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今月のワンポイントアドバイス


 安心できる暮らしを守るために是非知っておきたいのが防犯対策。
 最近では、手軽に利用できる簡単な防犯対策商品なども登場しています。危機管理の心構えをしっかり持ち、ちょっとした心がけと工夫で住まいの安全を守るように気をつけましょう。
 今月は、「空き巣の手口、行動パターンを知る」「我が家の弱点を把握する」「安全な住まいの選び方」など観点から住まいの防犯対策について考えてみました。 

わが家の防犯対策
あなたの家は狙われている!?
自分で出来る防犯対策&チェック
安全な住まいの選び方アドバイス


あなたの家は狙われている!?

 ここ数年、空き巣や泥棒による被害が急増しています。特殊な器具を使って鍵を開ける「ピッキング」や、ドアに開けた穴から針金を差し込んで内鍵のつまみ金具を回して開ける「」などによる被害も社会現象として大きく取り上げられています。
 被害に遭ってから用心したのでは遅すぎます。大切な財産と安全を守るために住まいの防犯対策が求められています。
増えてきた犯罪被害

 近年、空き巣被害が増加の一途をたどっているのはご存知の通りです。「有名人が被害に遭った」というニュースを聞いて不安になる人も少なくないでしょう。

 巧妙化・悪質化する空き巣被害は、もう他人事ではありません。
 残念ながら、まだ日本の安全神話を信じている多くの人が実際に被害に遭い、精神的にも物質的にも幸せを脅やかされているのです。


一度ドロボーの被害に遭うととこうなる
夜一人でいる時に怖くて眠れない。
充分な対策をしないと再度被害に遭う。
女性の場合、心や体に傷を負い、日常生活に影響が出る。


参考: 侵入窃盗被害額は全国平均で1件あたり25万円もの金額に! 
 実は全国の侵入窃盗(空き巣被害)の認知件数は年間で1万5千件もあり、毎年これだけの人たちが被害に遭い、被害者は増え続けているのです。
 住居でのその被害額は全国平均で1件当たり25万円もの金額となるそうです。聞いて驚きではないでしょうか? これに加えて、割られたガラスや壊された鍵の修理、被害後の精神的な負担などを考えると、何らかの対策をする必要性を強く感じます。

空き巣の侵入経路
意外に多い昼間の侵入〜侵入盗被害の種類は「空き巣」「忍び込み」「居空き」の3パターン〜

 侵入犯には3種類あります。
 (1)「空き巣」は文字通り留守中に侵入し、現金や品物を盗む手口。(2)「忍び込み」は家人が寝静まった深夜などに侵入し、現金や品物を盗む手口。(3)「居空き」は家の中の人が食事中やテレビを見ているなど全員が一箇所に集まっている時に人の居ない部屋から侵入し、現金や品物を盗む手口です。
 被害の内訳はもちろん「空き巣」が圧倒的に多くなっています。従って侵入時間帯も昼間が多く、ゴミ出しに行った僅かなスキや仕事や買い物で留守にしている間が狙われやすいようです。

 なお、(3)の「居空き」には驚く方も多いのではないでしょうか? 家にいる時は通常リラックスしており、まさか自分がいる時に空き巣が入ってくるとは考えない方が大半です。一般的に「泥棒被害」=「空き巣」と思われがちですが、確かに侵入盗においては「空き巣」の割合が高いのですが、そんなちょっとしたスキも空き巣が狙っていることを忘れてはいけません。
空き巣は窓を狙っています〜空き巣の侵入経路は「窓」からが最も多い〜

 空き巣・泥棒の侵入経路としては、「玄関や勝手口などの出入口から」「居室やベランダ、浴室などの窓から」と大きく2つに分けられます。最も多いのは「居室の窓から」ですが、それぞれの箇所に応じた対策が必要となります。


 「窓のガラス破り」と「窓の無施錠」での侵入が何と7割を超えていると言います。一方、ピッキング等のイメージから重要視される方が多い「玄関錠破り」と「ピッキング」は合わせても僅か3.7%しかありません。これだけ窓からの被害が多いことに驚く方は少なくないと思いますが、そこが空き巣の付け入るスキなのです。
 メディア報道等で皆さんがよくご存知のピッキングやサムターン回し、カム送り解錠などは世間に広く認知され、対策が多く取られるようになってきたことから、空き巣の意識は窓にシフトしてきており、窓からの侵入盗被害は増加の一途をたどっているのが現状と言えます。従って、窓に何らかの防犯対策をすることが非常に重要となっている状況がご理解いただけるのではないでしょうか? 

