| 【3】大掃除で運気アップ |
掃除が行き届いている家庭は住みやすく、気分もよいものです。そのため、掃除が行き届いた家には福運も寄ってくると言われています。本節では、開運も兼ねた大掃除のやり方について参考までに解説しました。
|
| 掃除をするなら運気も上げてしまおう |
お金持ちの家は必ずと言ってよいほどきれいに片付けられています。もちろんそれはお手伝いさんがいるからかも知れません。しかし、それではお金持ちはなぜお手伝いさんを雇ってまで家の中を綺麗に保つのでしょうか? それは、家の中が整理整頓されていることで気持ちがよく生活することができるからです。これは運命学的にも常識で、掃除の行き届いた家にはよい運気が集まるとされているのです。昔は年の瀬になるとそれぞれのお店で、「隣に負けないよう、うんときれいに掃除しなくちゃいけないよ!」と、あちこちで大掃除が為されていたものですが、その理由は、来年の吉運を運んで来てくれるとされる歳神様は清浄を好むとされていたからなのです。そんな訳で、お金持ちだから家がきれいなのではなくて、掃除をしっかりとしている家は運気が上がり、結果的にお金持ちになれる可能性を秘めていると言えるのです。
|
| ツキを呼ぶための大掃除&片づけのポイント |
| ■ |
ベトベト・ヌルヌルのないキッチンが財運・健康運を呼び寄せる |
|
風水の由来として取り上げられる言葉に、古代中国の古典にある《大地の気は風によって散り、水によって集められる》というものがあります。つまり、悪い気を避けてよい気を取り込むために風と水を操ることが風水の考えの基本ということになります。従って水まわりをきれいに整えることは、風水的にも幸運を招く重要な要素のひとつと言えます。そんな訳で、年末の大掃除では水まわりを徹底的にきれいにして悪運をしっかり排除しましょう。
水まわりの中でも特にポイントとなるのが風と水の両方に関わるキッチンです。そこで、まず第一に、換気扇のフィルターのチェックをしましょう。換気扇のフィルターが汚れていると、排気能力が落ちて汚れた空気が室内に溜まりやすくなるだけでなく、無駄な電気も消費します。汚れた空気はどんどん外に出して、家の中にきれいな空気と共に幸運を呼び込みましょう。空気の循環をよくすると健康運がアップします。次に排水口の掃除もしっかりとしておきましょう。汚れた水は悪運を呼び、逆にきれいな水は財運をどんどん運んできてくれます。さらに、コンロは油汚れを徹底的に落としておきましょう。きれいなコンロの火は元気を運んでくれますが、汚れたコンロの火は争いや浪費を招くとされています。こうして、日頃からキッチンを徹底的にきれいにしておけば、財運や健康運を呼び寄せることができるでしょう。
- 運気アップのための風水アドバイス
排水口の汚れは汚れた水に繋がり、悪運を呼びやすくなります。徹底的に掃除をした後は、イオン分解の作用で汚れとぬめりを予防する銅や銀イオン製品を使ってヌルヌルを防ぎましょう。
|
|
| ■ |
玄関を徹底的に片付けて、金運・成功運を呼び込む |
|
玄関はあらゆる運気が家の中に流れ込んでくる大切な場所です。運気にはよいものも悪いものもあり、近くの龍脈(※気の流れる道のことで、大地の気は山の尾根伝いに流れると考えられており、その流れが龍のように見えることから「龍脈」と呼ばれる)から玄関を通って家の中に入ってくるとされています。その際、清浄な玄関ならよい運気が呼び寄せられて家の中は幸運で満たされますが、汚れた玄関だと悪運を呼び込むのだそうです。
年末の大掃除では、普段は見落としがちな部分まで徹底的に掃除して、しっかり幸運を呼び寄せましょう。そのためには、まずはタタキ(靴を脱ぐところ)の上に靴を並べておかないことです。普段履きの靴はつい脱ぎっぱなしにしがちですが、オープンラックに並べるなど整理整頓して片付けましょう。また、タタキはていねいに掃き掃除をして埃を取った後、場を浄化するパワーを持つ水拭きをしっかり行なうことが大切です。金運は明るくて清潔な場所を好むので、水拭きは金運を呼び込む効果もあります。また、玄関は外から運気を取り込む入口としてだけでなく、一家の大黒柱である主人の運を司る場所でもあります。そんな訳で、一家の主の成功や出世、商売の繁栄を呼び込むよう、玄関は掃除を徹底し、常に清潔で明るい空間であるよう心懸けましょう。
