| 【1】冷え性とは?〜辛い冷え性とその原因〜 |
冷え性は辛いものです。本節では冷え性の症状とその原因について取り上げ解説しました。
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| 冷え性は放っておくと大変 |
高齢になるにつれて冷え性である人の数は増えてゆき、65歳以上では6割、75歳以上では8割もの人が冷え性であると言われています。 また、冷え性は女性に多いのも特徴的です。また、冬は身体の冷えが辛くて嫌だと思っている人が多いと思いますが、たとえば冬に部屋を温かくしているのに中々身体が温まらない、手足がいつも冷たく感じられるという症状がある人は末端冷え性の可能性があります。特に最近は、冬だけでなく、夏でも強い冷房のために身体が冷えてしまい、1年中冷え性に悩まされている人も多いようです。
冷え性は身体の血行不良のために起こります。血行不良を起こす原因には様々な原因が考えられますが、毛細血管まで血液が行き渡っていなかったり、気温の変化で毛細血管が縮んだまま元に戻らなかったりすると、手足の先に冷えとして影響が出てくるのです。そして、血行不良になると老廃物がうまく排出されなくなるので、細胞の活性化が衰えて、吹き出物やシミ、シワの原因になってしまうのです。また、冬になると便秘になるという人がいるかも知れませんが、実は冬の便秘も冷え性が関係していることが多いのです。身体が冷えると、腸の動きが鈍って便秘になる場合があります。逆に腸が弱い人では下痢の症状が現われることがあります。なお、これは女性に特有のものですが、冷え性によって骨盤の中の血液の循環が悪くなると、子宮や卵巣も正常に機能しなくなってしまうこともあります。子宮や卵巣は、排卵という大切な仕事をするために血液を多く必要としています。ですから、血液の循環が悪くなると特に影響を受けやすいのです。生理痛がひどくなったり、生理不順や子宮筋腫、子宮内膜症、更年期障害や不妊の原因になったりする場合もあります。女性は特に冷え性による影響を受けやすい身体であるということです。
冷え性をそのままにしておくと、ぐっすり眠れなくなったり、肩凝りや腰痛の原因になったりと、身体に様々な悪影響が出てきます。冷え性は身体の不調を知らせるためのサインなのです。そこで冷え性の原因を考え、体質改善に努めることが大切です。もっとも、冷え性自体は病気ではありません。「冷え性は体質だから仕方がない」などと諦めている人がいるかも知れませんが、しかし、冷え性は努力次第で改善できるものでもあります。従って、単に身体の不調を冷え性のせいだとして放置しておかず、これらの症状が出る前に冷え性の原因を考えて冷え性改善に努めましょう。
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| 女性はなぜ冷え性になりやすいのか? |
| 女性の半数以上が冷え性!? |
冷え性は女性に多い症状です。個人差はありますが、女性の半数から7割近い方が冷えを辛いと感じていると言います。女性は男性に比べると、熱を作り出す筋肉が少ない、皮膚の表面温度が低い、貧血や低血圧の人が多いことなどが理由だと考えられます。また、月経の影響などで腹部の血流が滞りやすいといったことも女性に冷え性が多い理由だろうと考えられます。
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| 女性ホルモンのバランスが崩れると冷え性になることも |
冷え性で悩む人は圧倒的に女性の方が多いと言われます。冷え性の主な原因である自律神経のトラブルは、女性ホルモンのバランスの乱れが理由の一つで、妊娠や更年期をきっかけに冷え性になる人も多くいます。また、無理なダイエットが原因で月経不順や冷え性などの症状が併発することもあるようです。また、更年期の人に多いのが、「上半身はカッカとほてっているのに、足先など下半身は氷に足を突っ込んでいるように冷たい」という症状です。このような症状があったり、月経不順など婦人科系の障害もある場合は、無理に我慢せず、婦人科に相談することをオススメします。
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| 低血圧&貧血、ダイエット |
女性に多い低血圧と貧血ですが、これも冷え性の大きな原因の一つです。低血圧は血液が体中に流れるだけのパワーがない状態であり、貧血は血液そのものが足りない状態です。低血圧や貧血は、栄養不足と痩せすぎが主な原因です。やはりダイエットがきっかけという人が多いようです。冷え性に加え、目眩や立ち眩み、動悸や息切れなどがあるなら、一度内科に相談してみることがオススメです。
また、極端に食制限をするようなダイエットは絶対に禁物です。ダイエットをきっかけに冷えを感じるという場合は、身体のどこかに無理が出てきたと判断して、ダイエットメニューも見直すようにしましょう。
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| 身体に合わない服や靴を履く |