 繰り返しになりますが、多くの空き巣は窓から侵入してきます。当然ながら特に戸建住宅においてはその傾向が顕著に現われています。また空き巣の侵入経路は、1階の窓からガラスを割ってクレセント錠を開けて侵入してくる傾向があります。やはり、窓から入られないような対策(窓の防犯)をする必要があるのです。
こんな家が狙われやすい

見通しが悪い家
 玄関ドアや窓が通りから見えにくい家ほど狙われやすくなります。高い塀やボリュームのある庭の植込みの中は侵入者が潜むには格好の隠れ場所です。塀は低めに、中を見通せる隙間の多いものがよいでしょう。マンションのベランダは、外からの見通しが良い格子の手すりが安全です。

新興住宅
 近隣の付き合いが少なく、見知らぬ人に無関心なことが多いために、狙われやすいのです。一見普通の人と変わらない侵入者が近くにいても、「近所の人」だくらいにしか思わない危険性があります。

中高層の集合住宅
 通常歩いている人の目線の高さは2階くらいまでと考えられ、3階以上の場所は周囲の通行人からは見えにくいようです。しかも、新興住宅街と同じように近隣の付き合いが少ない場合が多く、侵入されやすい環境といえます。

近くに足場のある家
 「高いところは入りにくいだろう」というのは間違い。雨どいや配管、電柱や塀などを足場としてベランダなどに乗り移る場合も多いようです。ガレージなどが建物に接している場所は要注意です。2階や3階などの場合、窓に鍵をかけていないことも多く、侵入犯にとっては好都合なのです。


参考: やっぱり留守の家が狙われる
 やっぱり狙われやすいのは留守の家です。特に長期不在の場合は留守だと悟られないような工夫が必要です。新聞の配達を止めておくとか、洗濯物は室内に干す、室内灯を点けておく、またはタイマーなどで夜になると照明やテレビなどがつくように設定する・・・など如何にも人がいるように見せることです。最近は簡単な操作で家の照明やテレビがついたり消えたりするリモコンなども手頃な価格で販売されています。また、電気メーターの動きから不在を悟られることも多いので、電気メーターを外から見えないように設置することも大切です。

空き巣が気にするポイント

 防犯対策をする上で最も重要なのは、我が家の「弱点」=「狙われやすい場所」を把握し、そこをきっちりと対策することです。家の中を見回して「ここは危険だ」とか「ここは大丈夫」とか言っていてはいけません。空き巣は外からあなたの家を見て外から侵入するのです。要するに、外から客観的に空き巣の気持ちになって我が家を見つめてみる必要があるということです。


□1: 侵入に要する時間(侵入のしやすさ)
 後でも説明しますが、空き巣は侵入するのにそれほど時間をかけません。「捕まるかも知れない」と言う不安を常に抱えているため、「侵入までの時間はなるべく短くしたい」と考えているからです。そのため、空き巣が侵入しやすい、たとえば「施錠を忘れた窓」を如何に好むかご理解いただけるでしょう。 

□2: 外部(周囲)の目
 空き巣は誰かに見られることを極端に恐れるので、外部から目の届きにくい家を非常に好みます。たとえばプライバシーを考えて大きな植栽などで庭が外から見えなくなっている家などをよく見かけますが、これは非常に危険です。

□3: 逃走経路
 これは、万が一にも犯行時に誰か帰ってきた時のことなどを考えての逃走経路です。庭に面する掃き出し窓などは最も有力で、侵入経路を作ると同時に逃走経路も作れてしまうのです。これが掃き出し窓が最も狙われる理由のひとつです。

□4: 防犯意識のレベル
 家の周囲や防犯対策の状況などを見て防犯の意識の高さを窺います。防犯意識の低い家は施錠されていなかったりすることが多いため、気づかれない程度の犯行を数度にわたり繰り返して行なうというケースもあります。

 これ以外にも、ここには書ききれない要素が多くありますが、重要なのは、防犯意識を高く持ち、ポイントを押さえて出来ることから対策することです。

一般の防犯対策の5つの大間違い


警備会社に契約しているから大丈夫
 警備会社のシステムは「25分以内に現場に到着すればよい」とされています。プロの窃盗団は予めどのくらいで警備会社が到着するかチェックしていて、警備員が駆けつける前に盗みを終わらせてしまうことがあります。警備会社に契約しているだけでは100%安全ではないのです。

番犬がいるから大丈夫
 「番犬がいるから大丈夫」という安心感が却って住人の防犯意識を低くして、逆に狙われやすい家になってしまいます。番犬がいるからという安心感を捨てて、犬が吠えたら直ぐに外を見るような習慣をつけましょう。
▲弱点1: 犬は通常テリトリーに侵入すると警戒して吠えますが、泥棒が2階から侵入すると、気づかずに吠えないことがあります。
▲弱点2: 犬は食べ物に非常に弱い動物です。泥棒が下見のついでに犬の餌付けまでしていくこともあります。
▲弱点3: 犬は不審者には必死に吠えますが、その姿が見えなくなると全く吠えなくなってしまいます。