- 運気アップのための風水アドバイス
玄関は外からの汚れが入り込みやすい場所です。外からの汚れは外からの厄(悪い気)に繋がります。靴の裏の汚れを家の中に持ち込まないよう、玄関の外にマットを敷いて汚れをシッカリ落としましょう。
|
|
| ■ |
光るものを磨けば明るい光が家中に幸運を満たしてくれる |
|
風水では、ピカピカに磨かれているもの、キラキラ光るものは幸運の象徴と言われており、家中に幸福をもたらしてくれるだけでなく、家族の笑顔や元気な心も運んできてくれるとされています。鏡やガラス、電球、照明の傘、水栓金具の金属部分など家の中にある光るものは全てピカピカに磨いておきましょう。その中でも特にきれいにしておきたいのがガラス窓です。窓が汚れていると、あっという間によい気が外に出て行ってしまいます。折角大掃除をして玄関から幸運を招き入れても、直ぐに窓から家の外に逃がしてしまっては意味がありません。年末の大掃除では、普段余り手をつけられない大きな窓なども徹底的に磨き上げましょう。また、風水で鏡は気を増幅させるパワーがあるとされています。ピカピカに磨いた鏡は幸運を増幅してくれるのですが、鏡が曇ったり汚れていたりすると、反対に悪い運気を増幅させてしまうことになってしまうので注意して下さい。特に汚れやすい水まわりの鏡が水垢のついたままになっていては大変です。玄関などから取り込んだ折角の幸運を家の中に留めておくためには、大掃除がすんだ後も小まめなお手入れを欠かさずに行ないましょう。
- 運気アップのための風水アドバイス
光り輝く金属は成功を意味します。美しく磨かれたガラスは開かれた未来を意味します。どちらもピカピカに磨いて成功と輝く未来を手に入れましょう。
|
|
|
| 運気の上げたい方のための掃除のコツと場所 |
| ■ |
トイレの掃除のコツと開運ポイント |
|
トイレ掃除のコツは何と言っても汚れを溜めこまないことです。たとえば用足しに入ったついでに気になったところをさっと軽く掃除するだけで、大掛かりな掃除をすることなく、ずっと清潔を保ち続けることが出来ます。また、風水学的にトイレは陰の気が集まりやすい場所であるので、トイレの換気を充分にすることが大切です。トイレに窓がない場合は換気扇を回しっぱなしにしておくのがよいでしょう。そして、トイレはいつもよい香りがするようにしておくのが開運のポイントとなります。芳香剤でもよいですが、生花を置くと気が流れて特によいとされています。以上のことを心懸けると、金運や健康運がアップすると言われています。 |
|
| ■ |
キッチン掃除のコツと開運ポイント |
|
キッチンは、火と水という二つの気が混在する場所であるため、インテリアや掃除でこの二つのバランスを取ってあげることが非常に大切です。風水学的に火を使う場所というのは運気を上げるとされるため、ガンコンロや換気扇は汚れが溜まらないよう特に念入りに掃除をすることが大切です。また、冷蔵庫は金運に関係するとされ、消費期限切れの物が入っていると、それだけ運気が下がると言われています。そのため、冷蔵庫の中は常に整理整頓し、ごちゃごちゃさせないように気をつけましょう。なお、キッチンは人が生きるために必要な食を生み出すことから、家族運や健康運も左右すると言われています。 |
|
| ■ |
洗面所の掃除のコツと開運ポイント |
|
洗面所の掃除のコツは、掃除をする日を決めるのではなく、汚れに気が付いたらその都度小まめに掃除をするということです。顔を洗ったり歯を磨いた後に飛び散った水滴や歯磨き粉を拭いておくだけでも、随分ときれいさを保つことが出来ます。また、洗面所は自分に自信を持たせる場所でもあるため、鏡が汚れていたり曇っていたりすると、つい気分も沈みがちになってしまいますので、日頃から注意が必要です。逆にピカピカの鏡や整理整頓された洗面台はあなたに明るさや輝きをもたらせてくれると言われていますので、美人度を上げたい時はぜひ洗面所を綺麗にしておきましょう。 |