冷え性は靴や下着が原因で起こることもあります。身体を締め付けることで血行が悪くなったり、温度を感じる皮膚の神経機能が鈍ってしまうのが原因です。また、冬でもミニスカートなど冷えやすい格好で闊歩するのも考えものです。健康を考えるなら、ゆとりのある服や靴、寒い時は温かい衣服を着ることが大切で。ファッションも大切ですが、自分の健康との妥協点を見つけることも同じくらい大切です。
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| 冷え性の症状 |
冷え性になると、まずは血行が悪くなり、手足が冷えやすくなります。慢性の冷え性になると様々な症状が出て来ます。また、たとえ自分は冷え性ではないと思っていても実は冷え症である場合もよくあることなので、自分が冷え性なのかそうでないのかを見極めるためにも、冷えの症状について確認してみることをオススメします。症状を改善するためにも、まずは冷え性について知ることが大切です。 |
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肩凝り&頭痛 |
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血行が悪くなることで冷え性が引き起こされるのですが、それと同時に肩凝りや頭痛などの症状が出やすくなります。ひどい場合は、薬を飲んでもマッサージをしても治らないことがあります。特に肩こりに伴う頭痛や吐き気がある場合は病院で診てもらうことをオススメします。目眩や動悸がある場合も要注意です。 |
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手足が冷たい |
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部屋の中が温かい、洋服も暖かいものを着ているにも拘わらず手足が冷たい場合があります。手足の冷えは一般的な冷え性のタイプで、初期の症状でもある末端冷え性と言われています。これは、要するに血行不良により手足の末端にまで血液が行き届かず、手や足の先が冷たく感じる症状です。ひどくなると、フローリングに触れることができず、厚い靴下は欠かせなくなったりしますが、それでも冷えが改善されずに、夜眠れないなどの症状を引き起こす場合もあります。 |
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貧血&顔色が悪い |
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冷え性になると、体内の酸素の循環が滞り、貧血の症状がでてきます。体内の酸素の循環が悪くなると、胃腸などの臓器にも酸素が行き届かなくなるので、そうなると消化吸収能力が低下します。栄養面で配慮してもエネルギー不足になってしまい、血液を作り出す機能も低下します。そして、いわゆる貧血の症状を引き起こすことになるのです。 |
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風邪を引きやすい |
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冷え性は病気ではありませんが、放っておくと体温を調節する自律神経が働かなくなります。特に冷房に慣れた夏場の終わり頃から冷え性の症状が現れやすくなります。自律神経が乱れて抗体力が低下し、風邪をひきやすい体質になりがちです。 |
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だるくて疲れやすい |
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だるくて疲れやすい場合も冷え性であることが考えられます。どこがどう痛いというわけでなく、全身で疲れやだるさを感じる症状です。朝起きるのが辛かったり、何をするにもやる気が起こらないなど動くことに億劫になる傾向もあります。 |
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集中力がない |
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冷え性とは関係がなさそうにみえますが、冷え性の方は集中力が途切れてしまうことが多いようです。それは脳への酸素が行き届かなくなるから起こることで、要するに血液は酸素や栄養を体内に巡らせていますが、冷えによって血流が低下すると脳にまで酸素が行き届かないのです。こうして、毛細血管が収縮して酸欠状態になり、何をするにも集中力が低下します。また、集中力低下には自律神経失調症も関係があります。精神的に安定感がないために物事に対して消極的になりがちで、仕事では物忘れやミスなどが目立つということも考えられ、こうなると毎日の生活にも悪影響を及ぼします。 |
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下痢&便秘 |