ピッキング対応の鍵だから大丈夫
 ピッキング対応の鍵がついているからといって安心ではありません。ドアと枠の隙間にバールを差し込んで強引にドアを破ったり、ドアについているポストを壊してドアを破ることもあります。また、ドアに穴を開けたり、専用工具を使って室内のサムターン(鍵を回すところ)を回転させて解錠する手口もあります。

面格子や雨戸があるから大丈夫
 一般の縦面格子や雨戸、シャッターだけでは安全とはいえません。面格子を取り付けているビスはドライバーで外せますし、強引に引っ張れば取れてしまうことがあります。(※注意:雨戸やシャッターがついていても、閉めていなかったり、鍵をかけていない家が多くあります。) 

網入りガラスだから大丈夫
 網入りガラスは防犯ガラスではありません。防火対策として網が入っているだけなので、簡単に破られてします。


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自分で出来る防犯対策&チェック

 「環境」「建物」「生活習慣」の3つが住まいと暮らしを守る上で大切な要素です。
 「環境」や「建物」が変えられない場合でも、「生活習慣」を変えることで空き巣に狙われにくい家にすることはできます。住まいの防犯の方法をご一緒に考えましょう。
防犯対策の3要素〜環境・建物・生活習慣〜


 防犯対策には、三つの観点からチェックが必要です。
 「環境」「建物」「生活習慣」――これらを総合的に見て防犯対策を行なう必要があります。

 泥棒は防犯対策がなされていない建物や対策が不十分な家を狙ってきます。「建物」だけの防犯対策でなく、「生活習慣」や「地域環境」まで含めた対策を行ないましょう。

環境〜自分での防犯チェック&対策(その1)

 自分の家を取り巻く「環境」によって必要な防犯対策があります。近隣の様子をよく見て下さい。


不審者が出没しやすい環境
侵入盗やひったくり、車上狙いの被害が多い
放置自転車や放置車が多い
下見出来るような公園や駐車場・公共施設が近くにある
犯行後逃げやすい幹線道路が近くにある
音が発生する場所(学校や交通量の多い道路など)がある
ゴミがちらかっていたり、自転車が乱雑に置かれている


地域全体で取り組む事が防犯に繋がります
見知らぬ人がいたら挨拶をして声をかける
地域の清掃をする
普段から近所付き合いをする

建物〜自分での防犯チェック&対策(その2)

 建物での防犯対策は、出入り口・建物全体の形・塀など侵入されにくくする対策を積み重ねていく方法です。


ひとつひとつの対策
玄関や勝手口はピッキング対応の鍵がついている
面格子のビスがドライバーで外れにくく止めてある
塀やカーポート・雨樋から建物に登れないようになっている
侵入者に対して音や光で威嚇できる
雨戸やシャッターの鍵がついていて、毎日施錠する
サッシに補助錠がついており、利用している
防犯カメラがついている
カメラ付インターホンがついている
建物が高い塀や樹木に覆われていない

 建物の防犯は、一つを対策したから大丈夫というものではありません。
 侵入者は建物や周囲を見て、中途半端な防犯をしているところを狙ってきます。
全ての対策をするには多くの費用がかかりますが、それぞれの家に合った対策を立てることが大切です。
生活習慣〜自分での防犯チェック&対策(その3)

 生活習慣を見直すことにより防犯をする方法です。普段何気なくしていることが、実は泥棒からすれば却ってスキを与えていることになってしまうこともあります。

 泥棒は必ず下見をして、その家の弱点を狙ってきます。
 生活習慣を変えるだけでは防犯対策は不十分ですが、狙われて被害に遭う確率は低くなるでしょう。


お金をかけなくても出来る対策
少しの外出でも鍵を必ずかける
昼間でも、ガレージや門扉をきちんと閉める
脚立やスコップが外に置きっ放しになっていない
ポストに鍵をかける
外から見えるところに洗濯物を干さない
夜間電気をつけ、在宅が不在か分りにくくする
NTTの電話番号案内に自宅番号を登録しない
窓際に縫いぐるみを置いたり、女性のものと分るカーテンをかけない

心がけたい我が家の防犯対策


□防犯対策1: 鍵かけを習慣づけましょう
 侵入犯は巧妙に鍵を開けて侵入するように思われがちですが、意外にも鍵をかけていなかったところから侵入されたケースが多いのです。ちょっとの間だからといって安心はできません。必ず鍵をかけて外出するように心がけましょう。