|
| ■ |
お風呂の掃除のコツと開運ポイント |
|
風呂掃除は黴との闘いでもあるため、やると決めた時は大掛かりになることも多いでしょう。しかし、毎日入るお風呂でちょっとした工夫をすることによって、お風呂掃除を格段に楽にすることが出来ます。それは、お風呂から上がる時に床や壁に冷水シャワーをかけることです。黴は高い湿度と高い温度を好みますから、それをシャットアウトするために冷水をかけるのです。また、お風呂にある鏡の曇り防止には歯磨き粉がオススメです。歯磨き粉を薄く塗って伸ばしたらそれを乾拭きするだけで曇り止めの効果があります。もちろん黴を発生させずにいつも聖潔であることが最も大切なのは言うまでもありません。なお風水学的には、お風呂は外で付けてきた悪い気を流す場所として昔から重要視されている場所であり、さらに、風水では水の流れとお金の流れは等しいとされ、お風呂は金運アップに繋がる場所でもあります。そのためにも、お風呂によい気を溜めるには、なるべく明るい色調の壁やお風呂道具を置くことがよいでしょう。 |
|
| ■ |
排水溝の掃除のコツと開運ポイント |
|
排水溝は数ある掃除の場所の中でもトップ3に入るくらい、触るのも見るのも嫌な場所ではないでしょうか。ぬめりや黒ずみ、それに強烈な臭いは、そこが危険な場所であることを充分に知らせてくれています。しかし、排水溝の詰まりは心の詰まりとも関係すると風水的にも言われています。つまり、排水溝が詰まっている状態というのは心もどこか八方塞がりな状態だと言えるのです。そんな訳で、「何をしても上手くゆかない」などと悩んだ時は、排水溝を掃除しましょう。排水溝の詰まりが消えてなくなる頃には、もしかしたら心の詰まりも消えてなくなっているかも知れません。なお、排水溝掃除には重曹とクエン酸を使うのがオススメです。重曹を排水溝に多めに振りかけた後、沸騰したお湯にクエン酸を入れたものを排水溝に注ぐと化学反応を起こして発泡しますが、この泡が排水溝にこびりついたぬめりを吸着してくれるので、暫く放置した後にお湯でよく流して下さい。 |
|
| ■ |
玄関の掃除のコツと開運ポイント |
|
玄関はその家の象徴とも言われています。玄関の状態を見ると、住まいのプロはその家の家族関係まで分かってしまうとすら言いますが、プロではなく一般の方であって、もやはり整理整頓がされていない玄関に入ると、「きっと家の中も荒れているんだろうな」と思うのではないでしょうか。
風水では玄関は全ての気を取り込む大切な場所とされており、家の中に玄関からよい気だけを取り込むためには幾つかポイントがあります。まずは玄関は明るいことが基本です。そのため、玄関に外の光が入らない場合は照明を使って明るくすることがよいでしょう。また、香りやインテリアも重要なのですが、この両方を解決してくれるのが植物を置くことです。植物は悪い気を吸ってよい気だけを家の中に流してくれるとされているので、玄関にぜひ植物を飾りましょう。そして、玄関マットを敷くのも忘れないようにしましょう。玄関マットにも、外で貰って来た悪い気を家の中に入れさせないパワーがあるとされています。次に、玄関の掃除のコツはタタキと呼ばれる部分に靴を置かないようにすることが大切です。ここに靴があると、ついつい掃除をサボってしまいがちになるので、靴箱に入り切らない分は思い切って処分するなどの断捨離をしましょう。そして、最後に何もなくなったタタキの部分を箒で掃いて、土や砂、汚れを玄関の外へと出してしましましょう。 |
|
| ■ |
リビングの掃除のコツと開運ポイント |
|