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下痢や便秘は、体力が弱っていたりする場合に起こります。体が冷えることで胃腸などの消化器系の働きが鈍くなり、下痢や便秘をき起こしやすくなるのです。なお、便秘には冷たい水がよいとよく言われますが、冷え性から来る体力の低下である場合には、なるべく常温の水か白湯を飲むようにしましょう。 |
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生理不順 |
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全身が冷えることによって血行が悪くなると、女性ホルモンのバランスが崩れ、生理不順を起こしてしまいます。放っておくと、子宮筋腫や子宮内膜症、不妊症など女性特有の病気にまで進みかねないので注意が必要です。 |
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| 末端冷え性とは? |
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末端冷え性の原因 |
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クーラーの効いた部屋や寒い時期に薄着でいると末端冷え性になる可能性があります。
人間の身体は冷えを感じると、まずは内臓を温めようと働きます。そして、血流がお腹まわりに集中して、末端である手や足先にまで血液が届きにくくなります。これは、身体が冷えている場合は、体温を逃がさないように末端部分への血流を弱める働きを自律神経が行なうから起こる現象で、これが末端冷え性の原因だと考えられています。 |
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末端冷え性の症状 |
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末端冷え性と呼ばれる症状は、手足の末端部分にまでうまく血液が廻らず、手先や足先が冷たくなる状態を言います。寒いと身体が感じると、毛細血管が収縮し保温しようと働きますが、末端冷え性の場合、自律神経のコントロールがうまく働かず、冷えたままの状態になるのです。布団に入っても足先が冷たいために寝つけない人などは、末端冷え性の可能性があります。末端冷え性は冷え性の初期状態と言われていますが、肩凝りや頭痛、腰痛を引き起こすケースもあるので早めの対策が必要です。 |
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末端冷え性の対策 |
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末端冷え性は血流の流れに問題があるので、手先だけを温めるのではなく、身体全体を温める必要があります。そして、自律神経を乱さないようなケアが必要です。
- ストレスを溜め込まない
- 疲れをその日のうちに解消する
- 入浴して全身を温める
- 冷え性改善できるサプリメントを飲む
- 血液がサラサラになる食材を選ぶ
- 栄養のバランスを考える
- 冷たい手足を動かしてみる
- 適度な運動をする
- 寝つけない時は靴下を履く
- 無理なダイエットをしない
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| どうして冷えの症状が出るの? |
| 人が体温を保つ仕組み〜自律神経の命令で血流をコントロール〜 |
人間は元々体温が大きく変動する動物ではなく、気温が変化しても一定の体温に保とうとする恒温動物です。私たちの身体は、血液の流れる量を変化させたり汗をかいたりすることで体温を一定に保つよう調節されています。たとえば皮膚から寒さを感じた場合、その情報が脳の自律神経の中枢である視床下部に伝えられ、ここから体温を一定に保つよう指令が出されます。すると、血管を縮めて血液を余り流さないようにすることで皮膚表面の温度を低く保ち、体内の熱を外に逃がしにくくします。また、寒いと自然に身体が震えますが、これは筋肉を震わせて体温を上げようとする反応です。逆に暑くて体温が上がりそうな時には血管を広げてたくさんの血液を流し、皮膚の表面温度を上げて熱を出したり、汗をかいて熱を逃がしたりするように調整されているのです。
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| 冷え症の原因 |
冬場にある程度手先や足先が冷たくなるのは当然のことです。ところが、外気温によって冷やされる程度ではなく、手と足の先端がかなり温まりにくく、慢性的に冷えているような感覚がある時に冷え症と呼びます。夏なのに身体が冷えている、或は身体が冷たいと感じている症状なども同じく冷え性です。身体の中から冷えるため、少し身体を動かしたくらいでは中々温まらないのです。
| ■冷え性の主な原因 |
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自律神経の乱れ |