□防犯対策2: 丈夫な鍵、開けにくい鍵が効果的
 鍵をかけていてもドライバーやバールなどで簡単に壊されてしまうことが多いようです。暗証番号式や電気錠などが壊しにくいようです。また、主錠の他に補助錠をつけるワンドア・ツーロックが効果的だと言われます。

□防犯対策3: 貴重品の保管場所に気をつけましょう
 誰でも探しそうな場所、タンスや机の引き出し・仏壇・押入れなどに大切なものを保管するのは避けた方がよいでしょう。通帳や印鑑・クレジットカードや免許書などは別々に保管すること。現金も小分けにして保管しましょう。

□防犯対策4: ご近所とのコミュニケーションを心がけましょう
 特にマンションやアパートなどの共同住宅の場合、隣にどんな人が住んでいるのか分からないのが現状です。せめて同じ階の住民がどんな人かを知っておくことも防犯対策のひとつ。見知らぬ人を見かけたら声をかけることも大切です。

□防犯対策5: 防犯対策商品の設置も検討しましょう
 最近は工事を行なわなくてもドアや窓に手軽に取り付けられる商品が多数登場しています。住まいを犯罪から守るために導入を検討してもよいでしょう。


参考: ピッキング被害を防ぐために
 ピッキング被害に遭いやすいのは、マンションなどに多いディスクシリンダーキーです。錠前に関しては財団法人全国防犯連合会がピッキングや破壊に強い錠やシリンダーを「CP認定制度」「CP−C認定制度」で認定し、普及を促進しています。

CPマーク CP錠:昭和55年に警察庁が制定した「優良住宅用開きとびら錠等型式認定制度に関する規定」に基づいて認定された錠前。
CPCマーク
CPC錠:シリンダーの耐ピッキング性能と強度を審査し、型式認定された錠前。ピッキング犯罪対策にはお薦め

空き巣を諦めさせるには?

防犯対策のポイント
侵入するまでの時間をかけさせること
何かの時に周囲がすぐ気付くようにすること


 防犯上最も望ましいのは、犯行前に侵入を諦めさせることです。最も有効なのは、ご近所同士で防犯意識を高めて監視し合い、地域全体で空き巣の侵入を許さないことです。しかし、地域ぐるみとなると自分ひとりではどうにもならないのが現状です。そこで、やはり自分で出来ることをしなくてはならないことになります。

 では、空き巣を諦めさせるための要因は何でしょうか?
 ひとつは空き巣が外から見た時に「この家は侵入するのが大変だ!」と認識させること。そしてもうひとつは、侵入しようとした際に手間取らせ、空き巣を精神的に追い詰める(焦らせる)ことです。空き巣はやはり捕まりたくありませんから、侵入時に誰かに見つかることを恐れます。
 従って、侵入するのにとにかく時間をかけさせることが最も有効だということになります。データとしては、侵入に5分以上かかると約7割、10分以上かかると約9割が犯行を諦めると言います。多くの空き巣は必ず下見をすると言いますが、これは、侵入しやすい場所を見定め、見つかるリスクを最小限にするために行なうのです。

 こうして考えてくると、空き巣が「施錠を忘れた窓」を如何に好むかご理解いただけるでしょう。
 なお注意していただきたいのは、防犯対策としてステッカーを貼る方がよく見受けられますが、これで対策出来るのは素人の空き巣だけだということです。本業の空き巣は直ぐに見抜いてしまいます。やはり、実際に侵入が難しい状況に対策する必要があるのです。そうすると、簡単に外せない補助錠を外から見える位置に取りつけることが非常に有効であることがお分かりいただけるかと思います。


参考: 空き巣が侵入を諦める時間は2〜5分以内
 素早い空き巣の場合、鍵や窓を壊して侵入するまでに5分、家に入ってからの物色に10分、合計15分で金目のものを盗んで逃げてしまうと言われています。ましてや、鍵がかかっていなかったら10分もあれば十分ということになります。また、5分で侵入出来なければ諦めるケースも多く、簡単に侵入されない工夫が大切なことが分かります。
 このように、空き巣は侵入するのにそれほど時間をかけません。「捕まるかも知れない」と言う不安を常に抱えているため、「侵入までの時間はなるべく短くしたい」と考えているからです。
 防犯の第一段階として「諦めさせる」ことが出来れば空き巣の被害を食い止められます。そのためには、たとえば「鍵をニ重にする」とか「警報を鳴らして威嚇できる装置をつける」などが有効でしょう。


空き巣が侵入を諦める時間 一戸建ての場合の空き巣の侵入方法

毎日継続して対策を行なう


「たまたま」が招く被害
 最も基本的で重要なことが、「防犯対策を毎日実施する」「生活習慣にしてしまう」ということです。でも、実はこれが出来ていない方が非常に多いのです。
 「折角補助錠を購入して付けたのに、面倒になって使わなくなってしまった」とか、「 忙しい毎日に追われ、戸締りを忘れてしまった」・・・等々、このような話しをよく耳にします。防犯対策は毎日のことです。たまたま施錠を忘れた時に限って空き巣の被害に遭うことも実はよくある話なのです。

