高騰野菜の対策は |
高騰する野菜、その日その日の献立に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。野菜は、健康や美容のためにもしっかり摂りたいもの。高騰する野菜対策をまとめてみました。
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天候に左右されずらい野菜を利用する
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根菜・土物類 |
玉ねぎやニンジン、じゃがいも、里芋など土の中で成長する野菜は、大きく値上がりはしていません。
カレーや肉じゃがなど多くの調理に利用できますので、野菜高騰の影響は少なくてすみますね。
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スプラウト野菜 |
スプラウト。豆苗がおすすめです。豆苗はエンドウ豆などいろいろ種類が発売されています若菜で、ビタミンやミネラルが豊富な上、一度収穫して、その後置いておくと、再び芽が出て再度収穫することも可能な、とてもコストパフォーマンスの良い野菜です。クセがなく食べやすいので、サラダや炒めものや鍋など、何にでもよく合いますよ。
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きのこ類 |
工場生産されているきのこ類は最も価格が安定している野菜です。栄養素やミネラルも多く含まれ、うまみ成分の多いので、鍋ものや煮物、味噌汁などにおいしく利用できる食材です。
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もやし |
工場で生産される昔から利用されている値段が安定した食材です。
栄養素が豊富で、炒めても煮てもおいしい食材です。
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乾物 |
きのこ、山菜、切り干し大根などの乾物も、昔からの保存食として利用されてます。干すことにより栄養素も味も増すので一度利用してみましょう。
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カット野菜
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カット野菜は年間契約で仕入れ・加工されているため、野菜が高騰している今も変わらず、安定した価格で購入できます。いつもは野菜を1つまるごと買うよりは割高ですが、高騰期の今は使い切れるので無駄がなく利用できるのでメリットがありますよ、「少しだけ葉物を足したい」ときにぴったりです。
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冷凍野菜
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冷凍野菜、例えば、ブロッコリーや、インゲン・枝豆など、冷凍野菜を買う方法もあります。
冷凍野菜は、長期保存のために作られた野菜でカットされ、冷凍されています。冷凍野菜はパッケージ商品なので、価格の変動はほとんどなく、価格の安いときに生産されるものです。高騰期の今こそ利用しましょう。
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直売所の利用
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ご近所の農家の庭先で販売されている野菜直売所の利用をお勧めします。生産者が直接畑から収穫してきた鮮度良い商品を低価格で販売しているものです。中には形の悪いものもありますが、味も栄養素も変わりありません。絶対量が少ないので、すぐ売り切れてしまうのが難点ですが。
また、道の駅や農協の直売所なども、同様に利用されると良いですね。
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ネット販売や契約栽培、定期購入食材などを利用
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ネット販売や契約栽培などを利用しましょう、提携した農場で計画的に栽培されていますので、市場価格に影響されずらいシステムになっています。普段多少高めの食材ですが、高騰期には、割安に購入できる食材流通システムです。ぜひ活用してみてください。
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今後の動向 安くなるのはいつ |
野菜が不足していますが。野菜は、よい天候と成長時期がどうしても必要です。ちょこっと作って間に合わせることは出来ません。
雪と寒波の影響でなかな作付けもできない状況です。種、苗を植えてから2か月程度 春らしくなってから少し4月ぐらいから価格が安定すると思われます。
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野菜は生き物 |
土づくり |
野菜は土づくりから、天候不順で作付けが出来ない、災害で荒れた農地など土づくりをしないと、よい野菜は生産できません。また、連作が出来ないなど土と農産物の関係は重要なものです。
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種をまいてから収穫までの時間 |
野菜は種をまいたり、苗を植え付けたりしてからの生産となります。収穫できなくなってから作業を開始しても成長するまでの時間はどうしてもかかってしまう為、すぐには価格は下がらないのが実情です。
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雪国の日本、さらに今年は雪が多い |
今年の寒波は並外れています。西日本含めて例年雪の積もらない場所までも記録的な積雪で農地が雪に埋もれています。生産したくても植え付けが出来ないエリアが多くあるのです。雪も価格が下がらない要因です。
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結論 |
長く続く野菜高騰の原因は2017年から続く長期的、広範囲にわたる天候不順によるものです。天候さえ安定すれば、植え付けが可能になり、4月ごろから新しく栽培されたものが市場に流通しだし価格は下がってくるものと思われます。もう少し知恵を絞って乗り切りましょう。
ただし、野菜高騰の理由のところでも述べましたが、日本の農業の抱える高齢化、後継者不足の深刻な問題は今後より顕在化してくると思われ、今後野菜の価格は上がってくることが予想されます。
その状況をしっかりととらえ食の文化をどのように守っていくかは一人一人が考えていかなければなりません。この長期的野菜高騰期は考える良い機会ととらえましょう。
たとえば、形の悪い食材でも味や栄養価も同等で同じ価値があることを受け入れていくそういった寛容さも必要かと・・・思いますがいかがでしょうか。
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