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ストレスや不規則な生活などにより体温調節の命令を出す自律神経がうまく機能しなくなります。また、常に室内の空調が効いていると、室内外の温度差が激しくなるため自律神経の機能が乱れます。こうして、たとえば夏でも冷え症になるのです。 |
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| ● |
皮膚感覚の乱れ |
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きつい下着や靴などで身体を締めつけたりすると血行が滞り、寒いと感じる皮膚感覚が麻痺することがあります。そのため、体温調節の指令が伝わりにくくなってしまいます。 |
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| ● |
血液循環の悪化 |
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貧血や低血圧など血管系などの疾患がある人は血流が滞りがちになります。 |
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| ● |
筋肉の量が少ない |
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女性は男性に比べて筋肉が少ないため筋肉運動による発熱や血流量が少ないことも、女性に冷え症が多い原因の一つと考えられています。また、女性だけではなく運動不足の人も総じて筋肉量が少ないため冷えやすくなります。 |
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| ● |
女性ホルモンの乱れ |
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ストレスが多かったり、更年期になったりすると、女性の心身をコントロールする女性ホルモンの分泌が乱れ、血行の悪化などを促進することがあります。 |
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手足に特に冷えを感じる理由〜身体の中心部の体温を維持するために手足が冷える〜 |
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私たちの身体は重要な臓器が集まる身体の中心部を一定の温度(通常は37度前後)に保とうとしています。特に寒い時は身体の中心部に血液を集めて体温を維持しようとします。そのため、末端である手先や足先には血液が行き渡りにくくなり、温度が下がりやすくなって、冷えを強く感じるようになるのです。
我々人間の生命活動を維持する上で大切な働きをしている酵素の働きは37℃で最も高まります。そこで、内臓のある体の中心部の温度を常に37℃に保つために環境の変化に応じて体温を調節しているのです。暑い時は四肢末端や皮膚表面近くにある血管を拡張させ、血液の流れる量を増やすことで外気に向けて熱を逃がそうとします。それでも足りなければ汗を出すことで熱を逃がします。逆に寒い時は四肢末端や皮膚表面などの血管を収縮させて熱の拡散を防ぎ、心臓や肝臓など重要な臓器が集まる身体の中心部に血液を集めて体温を維持しようとします。そのため血液が行き渡りにくくなった手先や足先は温度が下がることになるのです。さらに寒いと身体が震えますが、これは筋肉を動かすことで熱を作り出そうとする反応です。 |
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| ■ |
下腹部が冷えやすい理由 |
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身体の熱は筋肉から発生する熱が最も多いのですが、 その他に内臓の活動によって発生する熱もあり、中でも肝臓は最大の発生源です。それに対して、下腹部は内臓が少なく肝臓から遠いため、冷たくなりやすい場所であり、また、手足のようによく動かされる状態ではないために、筋肉から発生する熱も少なく、血流も悪くなります。特に女性は子宮や卵巣などがあり、下腹部の構造が複雑で古い血が溜まりやすく、その古血が血行を妨げて、更に冷えを促進する状態になりやすいと言えます。 |
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| 隠れた病気があることも |
手足の冷えは寒さや血行不良が大いに関係するのですが、様々な対策を講じても治りにくい場合には他の病気が隠れているケースもあります。低血圧や貧血、膠原病や甲状腺機能低下症などが考えられる他、手足の動脈が詰まって血行障害を起こすASO(閉塞性動脈硬化症)は運動不足やタバコの吸いすぎの人に多く見られます。また、レイノー病やバージャー病、全身性エリテマトーデス(SLE)なども手足の冷えに似た症状が現われます。
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| 意外に多い夏の冷え性 |