防犯対策の落とし穴――「接続」と「うっかり」
 ご近所の方や芸能人が泥棒の被害に遭ったという話を聞いたり、テレビで防犯の番組をみる度に、一念発起して「しっかり防犯対策しよう!」と考える人も多いのではないでしょうか? ところが、いざやってみるとなかなか継続して防犯対策をすることは難しいものです。常に緊張感を持って生活することは非常に難しいことなのです。
 「ちょっとそこまで」の度にしっかり戸締り確認をする、2重ロックをす――これが常に行なわれ、生活習慣に出来ていれば素晴らしいと思います。しかし、現実はなかなか真似できるものではありません。忙しさに追われて、つい「うっかり」窓を締め忘れてしまうことだってあります。
 しかし、先にも書いたように、そんなスキをいつも空き巣は狙っているのです。侵入に時間がかかることを非常に嫌う空き巣ですから、窓が閉まっていない、鍵がかかっていないとなると、空き巣は喜ぶばかりです。

参考:防犯対策商品アラカルト

 侵入犯を撃退する3要素は「時間」「音」「光」と言われ、たとえば以下を組み合わせて使うと効果的です。

侵入に時間がかかるようにするための「ツー・ロック」
錠をこじ開けようとすると鳴る「アラーム」
近づくと光る「センサーライト」


◆時間による撃退
防犯窓用フィルム:
 ガラスに貼ると、ガラスを割れにくく、割れても破片を取り出しにくくすることができる透明粘着フィルムです。合わせガラスは割れにくく、割ると大きな音がするので、防犯効果が期待できます。

防犯ガラス:
 2枚のガラスの間に特殊樹脂などを挟み、大きなハンマーでも割るのに時間がかかるようにして侵入犯が犯行を諦めさせることを狙います。

窓用補助鍵・ロック:
窓用補助鍵・ロック  サッシ窓のクレセント錠は窓を上下に揺らすだけで外れてしまうことがあります。窓もツー・ロックを心がけましょう。

ツー・ロック:
ツー・ロック  ドア1つに2カ所以上の鍵をつけるようにしましょう。



◆音による撃退
窓ガラス用センサー・アラーム:
窓ガラス用センサーアラーム  窓ガラスを割ろうとすると、ガラスが割れる時に発生する高周波を感知し、警告音が鳴り響きます。

ドア・アラーム:
ドア・アラーム  ドアを開けると、ドアにつけたマグネットと本体が離れ警告音が鳴ります。



光による撃退
センサーライト:
センサーライト  人が近づくと、センサーで感知して自動点灯、不審者を光で警告します。



その他による撃退
センサー付カメラ:
センサー付カメラ  侵入犯は目撃されないよう警戒するので、センサー付カメラなどが有効です。

防犯ステッカー:
防犯ステッカー  よく吠える番犬は侵入者対策に効果的ですが、たとえば「猛犬注意」のステッカー1枚でも、案外防犯効果があるようです。他に、暗いところで少しでも光が当たると反射する防犯シールなどもあります。

モニターテレビ付インターホン:
モニターテレビ付インターホン  配達業者を装った不審者には玄関を開けないのが一番。そのためには、チャイムが鳴っても直ぐにドアを開けず、インターホンで来訪者を確認することを心がけましょう。最近は、訪問者を映像で確認する機能だけでなく、センサーカメラと連動して、侵入者をモニター側で録画・録音できたり、ライトが点灯して侵入者を警告するものなど防犯機能を向上させた商品が登場しています。


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安全な住まいの選び方アドバイス

 本項では、参考までに、防犯面を中心に、安全な賃貸住宅選びについて考察しました。
住まい選びの基本

 お部屋選びの条件は、「通学・通勤しやすい場所や路線」などから決めたり、或は「憧れのエリアに住みたい」とか「建物や間取りが気に入ったから」など色々な点から決めてゆくことでしょう。
 たとえば公園が近くにあるから環境がいいとも言えるし、その分、夜間の一人歩きは危ないとも言えます。「自分は環境に何を望むか?」ということは決めておきたいものです。若い女性で初めての一人暮らしならば、やはり防犯面・安全面を第一に考えるべきでしょう。


 部屋探しの段階で、業者さんに「安全が気になります。防犯面は大丈夫ですか?」と聞いておけば、余程危ない物件は紹介したりはしないでしょう。その上で、自分自身で確認する意識を持つようにしましょう。
 何れにせよ、少なくとも2年(通常の賃貸契約期間)は住むのですから、部屋探しには時間をたっぷりかけたいものです。