リビングは家族が集まる空間であり、そこには誰しも安らぎや心地よさを求めるものです。このようなことからリビングには主に家庭運や健康運に関する開運のポイントが多くあります。そして、リビングには余り物を置かずに、いつも掃除をしやすくしておくことが大切です。この掃除のしやすさが、人が多く集まってもゴミや汚れが気にならなくさせるのです。なお、最近の家ではリビングの床がフローリングになっていることが多いと思いますが、フロアシートで埃をさっと取るだけの掃除ではいけません。使われている材質にもよりますが、固く絞った雑巾で水拭きをしたり、ワックスシートを使っていつも清潔を心懸けることが大切です。 |
|
| ■ |
クローゼットの掃除のコツと開運ポイント |
|
クローゼットに仕舞われているものの大半は洋服類でしょう。しかし、衣替えのシーズンに大雑把に入れ替えるくらいで、普段は掃除や整理整頓を余りしない場所でもあると思います。そして、クローゼットには捨てるかどうしようか迷っている物も多くあることでしょう。これらが一緒くたになって、纏まりのない状態になっているクローゼットというのは、世の中に本当に多くあると思われます。お風呂やトイレ、リビング、キッチンはきれいに掃除が行き届いていても、意外とクローゼットは放置という方も多いようですが、開運を目指すならクローゼットもきちんと片づけられる人になるのが大切です。
なお、意外と大事なことですが、クローゼットの掃除をする前に、まずはこれらを要るものと要らないものとに分けることから始めましょう。そして、要らないものは潔く捨てることが大切です。そのためにも、「捨てるかどうしようか迷っている物」はクローゼット内に専用のボックスを置いておき、「1年間取り出して使わなかったら捨てる」などといったルールを決めることです。 |
|
| ■ |
ベッドルームの掃除のコツと開運ポイント |
|
寝室の掃除は、他の場所とは少し違って、掃除というよりはむしろ習慣と言った方がよいかも知れません。また、人は寝ている間に気を吸い込んだり回復させたりしますので、寝室は落ち着いてゆったり出来るよう工夫しましょう。
そのためにも、朝起きたら、まずは窓を開けて寝室内の湿気を逃しましょう。掛け布団や毛布類は捲っておいて、寝ている間に溜まった布団の中の湿気も逃すようにします。これをするだけで布団そのものが清潔に保たれます。そして、外出する前にきれいにベッドメイキングをしておけば、とても気持ちがよい状態で眠りにつくことが出来ます。さらに、寝室のゴミの多くが埃や抜け毛といった軽い物であるため、掃除機をかけると、それらが却って舞い上がってしまうことになるので、粘着力のあるコロコロを使って手軽にすませるのがよいでしょう。 |
|
|
| 参考:大掃除に関する参考書 |
| ◆参考図書 |
 |
| ■ |
東いづみ・著+まめこ・マンガ |
|
『「掃除が苦手」と思っていたけれど。』 |
|
KADOKAWA、2014年11月刊、1,100円 |
|
主婦、まめこが掃除の天才・東いづみに教わった極意で長年の悩みを一気に解消!読むだけで掃除がしたくなる。最新刊。 |
|
|
 |
| ■ |
ミッシェル・ホームサービス・監修 |
|
『プロの凄腕お掃除コツとワザ ぐうたらさんでもすぐできる!』 |
|
講談社の実用BOOK、
講談社、2014年11月刊、1,200円 |
|
家事サービス会社のトップデモンストレーターというプロ中のプロに「ぐうたらライター」が教わった誰でもキレイにできる簡単お掃除術。最新刊。 |
|
|
|
|
|
|
[ ページトップ ] [アドバイス トップ]
|
|
| 【4】パソコンの大掃除 |
年末恒例の大掃除ですが、今年は家の掃除に加えて、1年間愛用したパソコンもきれいにしましょう。 パソコンの大掃除と聞くと直ぐに不要ファイルの削除などを考える方もあるかも知れませんが、表面的な掃除を心懸けるだけでも、パソコンの見た目がすっきりするだけでなく、性能も長持ちするようになります。
本節では、参考までにパソコンの徹底的な掃除の仕方を解説しました。
|
| パソコンは意外と汚れている! |