冷え性というと冬を通常は連想しますが、冷房が効いた現代生活では夏の冷え性も多く見られます。外の暑さで汗をかき、冷房が効いた室内で身体が冷やされ、汗が乾く時にも熱が奪われて、それが夏の冷え性の原因となってしまうのです。さらにこれに加え、冷たい生ビールをガブガブ飲む、暑いからと浴槽に入らずにシャワーですませるなどといった夏の生活習慣も冷え性を招く大きな原因となっています。
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| 冷え性のチェックポイント〜あなたも冷え性かも!?〜 |
| ■チェック1:あなたの冷え性度チェック |
| 最初に、この冬に感じた「寒い」「冷たい」という不快感が季節によるものなのか、それとも冷え性によるものなのかチェックしてみましょう。下のうち当てはまる項目が3つ以上ある人は冷え性の第1歩。殆ど全部という人は完全な冷え性です。 |
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| □ |
普通の人よりも寒がり。家では電気毛布、炬燵などが欠かせない |
| □ |
家の中にいても手先や足先が冷たく、痛みを感じることも多い |
| □ |
低体温の傾向がある(平熱は36度2分以下) |
| □ |
子どもの頃から霜焼けになりやすかった |
| □ |
お腹や背中、腰が冷える |
| □ |
腰痛がある |
| □ |
夏場、冷房をかけている部屋では寒いと感じることが多い |
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| ■チェック2:こんな生活が冷え性を招く |
| 上のチェック1で冷え性ではなかったという人もも油断は禁物です。冷え性は体質ではなく、普段の生活が原因で起こるものだからです。従って、このチェックで当てはまる項目が多い人は要注意です。既に冷え性かも知れない人にも原因を探る手助けとなるはずです。 |
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| □ |
冬でも薄着を心懸けている |
| □ |
夏、職場や家の冷房はバッチリ効いている |
| □ |
春夏秋冬、冷たいビールやアイスクリーム、ジュースなどを1日2回以上は摂っている |
| □ |
ダイエットのため無理な食事制限などをしたことがある |
| □ |
足に合わない靴、身体を締め付ける服を身につけることが多い |
| □ |
職場などでストレスを感じることが多い |
| □ |
コレステロールや中性脂肪値が高い |
| □ |
日頃から運動不足である |
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| ■チェック3:身体の不調と冷え性の関係チェック |
| 以下の症状に悩んでいる人はもしかして冷え性が原因かも知れません。早速チェックしてみましょう。 |
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| □ |
肩や首の凝り、頭痛 |
| □ |
頭痛、イライラ、集中力の低下 |
| □ |
風邪を引きやすい |
| □ |
アレルギー、肌荒れ、手足のむくみ |
| □ |
手足の火照り、冷え |
| □ |
トイレが近い |
| □ |
生理不順 |
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| 【2】冷え性がもたらすもの〜冷え性とその他の病気〜 |
冷え性は様々な病気の原因ともなります。本節では冷え性に関連する病気について取り上げ解説し、併せて男性の冷え性についても取り上げました。
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| 不妊症と冷え症 |
| 冷え性が不妊の原因!? |
不妊症の中でも、これとって原因がない夫婦は全体の30%程度だそうで、そのうち、機能性不妊と言われる原因の分からない不妊は10〜20%程度いると言われています。様々な治療を施しても中々妊娠できず、卵子や精子がうまく発育しない、元気がないなどの理由で、人工授精をしても不妊症が解消されない場合も多いのが現状です。このような場合、冷え性が生殖機能を低下させ、不妊症の原因になっていることが非常に多いと考えられます。子宮筋腫や子宮内膜炎、子宮内膜症、黄体機能不全などの着床障害による不妊症、無月経や希発月経などの排卵障害による不妊症なども、実はその原因をたどると冷え性が原因していたということに行きつくことが非常に多いのです。逆に言えば、不妊症が中々解消されずに悩んでいる人も、身体の冷えを取り除くことによって子宝に恵まれる可能性もあるのだということです。
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| 冷え性はホルモンバランスを狂わせる |
冷え性や低体温になると、血液のめぐりが悪くなります。血液には身体のエネルギーの素となる栄養素や酵素、身体の調子を整えるホルモンなどが含まれているので、