 まずは部屋探しの条件として、「家賃」「立地条件」「間取り」「設備」などが挙げられます。何れも切り離しては考えられないものですが、それぞれを少しでも「防犯的に強い住まい」に生かすために、以下この4点につき解説してゆくことにします。
住まい選びの条件(その1)〜「家賃」とセキュリティーの兼ね合い〜

 女性の場合、電車等に乗っている時間が長いほど「痴漢」に遭う危険性も高くなります。帰宅時間が遅くなれば夜道の危険性も増します。

 その意味でも、特に一人暮らしの場合は、「利便性」を優先して考えると、家賃の予算に幅が出て来るのではないでしょうか? つまり、たとえば1万円高くても近い駅の方がよい――これは逆に考えると、1日に約333円プラス出来れば家賃が1万円高い物件でも選べる、ということになります。または、たとえば「料理が得意で自炊でゆく」と決めている人ならば、料理をしない人よりは食費の1万円どころか12〜3万円も予算が違ってきて、より便利な場所、よりセキュリティのしっかりした物件を選ぶことが出来るのです。防犯対策費用として予算を組むことも出来るでしょう。
 何も必ずしも「家賃の高い部屋を選べ」ということではありませんが、家賃の高低はセキュリティの良し悪しにも確実に関わってきます。単純に家賃の金額だけを考えて、「この予算ではこの駅より奥にしか住めない」と決めつけるのではなく、自分のライフスタイルや自分の性格、また自分の生活予算をしっかりと見極めてから決めるようにしましょう。
住まい選びの条件(その2)〜「立地条件」と安全面〜
立地条件を事前にしっかり調べておく

 上でも触れたように、賃貸では少なくとも2年間、気に入れば契約更新して何年も住むことになるのですから、「住まいの場所=立地条件」は大切な点です。それだけ長く住むのですから、「インターネットやお店で図面や情報を見ただけで決める」なんてことは望ましくありません。駅名や町名を聞いただけで「大丈夫」と思い込んでもいけません。

 建物やお部屋の中を気に入っただけで決めてしまっては万全ではありません。たとえば通りの明るさや通行量、道路の騒音なども知っておきたいものです。「こんなハズじゃなかった」と入居してから気づくのでは遅いのです。業者さんに車で現地に連れて行ってもらい、部屋を気に入って決めた。けれども、実際に生活を始めたら、思った以上に駅から遠く、暗い道が多くて痴漢が多い上、空き巣被害の多い地域だった・・・というのでは、危なすぎます。
 必ず物件そのものを見るだけでなく、最寄り駅から実際に歩いてみることが必要です。物件探しの昼間だけでなく、生活を始めてから通勤・通学する時間帯に歩いてみましょう。仕事で遅くなることが予測されれば、その時間帯すなわち夜間に歩いてみることです。
何故その場所を選ぶのか?

 急行が止まる駅と各駅停車しか止まらない駅とでは違いますし、同じ路線でも、学校や会社などの目的地まで「上り」か「下り」で条件が違ってきます。混雑の度合いが全く違い、「痴漢」の被害に遭う確率が違ってくるのです。
 たとえば痴漢の被害を避けるために長時間の乗車を避けて逆の方面(大抵は都心部)に住まいを求める、という人もいます。家賃は確かに高いのですが、会社に通うために乗る電車は空いており距離も短い、仕事で遅くなってもタクシー代もいくらもかからない、フットワークがよいので仕事の効率もアップと、一度便利な所に住んでしまうと止められないくらいで、家賃がたとえ2〜3万円高くてもお金に替えられないプラス面が多いとも言います。

 また、駅近くの交番や地元で古くからのお店などで地域の情報を得ることも是非やっていただきたいことです。また、通りに「チカンに注意!」とか「ひったくり多し!」「空き巣被害が多発しています」などの立て看板があれば、やはり被害が多いという事実があるので、こうした情報も見逃さないようにしましょう。さらに地元の不動産業者さん(免許番号の古い、昔ながらの地元の方がオススメ)に直接訊ねてみることもよいかも知れません。
まずは立地条件を自分の目と耳と足でチェック

 昼間見ただけでは分らないことは、やはり実際に「住んでから歩く時間帯に歩いてみて、家にいる・寝る時間帯などに騒音をチェックする」ことしかないでしょう。

 たとえば地元の交番で、「これまでに一人暮らしの女性が狙われた事件などは発生していますか?」などと聞くようにするのもよいかも知れません。業者さんがいくら「この辺は環境もよいし、夜は静かですよ」と言っても、よい話は話半分に聞いておいて、自分で確かめるくらいの意識を持つようにしましょう。
 何れにしても、路線や駅をある程度決めたら、実際に足を運んで自分の目と耳でチェックするようにしましょう。“事前にどれだけその場所の情報を得られるか”によって結果に違いが出てきます。最低2年間は住む場所を決めるのに時間をかけすぎるということはありません。
住まい選びの条件(その3)〜建物と間取りと安全面〜
室内だけでなく建物もチェック

