない話しです。そしてロハスは、そういったことに注目している企業や人々の生き方を包括している一種のマーケティング用語です。
ロハスなモノ・コト――シンプルライフとロハス

 流行語としての「ロハス」という概念でくくられるものとは、具体的には、「オーガニック・フェアトレード・地産地消・グリーンコンシューマ・環境保護運動・エコツーリズム・リメイクやリフォーム・代替/省エネルギー・コジェネレーション・環境や社会への貢献の高い企業への投資・ホリスティック・東洋医学・リユース・リサイクル‥‥」といったモノ・コト。また、ヨガや禅、瞑想といったセルフ・デベロップメントも含まれるます。

 上でも触れた通り、その意味でロハスはスローライフやシンプルライフの延長上にある概念です。でも、いくら自分の家をキレイにしたって、水や空気を汚すような暮らし方では意味がありません。「自分の家さえ片付いていれば、後ははどうでもよい」というような“閉じた思考”はロハスではありません。日々を本当に心地よいシンプルなものにするためには、安全なものを食べ、環境に配慮した商品、公正な貿易によって輸入された商品を使いたい。そして、そのためには目先の値段ではなく、将来自分と自分の子孫に跳ね返ってくるコストを考え、自分の住む地域の環境ばかりでなく、遠い国に暮らす人々の暮らしのことも考えなければならなくなってくるはずです。そんな、シンプルな暮らしを敷衍したところにロハスはあります。

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いま何故ロハスなのか

 現在ロハスが話題になる背景とは何でしょうか? その理由について以下で解説しました。 
ロハスが話題になる現代社会の背景

 1970年代から大量生産・大量消費で先進工業国は便利・豊かさを手に入れる一方、1990年代は深刻な環境汚染や地球温暖化によって国や大企業も深刻で複雑な環境問題に直面し、国際的に取り組みを始めました。また、従来の産業構造に囚われないクリエイティブな仕事や企業が台頭し、新しい価値観を持つ、たとえば地球環境や人間関係、社会正義、自己開発に深い関心を寄せる人々が出現してきました。社会学者のポール・レイ氏とシェリー・アンダーソン氏は、「カルチャークリエイティブ」の概念でこの現象を表現しました。このような状況を背景に、健康や環境を重視したライフスタイルを持つ新しい消費者層が生まれてきました。これがロハス層です。
スローライフやシンプルライフとも違うロハス的な生き方

 今までのような生産と消費を続けては環境破壊が進み、持続性のある経済も維持できないと企業や国が少し気が付いています。一般の人々も「このまま行くと何か変だな!続くのかな?」と感じてきています。
 明確なロードマップがなく、立ち止まっている。かといって「昔の暮らし」や「貧乏な感じ」、「攻撃的な環境運動」も嫌だと思っていて、一番オシャレな自分らしい生き方を考えると、ロハス的な生き方になってしまう。そんな人達が拡大しているというのが、ちょうど今なのです。ちなみに、従来型の経済「プランA」を選択するのか、持続可能な経済「プランB」を選択するのか、いま人類はその選択を迫られていると、アメリカのレスター・ブラウン博士は問題提起しています。
ライフスタイルの世界基準に

 世界最大の資源消費国であるアメリカで、ロハスの概念は生まれました。使い捨て文化を謳歌してきたアメリカですが、今やそのロハスコンシューマは成人人口の3割、市場規模は30兆円とも言われます。もちろん、これからの日本でも、ロハスというライフスタイルがより一般的になっていくことは間違いありません。
 目先の利益よりも、10年後、100年後の地球を見据えた暮らし方。それは決して難しいことではなく、むしろ、わたしたちが過去100年間に失ってきた数々のものをもう一度この手に取り戻すことでもあります。それは「便利で効率がいい、だけどなぜか虚しい」という、現代人の心のスキマを満たしてくれるものでもあるのではないでしょうか。

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ロハスはマーケティング用語

 1998年、アメリカの社会学者ポール・レイと心理学者のシェリー・アンダーソンが、15年にもわたる調査により、「カルチュアル・クリエイティブズ(en:Cultural Creatives)」と呼ばれる環境や健康への意識が高い人々の存在を確認したことを下に、レイと起業家のジルカ・リサビ(後のGAIAM創立者)が協力して開発したマーケティングコンセプトが 「LOHAS」 です。
 アメリカでは毎年LOHAS市場を拡大するためのLOHAS会議が開催されています。ちなみに、先にも触れた通り、2002年に大和田順子が日本人として初めてLOHAS会議に参加し、2002年9月に日経新聞などででLOHASを紹介し、一種の流行語となりました。
ロハス層とは?