これらがうまく身体の全体に行き渡らなければ、卵巣機能や黄体機能などの生殖機能の低下を招きます。それに対して、身体を温めて血液の循環がよくなると、臓器への血流が増えホルモンの刺激に正常に対応できるようになります。以上のような理由から、身体が冷えていると妊娠しにくくなり、身体を温めれば不妊症が解消できる可能性が大きくなると言えます。
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| 赤ちゃんは温かい子宮に育つ |
不妊症を解消するには、まず冷え性を改善し、血流のよい身体を作るということがベースとなります。不妊症の改善、不妊治療の効果を上げるには、まず身体本来の機能を活性化させてゆくことが大切です。このような身体作りしておくと、不妊治療の効果も上がるし、精神的にも安定してきます。赤ちゃんは暖かく居心地のよい子宮の中ですくすくと育ちますので、冷え性を改善し、赤ちゃんが喜ぶようなぽかぽかの身体づくりをしてゆきましょう。
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| 冷え性と不妊の症状の関係 |
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不妊症&排卵障害と冷え性の関係 |
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冷え性により血流が悪くなると、卵胞刺激ホルモンが分泌されにくくなり、排卵障害を引き起こし不妊症の原因になります。また、卵巣への血流が不足すると、卵胞の発育が悪くなって排卵しなかったり、或は体外受精の際に十分に発育した卵を得られないなどの不妊症の原因になります。排卵はホルモンの伝達によって促されるのですが、冷え性で血行が悪いと、脳下垂体から分泌される排卵を促す黄体化ホルモンが血流に乗って卵巣がうまく届かず、排卵を起こせなくなる場合があるのです。 |
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| ■ |
不妊症&着床&卵管障害と冷え性の関係 |
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冷え性によって臓器の働きが悪くなり、殊に子宮や卵巣はその影響を受けやすいのですが、このような原理は当然のことながら生理中にも働きます。生理というのは、不要になった子宮内膜がはがれ出血するために起こるので、生理中は血液や粘膜を体外に出すために排泄モードになります。ところが、冷え性によってこの排泄作用が弱まると、排泄されるべき血液が子宮の中に残ってしまうのです。そして、その残った血液は卵管を通って逆流し古血となってお腹に溜まり、子宮内膜症や子宮筋腫、卵管狭窄などの原因になる場合があります。昔から「生理中の養生」という言葉があり、「生理中にはお風呂に入るな」とか「生理中には頭を洗うな」とよく言われていましたが、これらは生理中に身体を冷やさないようにという心使いだったのです。 |
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男性不妊と冷え性の関係 |
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漢方では、不妊症と深い関係があると考えられているのが「腎虚」です。「腎」とは内腎・副腎・外腎の3つを指し、内腎・副腎は腎臓・副腎を、外腎は泌尿器・生殖器(女性では卵巣・子宮・膀胱など、男性では睾丸・膀胱など)を指します。この腎の機能が低下することを腎虚と言い、不妊症の原因と考えられています。腎の機能が低下すると、女性では卵巣・黄体の機能不全、男性では精子や生殖器の異常・精力減退・勃起障害などが現われます。それでは、なぜ腎虚になるかと言うと、冷え性や体温の低下がその大きな原因になっていると考えられます。本来男性は女性に比べて冷え性になりにくいのですが、ストレスが多く冷暖房が完備された現代では、冷え性或いは体温の低い男性が増えているようです。また、この冷え性は自律神経にも影響を及ぼし、性交障害のメカニズムにも関与し、更に不妊性の原因を引き起こします。(※なお、睾丸は体温よりも温度が低い状態が好ましいので、蒸れないように通気性の良い下着を選ぶなどの工夫が必要です。) |
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| 冷え性と膀胱炎 |
冷え性は膀胱炎になる要因として考えられています。冷え性がある場合、体温が低く、血液の流れが悪いので、細胞の働きも鈍くなります。冷え性で、特に下半身が冷えてしまうと、膀胱や尿道など排尿に関わる臓器や筋肉の働きが悪くなり、排尿回数が減り、膀胱炎を起こすことがあるのです。なお、正常な場合は膀胱の粘膜の温度は37℃前後を保っており、37℃前後の温度では細菌が侵入しても繁殖・感染することはないと言われていますが、しかし、冷え性で粘膜の温度が32℃以下になると細菌の繁殖しやすい温度となり、膀胱炎になりやすい状態ななるわけです。ちなみに、女性の多くが冷え性であると言われていることから、女性が膀胱炎になりやすい原因として、尿道が短く、肛門と尿道が近いという身体の構造によるものや、トイレを我慢しやすい傾向にあることなどに加えて、冷え性も要因として考えられます。