 部屋の間取りだけ、室内さえ気に入ればOKというものではありません。建物そのものも重要です。


 先に書いたように、目当てのその建物だけを見るだけでなく、周辺の建物もよく見るようにしましょう。たとえば“どのような建物が建ち並んでいるか”で、その付近の雰囲気というものも違ってきます。

 「確かに物件の建物は新しくてよいけれども、付近の建物がどうも危ない感じがする」などといった場合は、地域の「治安」も心配になってきます。生活するということは室内だけのことではありません。毎日の行き帰りなどでその辺りを通るのですから、「自宅に帰り着くまでが怖い」なんてことでは快適に暮らせません。必ず最寄り駅から物件までの通りの両側、建物の状況なども観察しながら判断するようにしましょう。

 さらに、物件の室内を見るだけでなく、建物の外からその部屋を見ることが大切です。“隣地との間隔や隣家から覗かれる位置にないか”など客観的に見るようにしましょう。また、室内の窓は必ず開けてみて周辺をよく観察しましょう。出来れば建物の裏側を見せてもらって、“死角や人が潜めるスペースがないか”なども確認しましょう。“泥棒が侵入しやすいかどうか”もしっかりチェックすることが肝心です。
管理体制をチェック

 “新築か築年数の経っているものか”は「家賃」とも大きく関わってきますが、古いからよくないとも一概には言えません。誰でもキレイで新しいお部屋に住みたいものですが、欠陥住宅など新しくてもいい加減な造りだったりすることもあるのです。騒音や振動や管理状況なども未知数なわけですから、見た目に騙されるということも考えられます。逆に数年経っているような物件なら、それまでの管理状況を見ることが出来ますし、また、“過去の居住者からの苦情が出ていたかどうか”なども知ることが出来るでしょう。「古いけれども、建物の造りはしっかりしていて、管理も行き届いている」のであれば、新築の安普請の「見た目はよいけれども、隣の生活音がモロに聞こえる物件」などより余程よいでしょう。

 分譲マンションで中古物件を探す時には、「マンションは管理を買え」と言われますが、これは賃貸の場合でも同じことです。新築時にはどんな建物でもキレイに見えるものです。しかし、“そのキレイさを維持できるかどうか”は、ひとえに「管理」にかかっているのです。“管理人がいるかいないか”“常駐か通いか”“大家さんが同じ建物や近隣にいるかいないか”でもかなり変わってくるでしょう。


 まずは“清潔感があるかどうか”という点をチェックするようにしましょう。新しい物件でも、ゴミが散らかっていたりホコリが隅の方に溜まっていたりすると、明らかに管理態勢はなっていません。ですから、ゴミの集積所も見てみましょう。

 いくら室内が内装を新しくしてあってキレイでも、建物そのものの清潔感がなければ、すなわち行き届いた管理がなされていなければ、決して安心な物件とは言えないのです。管理状況は悪くなることはあっても、よくなることはあまり考えられないからです。
 建物を気に入らなければ、目当ての部屋を見る必要もないくらいなのです。内装済の部屋を見て気に入ってしまい、建物のことを考えずに決めてしまうようなことでは不安が残ります。建物全体の雰囲気や自分が住んだ時のことを想像してみて、まずまず安心出来そうなら、初めて室内を見るようにしましょう。
その他のチェック


オートロックの有無
 「オートロック」は無いよりはあった方が断然よいでしょう。しかし、「無いよりはマシ」ぐらいに考えて過信は禁物です。ドアさえ開ければ誰でも入って来られる建物は、たとえ内廊下であっても「道路に自室のドアが面しているのと同じだ」と考えましょう。
 ちなみにオートロックについては、“建物玄関から各戸へのインターフォンはモニター付きかどうか”も確認しておきましょう。オートロックが無い場合でも、“不特定多数の人間が立ち入りやすい入り口かどうか”を観察しておきます。

郵便受けのチェック
 結構見落としがちですが、是非チェックしたいのが「集合郵便受け」です。また、その位置も重要です。誰でも入って来ることが出来て、ちょっと死角に郵便受けがあったりすると、郵便物の盗難被害が考えられます。
 鍵のかかっていないものや、郵便受けの扉が壊れたままになっている箇所もあったりすると、管理態勢もさることながら、居住者の意識も低いということが分ります。郵便受けの名前を見ても、いい加減な殴り書きばかりだったら、住んでいる人も一体どんな人たちかと気になります。つまり、だらしのない建物にはだらしのない居住者がいるということです。そのような建物には「安全」や「防犯」といった意識があるとは思えませんし、「防災」の点から言ってもかなり不安です。