普段パソコンを使っている時は余り汚れを意識しないものですが、パソコンも電化製品であるため、気がつかないうちに埃が付着したりして案外汚れているものです。家の中の静かな環境でも埃は積もってゆくものですし、煙草を吸う人の場合はヤニなどが頑固に付いて黄ばんでしまうことも珍しくありません。また、オフィスのように人の出入りが激しい環境では、パソコンに付着する汚れは更に多くなります。
「何か最近ディスプレイが見にくくなったなあ」とか、「パソコンの音が煩くなったような気がする」といった場合は、実はパソコンに付いた汚れが原因ということもあるのです。見た目の問題だけでなく、汚れはパソコンの性能にまで影響しかねないのです。その証拠に、汚れが溜まるとキーボードやマウスの動きが何だかぎこちなくなってくることもあるものです。
|
| まずは掃除用のグッズを用意しよう |
パソコンのマニュアルには、「本体などが汚れた場合は乾いた布で乾拭きして下さい」などと記載されていますが、まずはこれが基本となりますので、日常的にはこれだけで充分です。しかし、普段は汚れについて余り気にしていない人が殆どでしょうから、「何となく薄汚れたなあ」と思う頃には結構汚れが付いているものです。こうなると、ちょっと乾拭きした程度では殆ど汚れは落ちないようになっていて、そこで少し気合を入れてお掃除しなければなりません。
パソコンをお掃除する場合には、家庭用品で活用できるものがたくさんあります。まず基本としては以下のようなものを用意しましょう。これらは全部なくても構いませんし、どこのご家庭にもあるようなものでOKです。
また、パソコンショップや家電量販店にはパソコンのお掃除専用グッズがたくさん置いてあり、それらの中には効果的なものが多いので、ここぞというポイントで使いたいものです。あると便利なグッズとしては以下のようなものがあります。
なお、100円ショップで売っているお掃除グッズもオススメです。家庭用のお掃除グッズはもちろん、パソコンやOA機器向けのものなど種類も豊富にあって、これらを使ってみるのもよいでしょう。
| ■ |
掃除に使える家庭用品 |
|
- 雑巾(※柔らかめのもの)
- キッチンペーパー
- 綿棒
- 台所用中性洗剤(※薄めて使う)
- プラスチック手袋(※肌荒れ防止)
- 軍手
- ドライバーセット
|
|
| ■ |
パソコン&周辺機器のお掃除専用グッズ |
|
- クリーニングペーパー
- OA機器用クリーニング液
- 専用クリーニングキット
- クリーニングクロス(※メガネ拭き)
|
|
|
| 掃除の前に注意しておきたいこと |
ちょっと本体のホコリを落とすために乾いた布で拭く程度のお掃除であれば、いつも使っているままの状態で構いません。ただし、本格的にお掃除をしようとするときには必ず確認しておきたいことがあります。まずパソコン本体とディスプレイは必ず電源を切ってコンセントから抜いておくことです。また、キーボードやマウスは本体から外しておいてください。電源が入ったまま作業すると、万が一にも感電したり壊してしまう可能性もあって危険だからです。また、化学雑巾やモップも使わないで下さい。これらにはツヤ出し剤が入っており、パソコン本体の表面を曇らせてしまうことがあるのです。もちろんディスプレイの表面にも決して使わないで下さい。台所用の中性洗剤を使う場合も、必ずごく薄く希釈して使いましょう。原液などの濃い状態で使うと、変色してしまったりコーティングを剥がしてしまったりする可能性があるからです。台所用品でも、塩素系の漂白剤などは絶対に使わないようにしましょう。それと同じく、シンナーやベンジンなどの揮発性の強いものやアルコール成分を含んだものも使用を避けて下さい。これらの注意を覚えておいて、安全に大掃除をしてゆきましょう。
|
| まずはディスプレイ本体の掃除から |
普段使っていて汚れやすいのところがディスプレイです。