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| 冷え性と低体温 |
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低体温について |
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内臓が活発に働くために必要な温度は37.2度だと言われていますが、 脇の下の体温が36.5度前後なら、体内温度は37.2度程度あるということになり、これは生命力が最も活発になる体温で、細胞の新陳代謝も活発に行なわれます。逆に体内温度が37.2度に満たないと、免疫力の低下や自律神経の失調、ホルモンのアンバランスなどを引き起こす原因になると言われています。特に子宮や卵巣は冷えのダメージを非常に受けやすい器官です。また、体温は自律神経やホルモンのバランスが密接に関係しているので、体温を上げることはとても大切なことなのです。 |
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冷え性と低体温とは違う |
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一般に体温を測って36℃未満の人を「低体温」と呼ぶことがありますが、「体温が何度以下」ということで冷え性かどうかを判断するわけではありません。冷え性は、「普通の人が寒さを感じないくらいの温度でも、全身や手足、下半身など身体の一部や全身が冷えて辛い症状」とされています。 |
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| 男性の冷え性 |
| 男性の1割が冷え性 |

冷え性は女性に多い症状ですが、男性でも冷え性に悩んでいる人は珍しくありません。これまでは冷え性といえば女性特有の症状だと思われてきましたが、最近では男性にも冷え性の症状が現れている人が多くなっているようです。ある調査では、男性でも約1割の人が冷え性を辛いと感じていると言います。ちなみに男性にも更年期があって、男性の更年期には、疲れやすいとか気力が湧かない、性欲の低下、肩凝り、頭痛などの症状の他に冷えの症状が出ることもあるのです。なお、男性の更年期は女性よりも遅い50才後半からと言われていますが、最近は若年化の傾向があって、早い人では30才代から症状が出ることもあるようです。
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| 男性が冷え性になる原因 |
男性の冷え性のその原因は、食生活の乱れや運動不足、胃腸の働きの悪さ、動脈硬化、ストレスによる自律神経の乱れ、更年期障害などが挙げられます。
胃腸が弱くなっていると、食べ物の栄養を充分に吸収できなくなり、熱を生み出す力が弱ってしまいます。また、運動不足になっていると、筋肉からの熱が生み出せなくなり、やはり冷えた状態になりやすくなります。ストレスを受け続けていると、自律神経が影響を受け、バランスが乱れてしまうために、血行不良になって身体の末端部分まで熱が運ばれにくくなります。また、食生活の乱れやタバコの吸いすぎで動脈硬化が起こり、血管が細くなります。動脈硬化は血液中のコレステロールや中性脂肪が増えた状態で、血液がドロドロになるため、血管が詰まったり血行不良になります。そのため、血液が体の末端まで行き渡らなくなり、手足の先が冷えるようになります。また、ビールなどの冷たい飲み物を大量に摂取することで身体が冷えてしまいますし、食べ過ぎると、消化器系の内臓が充分に動けるように血液が消化器系の内臓に集中し、その他の部分に血液がよく行き届かなくなり、その結果、身体が冷えやすくなります。
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| 男性が冷え性になると? |
女性が冷え性になった場合、子宮にその影響が現われることが多いですが、男性の場合は、冷え性になると、肝臓や腎臓に影響が及んでいくことが多いと言われています。ストレスや緊張などから自律神経系が乱れ、冷え性になると毛細血管が収縮して血流が悪くなり、身体の機能を低下させ、肝臓や腎臓などの内臓の働きが充分機能しなくなり、様々な症状が起こってきます。また、男性の中年期になると増えてくる腰痛やインポテンツは、冷えによって腎臓が弱るために起こることが多いと言われています。
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| 冷えの陰に生活習慣病が隠れていることも |
男性の冷え性の原因は、運動不足による筋肉の減少やストレス過多、生活習慣病による動脈硬化などが関わっているケースが多く見られます。特に高齢者では動脈硬化が進み、血行が悪化した結果として冷え性が起こることも多いと言われます。
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