ワンルームマンションの場合
 ワンルームの場合は、玄関から室内が丸見えにならない部屋の方が望ましいでしょう。「玄関開けたら直ぐお部屋」では、宅配便や誰かが来てドアを開けたら「お部屋大公開」の状態になってしまい、とても危険です。その場合は、上りかまちの上部に暖簾やカーテンを取り付けたり、家具の配置を考えて視線を遮断する必要があります。

騒音、玄関ドアその他のチェック
 玄関ドアの「ワンドアツーロック」は基本です。ひとつしかなければもうひとつ錠前を取り付けてもらうよう交渉しましょう。ダメなら「費用はこちらで持ちますので」と言ってみましょう。僅かな出費で安心を買うことが出来るのです。

 また、ベランダや物干し場も、状況によっては下着ドロボウの被害も考えられます。

 さらに、隣人についての情報は大切です。「どんな人が住んでいるのですか?」と聞いてみたり、「お隣は学生さんですか?」などさりげなく情報を収集するのもよいでしょう。また、“どういう人たちが住んでいて、防犯意識はどうか”ということも知りたいものです。危機意識の高い人ばかりが住んでいるようなら、不審者の侵入も未然に防げるでしょう。

住まい選びの条件(その4)〜「設備」面の充実と安全面
建物の設備

 “エントランスからエレベーターホール辺りまで、防犯カメラや監視カメラといったものが備わっているか”必ず自分の目で確かめて、“実際に作動しているかどうか”も確認しておきましょう。
 なお、エレベーターは出来れば扉にガラス窓がついているものが望ましいのですが、そうでなくても、エレベーター内に監視カメラが設置されていれば安心です。特に女性の場合、エレベーター内の監視カメラは必須条件といえるぐらいのものです。エレベーターのない低層のアパートなどでは、入り口部分がなく直接各戸のドアにゆけるタイプの建物であることが多いのですが、このタイプは「道路にドアが面しているのと同じだ」と考えて、住むのなら「ワンドアツーロック」を必ず実行しましょう。

 また、“玄関チャイム・ブザーだけでドア越しに応答しなくてはならないのか”“受話器やモニターで応答できるタイプなのか”“カメラモニター付きか”など、来訪者への応答設備にも種類がありますので、実際に「ピンポーン」と鳴らしてみて音をチェックしておきましょう。

 さらに、“各戸への通路は十分な幅があり、死角がないかどうか”も見ておきます。たとえば「エル字型になった通路の奥の部屋で外からは見えないけれど、何かあっても分りにくい」という場合もありえます。

 最後に、各戸のメーター類の位置も見ておきましょう。扉を開けずに電気などのメーターを見られてしまうと、「在・不在」も簡単に分ってしまいます。出来れば電話線なども、“どのように外から繋がってきているか”“加入者保安器もしっかりと封印されているか”といった点もチェックします。人目に触れずに簡単に盗聴器をつけられたりする可能性がないとは言えないのです。
いざ入居!の後でのチェック

 照明器具が備え付けだったり残してあったものなどの場合、厳重に調べておきましょう。電気のコンセントなどと同様に「盗聴器」がしかけられていることがありえます。手頃な値段の「盗聴・盗撮発見器」が販売されていますので、特に前に誰かが住んでいた部屋などでは出来れば確認したいものです。

 押入や収納の奥までしっかり確認しておきましょう。「隣人が押し入れから出入りしていた」なんて怖いことが実際に起きているのです。隣とは壁一枚、外とはドア一枚、窓ガラス一枚の隔たりなのです。それらが危ういものであれば、あなたの財産と生命は危険な状態にあるということになります。納得のゆくまで様々な角度から安全性を確認するようにしましょう。
最後に〜精神的なダメージを受けないために〜

 「何もそこまで」と思うか、「それでも不安だから、自分で防犯グッズ等で補強したい」と思うのか、あなたはどちらのタイプですか? もし何かあった時に、保険等で物的ダメージを挽回できたとしても、精神的ショックは癒されません。そして、金品の被害ではなく、被害を受けた時の精神的ダメージこそが最大の損害であるということを肝に銘じておきましょう。
まとめとして

被害に遭ってからの対策ではなく未然に防ぐ努力を!

 住まいは家族と自分の命と財産を守る大切な入れ物です。悪質な犯行の被害を受けないように、どのように守るべきか考えて着実にガードを固めましょう。


自分で出来る防犯対策のポイント
施錠確認は毎日すること!
ちょっとの外出でも必ず施錠を!
もうひと手間かけて補助錠をきちんとつけること!


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