まずはディスプレイに付着した埃を市販のOA用ハタキなどで落としておきましょう。普通のハタキと違ってOA用ハタキには帯電防止効果があるので、掃除した後に埃が再付着しにくくなります。CRTの場合は本体上部に、液晶の場合は本体背面の台部分によく埃が溜まります。また、CRTの背部放熱用のスリットにも埃が付きやすいので、ここも念入りに埃を払いましょう。そして埃を払ったら、全体的に乾拭きをします。ディスプレイ側面などの目立った汚れは、まずは水に濡らして固く絞った雑巾を使って拭き取ります。水拭きで落ちない汚れは、OA機器用クリーナーや薄めた中性洗剤などを使ってきれいにします。この時も直接スプレーで吹きかけたりせず、いったん布やペーパーに受けてから少しずつ使うのがコツです。なお、クリーナーによっては強力なものがあるので、必ず底面などの目立たない部分で試してみて、変色などがないかどうか確認しておきましょう。余り強力なクリーナーだと、汚れが落ちると同時に本体まで溶かしてしまうことがあるからです。このようにクリーナーを使わないと落ちない汚れが付く前に小まめにお掃除しておくことがパソコンをいつもきれい保つ最大のコツです。
|
| ディスプレイの画面は優しく丁寧に拭き取る |
パソコンを使っている時は画面が明るいので気づきにくいのですが、電源を切って画面が黒い状態になると埃や汚れが付着しているのがよく分かります。特にCRTは静電気が大量に発生するため、画面上に埃を引き寄せてしまうのです。埃だけでなく、うっかり指で触った皮脂の汚れや、ディスプレイの前でクシャミした時の汚れなど、色々な汚れが混じっています。これらの汚れは、ちょっと拭いたくらいでは逆に汚れを広げてしまうことにもなりかねません。また、ディスプレイには不要な反射を抑えるための表面コーティングなどがされていて、強くこするとコーティング部を剥がしてしまう恐れがあります。そこで、専用のクリーナーなどを使って優しく汚れを拭き取りましょう。
普段はこれだけでも充分ですが、仕上げにクリーニングクロス(メガネのレンズ拭きに使われる布)で拭くとよりきれいになります。特に画面の四隅に埃が集まりやすいので、それを重点的に取り除いておきましょう。四隅が拭きにくい時には、クリーニングクロスに綿棒を入れて使うとやりやすくなります。なお、画面のお手入れは、通常は埃を落とす程度で充分ですが、この時にティッシュペーパーやタオルなどを使うと、細かい糸屑などが残ってしまいます。クリーニングクロスを使えば新たな埃は出ないので、「掃除したのに余計に埃が目立つようになった」などということはありません。ただ、余り余計な力を入れてこすったりするとコーティング層が剥がれることがあるので優しく拭いてあげましょう。こうしてきれいにした画面は、コントラストがきちんと出てくっきり見やすくなります。「最近パソコンを使うと目が疲れて」というような時にも、ぜひ画面をお掃除してみましょう。
|
| パソコンの外側を掃除しよう |
テレビやビデオデッキなどの家電製品も同じですが、どうしてもパソコン本体には埃が付きやすいものです。静電気を帯びやすいため埃を引きつけてしまうのです。パソコンの場合は、本体上面と背面の部分に埃が溜まりやすくなります。
基本的なお掃除の手順は、まず乾拭きをしてみて汚れが落ちない場合にクリーナーなどを使ってみるとよいでしょう。この時、本体ケースの外側は固く絞った雑巾で水拭きしても構いませんが、背面は絶対に水拭きしないで下さい。本体背面には各種コネクタ類があり、水拭きすると錆びる原因になることがあるからです。また、本体前面のUSBコネクタやPCカードスロットも水拭きは避けるようにしましょう。隅に溜まった埃などは、綿棒を使って掻き出すようにすると取りやすいです。さらに本体背面については、OA機器用のハタキなどが使いやすくてよいでしょう。この時に注意する点は、埃をパソコン内部に送り込まないように軽く払う程度にしておくということです。また、背面では拡張カードスロットのカバーなどに埃がたまりやすいので、この辺りを念入りに掃除しておきましょう。なおノートパソコンの場合も、外側とキーボードのまわりなどは乾拭きするだけでOKです。
|
| パソコン内部はパーツに注意して掃除しよう |
外側はそれほど汚れていなくても、内部には埃が結構溜まっています。CPUや電源ユニットを冷却するために外気を取り入れるので、吸気口やCPU冷却ファンなどの辺りに埃が溜まりやすいのです。