 アメリカの調査機関NMIが、LOHAS層を「環境と健康に関心、社会に対する問題意識、自己啓発・精神性の向上に関心が高く、実際の行動に移す人々」と定義し、2002年よりその割合を調査しています。アメリカの雑誌「LOHAS Journal」では「今までマイナーと考えられてきた LOHAS スタイル は、今や主流である」と表現しています。調査によれば、米国成人人口の30%、約5000万人以上が LOHAS を重視する消費者であり、米国での市場規模は2268億ドル(約30兆円)全世界では5400億ドル余にのぼる、と発表しています。


 アメリカにおけるロハス層のイメージとしては、平均年齢は42歳、30%が大学卒、年収は全米平均以上、60%が女性であると言われています。一方、日本でも博報堂が首都圏在住者を対象にした調査では、「現在はやっていないが、今後やってみたい環境配慮型の行動」として、「環境問題に取り組みが進んでいる企業の品物を買う」という回答が65.1%でトップとなりました。

 一方で日本においては、2000年9月に日経新聞が、当時イースクエアに所属していた大和田のLOHASを紹介する記事を掲載。その後、月刊誌『ソトコト』が2004年4月号でロハス特集を組むなどマスメディアが注目したことでロハスが広まってゆきました。 2005年よりイースクエアもNMIと同様の調査を日本でも行なっていますが、2005年の調査によると日本の成人人口の29%がLOHAS層だといいます。


※なお、アメリカではLOHASという言葉自体は殆ど使われていません。LOHASという言葉はアジア(日本、韓国、台湾)から発信されていると言えます。
LOHASマーケット 5つのカテゴリー

□1 持続可能な経済 Sustainable Economy
持続可能な経済の実現を願っている。たとえば、地球環境に負荷を掛けない風力発電等の自然エネルギーの活用やサスティナブルな農業、地球温暖化の防止、エネルギー源の水素化の実現など。

□2 ヘルシーなライフスタイル Healthy Lifestyle
ヘルシーな食品やナチュラルなパーソナルケアー製品を愛用している。たとえば有機野菜や化学添加物の少ない食品を選び、自然系洗剤等を使うなど。

□3 環境に配慮したライフスタイル Ecological Lifestyle
環境にやさしいライフスタイルを心掛けている。たとえば商品の選択をする場合、価格よりも性能が良いとか環境に優しい、デザインが良いことなどを判断の大切なポイントと考えている。

□4 代替ヘルスケア Alternative Healthcare
予防医学・代替医療を心掛け、なるべく薬に頼らない。たとえば運動や食育、医学についても気に掛けている。

□5 自己開発 Personal Development
自己開発(自己啓発)のために投資する。たとえば異文化との接触、ヨガや習い事、友人関係への時間投資など。


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ロハス商法

 一種の流行語ではない本来の「ロハス」の日本における今後の展開について簡単にまとめてみました
ロハスは登録商標

 一般にロハスは「健康と環境がテーマのライフスタイルを示す一般的な用語」だと誤解されやすいのですが、日本においてもロハスという言葉は登録商標であり、この言葉を用いたライセンスビジネスが既に始まっています。そのため、本来ロハスは一般的な言葉としては機能せず、1業種1社のみが使える宣伝文句となりつつあるのです。
 アメリカにおいてはレイとGAIAMが使用権利を保有しているためか一般には広まっていませんが、日本においては登録商標となる前に新聞や雑誌などで取り上げられて一般に広まり、流行語になった、という側面があります。
ロハス商法の日本における今後の展開

 日本では、2006年春より『ソトコト』を編集しているトド・プレスが中心となり、1業種1社を基本としてロハスという言葉の使用権利を販売するライセンスビジネスを展開する予定になっています。ちなみに、同社社長であり『ソトコト』編集長の小黒一三氏は、ロハスという言葉を知る前に新しい消費者層が出てきたと感じ、ロハスという言葉が都市生活者のライフスタイルの新しい呼称としてピッタリだと思った、と語っています(『ソトコト』 2006年1月号のインタビューより)。なお、今後は三井物産がトド・プレスと契約し、ライセンスビジネスを展開する予定になっています。

  さらに、トド・プレスの社長が代表を勤める有限責任中間法人ロハスクラブ」は、「ロハス商品の審査・承認」や「ロハスマークの発行・許諾」、「ロハスデザイン大賞の運営」、「ロハス・ライセンスビジネスの展開」などを行なうことを発表しています。

ロハスの活動一例

ロハスクラブ/ LOHAS CLUB

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