パソコン内部を掃除する時は、本体カバーを取り外してケースを開けなければなりません(※ただし、マニュアルに本体カバーの取り外し方法が記載されていない機種についてはケースを開けないようにしましょう。ケースを無理に開けた場合サポート対象外になることもあります)。この時、電源ケーブルは必ず抜いて、内部のパーツにも素手で触れないようにして下さい。メモリなどは静電気に弱いので、予め机の金属部分などで人体の静電気を放出しておくことも大切です。なお、パソコン内部の清掃方法についてはそのパソコンのマニュアルを必ず参照するようにしましょう。
| ■ |
作業を行なう際の注意事項 |
|
- 感電の恐れがあるので、清掃前には必ずパソコン本体や周辺機器の電源を切り、電源ケーブルをコンセントから抜く
- 清掃時には、埃などを吸引しないように窓を開けたり換気扇を回して充分に通気する
- 故障の原因となるので、CPUファンの羽根及びその他のパソコン内部の部品には極力手を触れないように気をつける
- 洗剤を使用しての清掃は行なわない
- パソコンの電源を切ってから本体の温度が下がるまで暫く時間をおく
- 板金端面に強く指などが当たった場合、怪我をする恐れがあるので、清掃時には周囲の板金部品に注意をする
- 使用者の取り扱いによる破損については、保証期間内であっても有償扱いとなるので充分に注意して作業する
|
|
|
| コネクタやドライブ類の掃除も手軽に |
USBコネクタやドライブの開口部などにも埃が溜まってくるものです。コネクタの金属部分が汚れてくると、段々錆びてきて接触不良の原因になることもあります。そういう場合は専用のお掃除グッズを使うと簡単に解決できます。USB機器を繋いだ時にエラーが起きたり、認識されにくいなどの症状がある場合に試してみるとよいかも知れません。
|
| 特に汚れが付きやすい入力機器の手入れ |
キーボードやマウスなど普段手に触れて使う入力機器はとても汚れやすいものです。皮脂汚れを中心に埃なども集まりやすいので大掃除のしがいがあるところでもあります。
ワイヤレスのキーボードやマウスを掃除する時は、故障や感電を防ぐために予め乾電池を取り出して下さい。なお、複数台のキーボードやマウスを利用しているなどの理由でID設定を変更していた場合は初期値にリセットされてしまいます。掃除が完了した後もう一度ID設定の変更を行なうようにしましょう。
| ■ |
キーボードは埃を払ってキートップをきれいに拭く |
|
ずっと指で触っているキーボードは、皮脂汚れだけでなく、キーの隙間にホコリや髪の毛などが落ちたりしてかなり汚れているものです。まず裏返しにして、軽くトントン叩くだけでも結構汚れが落ちてきます。日常的なお手入れはこれに加えて、表面をOA機器用ハタキで掃除するくらいで十分です。また、エアダスターを使ってキーの隙間の埃を吹き出す方法もオススメです。しかし、長く使っていると、キーによって汚れの具合が変わってくることが分かります。よく打つキートップは余り汚れを感じませんが、触らない部分に汚れが溜まっていくのです。たとえばよく使う「Enter」キーや「スペース」キーにしても、指で触る部分とそうでない部分とで汚れ具合が全く違ってきます。これらの汚れを落とすにはウェットティッシュタイプのクリーナーペーパーを使うとよいでしょう。 |
|
| ■ |
マウスは外側だけでなくローラーもきれいに |
|
パソコンに付属するマウスも、最近はワイヤレスの光学マウスが中心になってきました。こういう製品であれば、ボールやローラーを使わないので内部が汚れることもなく、いつも快適に使えます。それに反して、マウスの外側はいつも握って使うものだけに必ず汚れてきます。通常は乾拭きないし固く絞った雑巾で拭く程度で充分ですが、しかしながら、長く使ったマウスを見ると、しつこい汚れが付いて中々落ちないものです。ここまで汚れてしまうと、ちょっと水拭きしたくらいでは汚れが落ちません。こういう場合は、OA機器クリーナーや中性洗剤を使ってかなり気合を入れないと落ちないこともあります。ボール式マウスの場合は、その構造からどうしても埃が内部に集まりやすく、暫く掃除をしないと動きが鈍くなってきます。Windowsでマウスカーソルの動きがおかしい時は、まずボールとローラーの汚れを疑ってみるとよいでしょう。
ボール式マウスの場合は、蓋は簡単に外せるように出来ています。ボール本体は柔らかい布で拭く程度にして、マウスパッドも拭いてきれいにしておきましょう。また、ボールを取り出した後、マウスのローラー部分を見てみると、3つのローラーに埃が巻き付いて、動きの邪魔になっていることがあります。こういう汚れは綿棒などで掻き出すようにして取りますが、固まっている時はカッターで切らないと取れないこともあります。こうなる前に、月に一度くらいは掃除しておきましょう。
キーボードもマウスも、いつも手に触れるものです。クリーナーで拭いた後は、仕上げに水拭きと乾拭きを使って丁寧にクリーナー剤をふき取っておきましょう。また、キーボードについては、埃をシャットアウトするキーボードカバーを使う方法もあります。キーボードカバーを使うことで埃や汚れを防ぐだけでなく、水やジュースなどをキーボードにこぼした時も安心です。なお、パソコンのモデルによってキーボードの形が違いますが、パソコンメーカー以外にもパソコン専門店で各パソコン専用タイプのキーボードカバーを販売していることもあるので、色々と調べてみるとよいでしょう。 |
|
|
| プリンタやデジタルカメラも小まめに掃除しよう |
プリンタやデジタルカメラなどの周辺機器にも汚れは溜まります。プリンタの場合は埃だけでなく、使っていくうちにどうしてもインク汚れなども付いてきます。これらもまとめて大掃除しましょう。
| ■ |
プリンタは専用のクリーニングキットで簡単に |
|
プリンタはその性質上インク汚れがどうしても内部に付着していきます。外側の埃や汚れはパソコン本体と同じように通常は乾拭きもしくは水拭きでOKですが、プリンタ内部の汚れは専用のクリーニングキットを使うと安全かつ快適に作業できます。プリンタによって構造が違いますが、一般的なインクジェットプリンタに適合するようなセットになっているので、メーカーに関係なく掃除に使えます。専用クリーナーは、ローラーのインク汚れを取るクリーニング液などが入ったタイプを選ぶとよいでしょう。何れにせよ、ローラーをきれいにしておかないと印刷時に紙に筋の汚れが入ったりするので定期的に掃除しておくとよいでしょう。 |
|
| ■ |
デジタルカメラはレンズ部分を慎重にお掃除 |
|
デジタルカメラは本体とレンズのお掃除がメインになります。本体側は乾拭き程度で充分です。一方、レンズの掃除は傷を付けないように細心の注意を払う必要があります。レンズは意外に柔らかいので、通常はホコリを吹き飛ばす程度にして、指紋などが付いてしまった時にだけ拭き取るようにします。なお、レンズを拭く場合はクリーニングクロスを使うとよいでしょう。この時は必ずきれいな面を使うようにして下さい。です。レンズの中心から外側に向かって、渦巻き状に軽く拭くのが基本です。汚れた布で拭くとゴミや埃でレンズ表面を傷つけることになってしまう恐れがあるからです。また、デジタルカメラの背面にある液晶モニタも指紋や皮脂で案外汚れています。液晶モニタも普通の液晶ディスプレイと同じように掃除すればOKです。基本的にはクリーニングクロスを使って拭くだけでよいでしょう。四隅など掃除しにくいところは、やはり綿棒を入れて使うと掃除しやすくなります。 |
|
|
| 最後に:焦らずゆっくりやるのが掃除の極意 |
最後に、汚れがひどい場合にも、急いで落とそうとせずにゆっくりやるのがコツです。完全には汚れが落ちない場合もありますが、使っていて気にならないくらいまでは充分に汚れを落とせるはずです。年末の大掃除だけでなく、これからは気が付いたらサッとお掃除しておけば、いつも気持ちよくパソコンを使えるうようになること請け合いです。
|